ここ10日ほど、FractureFXをずっと使っていたのだが、最近のプラグインは一昔前に比べて完成度が高くなった。
以前は、Mayaで破壊というと、Blastcodeぐらいしか無かったように思うが結構制限が多く手使いずらく、結局は破片だけ作ってあとはそれをパーティクルインスタンスに変換して使うという方法に落ち着いてしまった。
FractureFXは元となるジオメトリさえしっかり作ってあれば、多少、重いがシミュレーションをプロシージャルな方法でコントロールできる。
シミュレーション後にテクスチャを作るのも自由にできる。
今回使ってない機能もあるので、いずれはもっと極めてみたいと思わせるプラグインであった。
FractureFX: http://www.fracture-fx.com/
さて今日からはPhoenixFDでFluidシミュを始めることになった。
昨日までやった破壊のシミュレーションにダストを付け加える段階でこのプラグインを使う事にした。
実際に触ったのは今日一日だけなのだが、基本的なアトリビュートはおそらくどのFluidシステムもそんなに変わらないし、むしろMaya純正のFluidより少ないぐらい。
デフォルトの設定でなかなか良い感じのシェーダーがついており、素人ならキノコ雲つくってにんまりすることだろうw
今回は炎は殺し、煙の機能だけを使うのだが、大まかなな動きを作るのはさほど時間がかからない。
あまり巨大な物を作ってないのもあるのだが、スケール設定が容易で、コンテナを3倍ぐらいにしてもほとんど速度が変わらないので作業がしやすい。
慣れていないせいもあり、細かい微妙な動きを作り出すのにはすこし時間がかかったが、それをささえてくれたのがGPUプレビュー。
PhoenixFDに組み込まれているシェーダーはなかなか良い感じなのだが、ビューポートで見ると細かい三角の集まりとして表現されている。
GPUプレビューのチェックボックスをONにするとこれがたちまちきれいなFluidになる。
もちろん、さほど高い解像度ではないのだが、シェーダーが優秀なのか、あまり高い解像度でなくともそこそこのデティールがでてくれる。
GPUプレビューのすごいところは、MayaのLightの影をリアルタイムで反映してくれること。
ビューで見ながらLightの向きを変えると影がその移動に応じて動き、即座に雰囲気をつかむことが出来る。
ローレゾであればレンダリング画像もさほどかわらない。
ちなみにPhoenixFDのレンダリングにはV-rayが必要だが、PhoenixFDを使っているだけならV-rayの設定もほとんどいじることはなかった。
全体の印象としては、細部のコントロールに関しては、大手プロダクションのインハウスツールとまでは行かないが、その分、自動で処理してユーザーの手を煩わさないでそこそこのものを作れるようになっている。劇場映画ほどのクオリティーを必要としていない物を作るには向いていると思う。
自動で処理される分、どこかCGっぽさは残ってしまうのは仕方がないのかもしれない。
ただこれはまだ一日しか使ってないのでよくわからない。劇場映画のクオリティーに十分対応できるほどのポテンシャルを秘めているのかも知れない。
炎や煙だけでなく、水も泡までつくれるらしいので、この手軽さでできるなら、最近クオリティーがあがってきたTVのプロダクション需要には充分こたえてくれるのではないかと思った。
PhoenixFD: http://v-ray.jp/phoenix.shtml
2013年5月6日月曜日
2013年2月23日土曜日
VFXオスカー・デモンストレーション
明日、2013年2月23日(日曜日)、VFX業界初のデモンストレーションが行われます。(詳細はこちら)
このエントリは、より多くの日本人の方、そして業界関係者だけでもなく一般の方にその意味を少しでも理解していただくために、若干説明をしておきたいと思い書きました。
広く広めて頂ければ幸いです。
そのデモンストレーション「Piece of the Pi Protest」を呼びかける、Faebookのサイトで使われて居るのが下記のバナー(?)です。
ここに書かれていることを訳してみました。(誤訳があったらすみません)
ライフオブパイ(Fox)、スノーホワイト(ユニバーサル)を合わせた全世界総収益、約10億ドル。
