日本でハリウッドVFXを制作! 「経産省アイディアボックス」 結果:  
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2009年8月19日水曜日

すべての開発は感動から生まれる-池田敏雄

IT media で井上恭輔氏へのインタビューがあり、座右の銘は何かと聞かれて氏が答えていたのが、

富士通の池田敏雄氏の言葉「すべての開発は感動から生まれる」

これは、今自分が関わっている仕事(VFX)や勉強にも当てはまると思う。
そして、幼児教育についての本をいくつか読んでいるときにも同じようなことが書かれていた。
自ら勉強していろいろな事を知ろうという姿勢は、幼児から小中学生にいたるまでの大切な時期に、いろいろなことに感動できることから、始まる。
その時期はいろいろな情報を詰め込むのではなく、いろいろな経験をすべき時期であるということで、その本は現在の早期教育に警鐘を鳴らしていた。

今回、この言葉を見て、隠しブログを始めた理由をもう一度考えてみた。
隠しブログは、自分が過去に見聞きしたいろいろな物事。そしてその瞬間にもっていた感情や考えを思い出して書き出していくことが目的だった。
いつもそうなのだが、自分がなぜそうしようと思ったのかは、行動を起こしている時点では明確でないことが多い。
ただ、そうすべきで、それが正しい方法だと思ったから始めた。

今思えば、この隠しブログを始めたときは、将来の仕事に関しての方向性がどうしても定まらないので、それを打開することも一つの目的だったが、それはいいかえれば自分の未来を開発していくこと。

自分がなにに感動したのかを明確にしておくことで、方向性が見いだしやすくなると感じていたのだと思う。



もしかしたら「開発」という言葉を他の言葉に置き換える事ができるかもしれない。
そしてその応用範囲は思ったより広いように思う。
「感動」というのは「開発」に限らず、未来を創り出していくカギであり、きっかけになる物だと思う。


さて、池田敏雄とはどんな人間なのか、なぜ富士通という会社名がでてくるのかよくわからなかったので少しそちらも調べてみた。


池田敏雄物語
天馬空を行くがごとく生きた男(リンク)


池田氏はかなり型破りな人間で、富士通が日本で初めてのコンピュータを創ることに貢献していたことがわかった。
また「Indexレジスタ」も池田氏の発明だそうだ。
意外と日本は、初期のころからすばらしい人材がいたようだ。

池田氏は、自分の興味を持ったことはとことんやったそうだ。
性格と言うこともあるだろうが、おそらく小さいころから興味を持ったことに関しては、親も邪魔をしないように気を遣ってあげていたのだと思う。
そして、感動することの大切さ、興味を持ったことを続けて目的を達成するまで挫けないように導いてあげたのではないかと思う。
子供に対してそのような教育方法が採れる親は、そうそういない。
大体は子供が何をしていても、その集中している時間を遮ることが多いのではないかと思う。

ちょっと子育ての話になってきたので、この話はそろそろ終わりにします。w

この池田氏のエピソードは、プロジェクトX「命輝け ゼロからの出発 国産コンピューター」で詳しく紹介されているようです。

最後にプロジェクトXの名言集(Youtube)からもうひとつの池田氏の言葉

「挑戦者に無理という言葉はない 」

がんばりたいですね。

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