リチャードパーカー(虎)に生命を与え、アカデミー賞にノミネートされたこれら二つの視覚効果の大部分を作ったリズム&ヒューズ社は、最近破産申請をしたところです。
これらのエフェクトを作るために夜も休日も働いた多くのアーティストは仕事を失い、Foxとユニバーサルの配給する新しい大作映画のために働いた数週間の給料(残業と休日出勤代を含む)は未払いのままです。
改善の時がおとずれました。
**25周年記念のR&Hのマーク
このバナーに使われて居る虎の写真は今年のアカデミー候補でもある「ライフオブパイ」にでてくるリチャードパーカーという虎です。
映画の1シーンで、獰猛な虎が弱り切って 主人公のパイがアタマを持って膝に載せてもされるがままとう状態で涙を誘うシーンでもあります。
そして弱体化し破産したR&Hのイメージがかぶります。
一般の方のためにもう少しわかりやすく説明します。
明日、2013年2月23日(日曜日、この日はハリウッドのコダックシアターで恒例のアカデミー賞受賞式が開かれます。コダックシアター周辺の道路は閉鎖され、入り口にはセレブが入場するための赤絨毯がひかれ報道陣に埋め尽くされます。
華々しいこの受賞式は多くの監督や俳優達に与えられる賞だけでなく、視覚効果(VisualEffects)に関連する賞も授与されます。
ここで、一般の方にわかりやすく説明すると、「視覚効果」とは英語で「Visual Effects(ビジュアルエフェクツ)」、省略形で「VFX(ブイ・エフ・エックス)」という言葉が使われるのが一般的です。
最近ではコンピュータを使って映像を作るのでCG (コンピュータ・グラフィックスの省略形)という言葉が、ほぼ同意で使われることもあります。
(以下文中では「VFX」 を使います。)
昔はVFXが使われるのも、実際には撮影不可能なものを作ることがメインでしたが、最近では様々な面で使われ、VFXなしには映画を作ることは出来ません。
大きなセットを作る代わりにVFXで建物や環境を作ってしまうこともあり、映像からはどこがVFXなのか、素人からするとなぜそんなところをVFXでやる必要があるのかわからないようなものまでコンピュータで作られています。
それほど映画制作にはなくてはならないものであり、そして最近の巨大ロボットや宇宙船、宇宙人やら怪物がでてくる驚くべき映像は映画の興行収益さえ左右する物です。
このVFXは映像では1秒ほどでも、その映像を創り上げるためには多くの人の手を必要とし、多くのコンピュータでの作業が必要です。
数秒の映像でも数人から数十人が数週間かかりっきりになるのです。
それを1.5~2.5時間の映像分つくるとなれば、ちょっと考えただけでも多くの人が必要とされることはわかると思います。
さて、今年の視覚効果関連の賞は、ライフオブパイ、スノーホワイトがノミネートされて話題になっています。
この二つの映画の、VFXはある一つの会社が作成しました。
それがリズム&ヒューズと呼ばれるVFX会社です(以下「R&H」 )
昨年、生誕25周年だった、この業界でも老舗の大プロダクションです。
そのR&Hが、今回のアカデミー賞の受賞式を待たずして、倒産してしまいました。
詳しい説明はここでは省略して簡単に説明すると、大金が流れる映画制作業界も、VFXでは、
その大半が人件費などで右から左へ流れていく状況で、会社を維持するのが難しくなってきているのです。(詳しくは以前のエントリをご覧下さい。「VFX事業はなぜ儲からないのか?」)
多くの収益があがった映画でも、それに対して多大な役割をしたはずなのに、そのおこぼれには預かれず売上のほんの一部で救われるほどの金額も得られず倒産してしまう。
それが現状です。
R&Hだけでなく2012年には、これも大手プロダクションのデジタルドメインが倒産しています。
こういった苦しい状況を改善すべく、何らかの活動をすべきではないかという意見は数年前からでており、多くの議論が交わされました。
ただ議論が交わされるものの、なにも目立った行動はありませんでした。
しかし今年は違うようです。
R&Hの倒産をうけ、おいつめられた多くのVFX関係者が団結して、今回のアカデミー賞会場近くでデモンストレーションを 行う予定です。
2013年2月23日(日曜日) 1-4:30pm Hollywood Blvd & Vine St.
その他にも3:39-4:30pmの間は 上空をメッセージの書かれた段幕を引っぱって飛行機が旋回する予定です。(詳細はこちら)
メッセージはこちら: BOXOFFICE + BANKRUPT = VISUAL EFFECTS VFXUNION.COM
(チケット総売上+ 倒産 = ビジュアルエフェクツ vfxunion.com)
ロサンゼルスでここまでVFXの仕事がなくなったのも、このように抗議活動をするのもVFX業界始まって以来のことだと思います。
ちなみに組合で守られている多くの映画業界の職種の中で唯一、組合がないのもVFX業界です。
今のロサンゼルスのVFX業界は、その組合ができる前に滅んでしまいそうなほどの状況です。
個人的には今回のデモは、今までこの問題は知らなかった人に知らしめるということ以上の効果があるとは思いませんが、それは必要な事だとも思います。
このエントリは、より多くの日本人の方、そして業界関係者だけでもなく一般の方にその意味を少しでも理解していただくために、若干説明をしておきたいと思い書きました。
広く広めて頂ければ幸いです。
そのデモンストレーション「Piece of the Pi Protest」を呼びかける、Faebookのサイトで使われて居るのが下記のバナー(?)です。
ここに書かれていることを訳してみました。(誤訳があったらすみません)
ライフオブパイ(Fox)、スノーホワイト(ユニバーサル)を合わせた全世界総収益、約10億ドル。
リチャードパーカー(虎)に生命を与え、アカデミー賞にノミネートされたこれら二つの視覚効果の大部分を作ったリズム&ヒューズ社は、最近破産申請をしたところです。
これらのエフェクトを作るために夜も休日も働いた多くのアーティストは仕事を失い、Foxとユニバーサルの配給する新しい大作映画のために働いた数週間の給料(残業と休日出勤代を含む)は未払いのままです。
改善の時がおとずれました。
**25周年記念のR&Hのマーク
このバナーに使われて居る虎の写真は今年のアカデミー候補でもある「ライフオブパイ」にでてくるリチャードパーカーという虎です。
映画の1シーンで、獰猛な虎が弱り切って 主人公のパイがアタマを持って膝に載せてもされるがままとう状態で涙を誘うシーンでもあります。
そして弱体化し破産したR&Hのイメージがかぶります。
一般の方のためにもう少しわかりやすく説明します。
明日、2013年2月23日(日曜日、この日はハリウッドのコダックシアターで恒例のアカデミー賞受賞式が開かれます。コダックシアター周辺の道路は閉鎖され、入り口にはセレブが入場するための赤絨毯がひかれ報道陣に埋め尽くされます。
華々しいこの受賞式は多くの監督や俳優達に与えられる賞だけでなく、視覚効果(VisualEffects)に関連する賞も授与されます。
ここで、一般の方にわかりやすく説明すると、「視覚効果」とは英語で「Visual Effects(ビジュアルエフェクツ)」、省略形で「VFX(ブイ・エフ・エックス)」という言葉が使われるのが一般的です。
最近ではコンピュータを使って映像を作るのでCG (コンピュータ・グラフィックスの省略形)という言葉が、ほぼ同意で使われることもあります。
(以下文中では「VFX」 を使います。)
昔はVFXが使われるのも、実際には撮影不可能なものを作ることがメインでしたが、最近では様々な面で使われ、VFXなしには映画を作ることは出来ません。
大きなセットを作る代わりにVFXで建物や環境を作ってしまうこともあり、映像からはどこがVFXなのか、素人からするとなぜそんなところをVFXでやる必要があるのかわからないようなものまでコンピュータで作られています。
それほど映画制作にはなくてはならないものであり、そして最近の巨大ロボットや宇宙船、宇宙人やら怪物がでてくる驚くべき映像は映画の興行収益さえ左右する物です。
このVFXは映像では1秒ほどでも、その映像を創り上げるためには多くの人の手を必要とし、多くのコンピュータでの作業が必要です。
数秒の映像でも数人から数十人が数週間かかりっきりになるのです。
それを1.5~2.5時間の映像分つくるとなれば、ちょっと考えただけでも多くの人が必要とされることはわかると思います。
さて、今年の視覚効果関連の賞は、ライフオブパイ、スノーホワイトがノミネートされて話題になっています。
この二つの映画の、VFXはある一つの会社が作成しました。
それがリズム&ヒューズと呼ばれるVFX会社です(以下「R&H」 )
昨年、生誕25周年だった、この業界でも老舗の大プロダクションです。
そのR&Hが、今回のアカデミー賞の受賞式を待たずして、倒産してしまいました。
詳しい説明はここでは省略して簡単に説明すると、大金が流れる映画制作業界も、VFXでは、
その大半が人件費などで右から左へ流れていく状況で、会社を維持するのが難しくなってきているのです。(詳しくは以前のエントリをご覧下さい。「VFX事業はなぜ儲からないのか?」)
多くの収益があがった映画でも、それに対して多大な役割をしたはずなのに、そのおこぼれには預かれず売上のほんの一部で救われるほどの金額も得られず倒産してしまう。
それが現状です。
R&Hだけでなく2012年には、これも大手プロダクションのデジタルドメインが倒産しています。
こういった苦しい状況を改善すべく、何らかの活動をすべきではないかという意見は数年前からでており、多くの議論が交わされました。
ただ議論が交わされるものの、なにも目立った行動はありませんでした。
しかし今年は違うようです。
R&Hの倒産をうけ、おいつめられた多くのVFX関係者が団結して、今回のアカデミー賞会場近くでデモンストレーションを 行う予定です。
2013年2月23日(日曜日) 1-4:30pm Hollywood Blvd & Vine St.
その他にも3:39-4:30pmの間は 上空をメッセージの書かれた段幕を引っぱって飛行機が旋回する予定です。(詳細はこちら)
メッセージはこちら: BOXOFFICE + BANKRUPT = VISUAL EFFECTS VFXUNION.COM
(チケット総売上+ 倒産 = ビジュアルエフェクツ vfxunion.com)
ロサンゼルスでここまでVFXの仕事がなくなったのも、このように抗議活動をするのもVFX業界始まって以来のことだと思います。
ちなみに組合で守られている多くの映画業界の職種の中で唯一、組合がないのもVFX業界です。
今のロサンゼルスのVFX業界は、その組合ができる前に滅んでしまいそうなほどの状況です。
個人的には今回のデモは、今までこの問題は知らなかった人に知らしめるということ以上の効果があるとは思いませんが、それは必要な事だとも思います。
2013年2月13日水曜日
VFX業界の衰退と原因
すでに公にされていますので、もう話しても大丈夫かと思いますが
ご存じの通り、先週の金曜日にR&Hでは全社ミーティングが開かれ社長からはじめて現状の説明がありました。
全社ミーティングは社長自らが現在会社で起きていること、これからの予定などを皆に説明するのですが、社長が時間があれば大体毎週金曜日に予定されています。
まぁ今まで出てなかったので、今回が初めてでしたがほぼ全社員がいたのではないかと思うほど沢山の人であふれかえっていました。
もともと派手なジェスチャーなどしない、おちついた社長なのですが、この日は口も重く、大体すでに皆が知っていたこ
とを社長自らがオフィシャルな形で語ったという感じです。
話し終えた社長はうつむき加減で次の言葉を探しているとき、その唇はわなわなと震えていました。
(それが年のせいかどうかはわかりませんが、自分には感情の高まりと思えました)
昨年25周年を迎え、長年のこの業界での功労がこのような形になり、多くの社員に危機感をいだかせる、社長としてこのような屈辱的なことはないでしょう。
その姿をみておもわず涙が出そうになりました。
実際泣いていた人も居ます。
その夜、家に帰ってある動画を見つけました。
現在のVFXがここから始まったと言っても過言ではない場所と人々を撮影した8mmの映像です。
https://vimeo.com/5494280
5757 from David Berry on Vimeo.
もちろんこれ以前にもSFXはありましたが、突出していたのはこの会社です。
ILM
小中学の頃はSFXブームでもあり、多くのSFXのメイキング映像がTVでも流されました。
スターウォーズのメイキングも良くTVで流れていました。
その多くは楽しそうで、活気があり、いつかそんな仕事がしてみたいと思わされる物です。
自分の人生もこれで大きく変わりました。
おそらく映画「スターウォーズ」をみただけでは人生は変わらなかったでしょう。
メイキング映像をみたことでそれが人の手によって作られることの楽しさを知ってしまったのですw
しかし、この動画は、初めて見る物でした。
今では、この業界では、もう神様的に有名になった人達がぞろぞろ出てきます。
皆若く、重労働を物ともせずに楽しみながら働いている。
そんな感じが画面からも伝わってきます。
見ているうちに泣けてきました。
すぐに職が無くなるかも知れないという自分の将来を思ってではありません。
LAがVFX業界でトップクラスの力を持っており、それが今、老衰したかのような瀕死の状態です。
昼間のジョン・ヒューズ氏の姿とかぶってしまい、その無気力になってしまったVFX業界を悲しく感じたのです。
その後、VESから以下の表明があったというのがTwitterで流れたのですが、
あとで気がついたらこれ2011年の5月の記事。
それから2年経過してたしかに、いろいろ業界で話しは盛り上がったけど、結局スタジオとの交渉に至ることはなく、スタジオ側からのコメント一つ引き出せていない状況です。
そして先月行われたVESアワードでEric Rothはこの業界の問題を解決する方法を知っている人がいれば教えて欲しい、みなと共有して欲しいとまでいいました。
・・・そこからわかることはかれが言ってた解決策はどこにいっちゃったんでしょうか?
そしてその解決策は、VFX業界内だけで議論したところでなんの解決にもならない。
VFX業界からスタジオ側へ話を持ちかけ、交渉して改善しない限りなにも解決しないというのが現状です。
この問題は税制優遇措置とは全く関係ありません。
税制優遇措置はどこがあれが、破産するのをすこし先延ばしに出来るだけのことです。
いいかえれば、VFXのプロダクションが生き残るにはもう国のお金に頼らざるを得ないのが現状です。
(もちろん非常に安い賃金で運営できるなら別ですが)
そして問題は明確にされており、解決するためにやるべきこともわかっているのです。
しかしだれもやろうとはしてません、議論が交わされるだけです。
ブログ上やミーティングでいくら議論をしても解決には結びつきません。
唯一VFXSoldierだけが、金を集め弁護士を雇い行動を起こしています。
とりあえず2011年の5月にEric Rothが送ったオープンレターの記事を翻訳しました。
いつものように適当翻訳ですので、誤訳がありましたらご指摘感謝します。
http://www.deadline.com/2011/05/visual-effects-society-exec-director-eric-roth-slams-movie-industry-for-terrible-treatment/
VES(全米視覚効果協会)のエグゼクティブ・ディレクターであるエリック・ロスが映画業界のひどい仕打ちを酷評

これはVESのエグゼクティブ・ディレクター「エリック・ロス」が2400人のメンバーに今日おくったオープンレターです。
この非常に重要なクリエイティブな技能に対する映画業界のひどい仕打ちを非難する物です。

名誉ある協会として、VESはVFXアーティストのすばらしい仕事を促進してきました。
しかし今のところ、我々の職業のビジネス的側面を導こうと達がある物は誰も居ません。
だれも、代表者の居ないアーティストとプロダクションのために意義のあるやりかたで声を上げる事が出来ないのです。
だれにとっても、ビジュアルエフェクツ業界の状態が不安定であることは驚きではないでしょう。
アーティストとビジュアルエフェクツの会社は少ない収入のためにより長い時間の仕事を強いられ、削られたスケジュールのもとで、よりすばらしいVFXを提供し、
我々の仕事から他の人達が沢山の利益を得ている間、多くの財政的負担を担ってきました。
その結果として、ビジュアルエフェクツとエンターテイメント業界内でのその役割について沢山の議論がかわされてきまいた。
アーティストの関心を表明するためのVFXユニオンの設立を望む声もあり、VFXプロダクションが今日の複雑な経済をよりよく切り抜けるために取引組織を創設しようとしている一方で、沢山の人はVFXアーティストはつけ込まれており、多くの他の人達は、VFXプロダクションは維持できないほどの激しい競争と利ざやにしばられていると感じている。
国際化の増大は、ビジュアルエフェクツの制作プロセスをより一層不可欠な物にしていきました。
多くの人はもし我々の業界における現在のビジネスモデルが長期にわたり持続可能な物だろうか?と思っています。
実のところ、増加する数々のブログはなぜアーティストはひどい残業時間を仕事が終わるまで健康保険も無しに何週も何ヶ月もつづけることを強要されるのか、そしてVFXプロダクションはそのパイプラインを保ち、営業し続ける(と希望している)のためだけに損失を強制されます。
我々の創造生がすばらしく驚くべき革新的な映像を作るほどに、VFXプロフェッショナルはその業界でのビジネス面では自分自身のお粗末なマーケティングをするのです。
手短に言うと、我々の努力、タレントを集めた力、強く統一された情熱、全体のものとしてこの業界統一した声などをだれも活かすことができないのです。
VESは集団としての交渉力は持ってないかも知れません。しかし23の国にまたがる2400のアーティストの声の力を持っています。- そしてVESの取締役はそれを今使う時だと決断しました。
我々は変貌する国際的な業界とその中の我々の居場所についての難問に立ち向かうためにVFXに関わる全ての人
にとって必要で関係することを訴えることの出来るただひとつの実行力のある組織です。
特にトップ50の映画のうち44本がいつもビジュアルエフェクツに支えられていることを考えたとき、我々が助けている多くの人は沢山の収入を得ています。しかし、それは平等に共有されるわけではなく、我々に支払われるよう配慮されるわけでもありません。(http://www.imdb.com/boxoffice/alltimegross).
VFXアーティストへ(コンピュータギークや、ナードではありません)、最終損益においてビジュアルエフェクトがはたす役割を正当に配慮した額を受け取っていません。
そしてそれは明白ないくつかの方法で現れています。
・クレジット - 我々はスタッフロールで不完全なリストでしか表示されず、しかもあるべき場所よりずっと後のほうなのです。
・ベネフィット - アメリカでは、健康保険または眼科保険、または年金制度が準備されていないことがよくあります。
アメリカ外では、国民健康保険が適用される国民でないなら、健康保険の対象とならないことがしばしばです。
または自身の年金をためるための時間もなく、余剰金を受け取ることも出来ません。
我々は労働組合(ユニオン)では組合化されていない唯一の部署です。
そしてそれゆえにセットにいる他のだれもが得ているような利益を受け取ることが出来ないのです。
・労働状況 - もしあなたがフリーランサー(通常、全ビジュアルエフェクツ労働者のほぼ半数がフリーランスであるといわれています)なら共同交渉によって守られていないので、あなたは締め切りに間に合わせるために週70-100時間の労働を数週間から数ヶ月強いられるでしょう。
その特権(アメリカでの)のために、あなたは1099をファイルするべき独立した契約者として分類されます - そのため雇用者がしはらうべき税金まで自分で支払うことになります。
(所得税のうち、社会保障保険に関しては通常、雇用者と被雇用者が半分づつですが、フリーランサーは個人事業者とみなされ、両方を自分で支払うという形にされることがあります)
世界中の中小VFX事業者の多くは生き残りに必死です(またはすでにやめているか。(RIP Café FX, Asylum, Illusion Artsなどなど))。
今までこの業界のほとんど全ての人は、数年前からあるこの話を知っているでしょう。
どこかのスタジオのエグゼクティブは「映画を1つ作っている中で一つぐらいのVFX会社を倒産に追い込めなかったら、かれは自分の仕事をやっていない」と言ったそうです。
個人の考えはどうでもよいのです、VFXアーティストの利権はもはやムシされえるものではありません。
これからの数週間/数ヶ月。
VESは取引とVFXのブログ、バーチャルタウンホール・ミーティングVFXアーティストの権利章典、VFXのCEOフォーラムなどで取り上げることによって、アーティストやプロダクションとスタジオが直面している問題にスポットライトをあてます。
解決策はあるはずです、我々はそれを見つけます。
我々はスタジオがきちんとした利益をもたらしてくれることを望みます。
我々はこれまでに一度も変わらなかった財務環境でプロダクションが生き残り成長することを望みます。
そして、アーティストが毎日行っているその仕事と同等の額をその高いクオリティーの仕事と共に維持できることを望みます。
上記に述べた全ての問題がさらけだせるように、VESはこの業界のすべての関係者と組織化のための会合を率いていきます。
我々はVFSです。一つ上の段階へ進むときがきました。
VES2.0はここにあり、そして導いくときです。
Eric Roth
VES Executive Director
ご存じの通り、先週の金曜日にR&Hでは全社ミーティングが開かれ社長からはじめて現状の説明がありました。
全社ミーティングは社長自らが現在会社で起きていること、これからの予定などを皆に説明するのですが、社長が時間があれば大体毎週金曜日に予定されています。
まぁ今まで出てなかったので、今回が初めてでしたがほぼ全社員がいたのではないかと思うほど沢山の人であふれかえっていました。
もともと派手なジェスチャーなどしない、おちついた社長なのですが、この日は口も重く、大体すでに皆が知っていたこ
とを社長自らがオフィシャルな形で語ったという感じです。
話し終えた社長はうつむき加減で次の言葉を探しているとき、その唇はわなわなと震えていました。
(それが年のせいかどうかはわかりませんが、自分には感情の高まりと思えました)
昨年25周年を迎え、長年のこの業界での功労がこのような形になり、多くの社員に危機感をいだかせる、社長としてこのような屈辱的なことはないでしょう。
その姿をみておもわず涙が出そうになりました。
実際泣いていた人も居ます。
その夜、家に帰ってある動画を見つけました。
現在のVFXがここから始まったと言っても過言ではない場所と人々を撮影した8mmの映像です。
https://vimeo.com/5494280
5757 from David Berry on Vimeo.
もちろんこれ以前にもSFXはありましたが、突出していたのはこの会社です。
ILM
小中学の頃はSFXブームでもあり、多くのSFXのメイキング映像がTVでも流されました。
スターウォーズのメイキングも良くTVで流れていました。
その多くは楽しそうで、活気があり、いつかそんな仕事がしてみたいと思わされる物です。
自分の人生もこれで大きく変わりました。
おそらく映画「スターウォーズ」をみただけでは人生は変わらなかったでしょう。
メイキング映像をみたことでそれが人の手によって作られることの楽しさを知ってしまったのですw
しかし、この動画は、初めて見る物でした。
今では、この業界では、もう神様的に有名になった人達がぞろぞろ出てきます。
皆若く、重労働を物ともせずに楽しみながら働いている。
そんな感じが画面からも伝わってきます。
見ているうちに泣けてきました。
すぐに職が無くなるかも知れないという自分の将来を思ってではありません。
LAがVFX業界でトップクラスの力を持っており、それが今、老衰したかのような瀕死の状態です。
昼間のジョン・ヒューズ氏の姿とかぶってしまい、その無気力になってしまったVFX業界を悲しく感じたのです。
その後、VESから以下の表明があったというのがTwitterで流れたのですが、
あとで気がついたらこれ2011年の5月の記事。
それから2年経過してたしかに、いろいろ業界で話しは盛り上がったけど、結局スタジオとの交渉に至ることはなく、スタジオ側からのコメント一つ引き出せていない状況です。
そして先月行われたVESアワードでEric Rothはこの業界の問題を解決する方法を知っている人がいれば教えて欲しい、みなと共有して欲しいとまでいいました。
・・・そこからわかることはかれが言ってた解決策はどこにいっちゃったんでしょうか?
そしてその解決策は、VFX業界内だけで議論したところでなんの解決にもならない。
VFX業界からスタジオ側へ話を持ちかけ、交渉して改善しない限りなにも解決しないというのが現状です。
この問題は税制優遇措置とは全く関係ありません。
税制優遇措置はどこがあれが、破産するのをすこし先延ばしに出来るだけのことです。
いいかえれば、VFXのプロダクションが生き残るにはもう国のお金に頼らざるを得ないのが現状です。
(もちろん非常に安い賃金で運営できるなら別ですが)
そして問題は明確にされており、解決するためにやるべきこともわかっているのです。
しかしだれもやろうとはしてません、議論が交わされるだけです。
ブログ上やミーティングでいくら議論をしても解決には結びつきません。
唯一VFXSoldierだけが、金を集め弁護士を雇い行動を起こしています。
とりあえず2011年の5月にEric Rothが送ったオープンレターの記事を翻訳しました。
いつものように適当翻訳ですので、誤訳がありましたらご指摘感謝します。
http://www.deadline.com/2011/05/visual-effects-society-exec-director-eric-roth-slams-movie-industry-for-terrible-treatment/
VES(全米視覚効果協会)のエグゼクティブ・ディレクターであるエリック・ロスが映画業界のひどい仕打ちを酷評

これはVESのエグゼクティブ・ディレクター「エリック・ロス」が2400人のメンバーに今日おくったオープンレターです。
この非常に重要なクリエイティブな技能に対する映画業界のひどい仕打ちを非難する物です。

名誉ある協会として、VESはVFXアーティストのすばらしい仕事を促進してきました。
しかし今のところ、我々の職業のビジネス的側面を導こうと達がある物は誰も居ません。
だれも、代表者の居ないアーティストとプロダクションのために意義のあるやりかたで声を上げる事が出来ないのです。
だれにとっても、ビジュアルエフェクツ業界の状態が不安定であることは驚きではないでしょう。
アーティストとビジュアルエフェクツの会社は少ない収入のためにより長い時間の仕事を強いられ、削られたスケジュールのもとで、よりすばらしいVFXを提供し、
我々の仕事から他の人達が沢山の利益を得ている間、多くの財政的負担を担ってきました。
その結果として、ビジュアルエフェクツとエンターテイメント業界内でのその役割について沢山の議論がかわされてきまいた。
アーティストの関心を表明するためのVFXユニオンの設立を望む声もあり、VFXプロダクションが今日の複雑な経済をよりよく切り抜けるために取引組織を創設しようとしている一方で、沢山の人はVFXアーティストはつけ込まれており、多くの他の人達は、VFXプロダクションは維持できないほどの激しい競争と利ざやにしばられていると感じている。
国際化の増大は、ビジュアルエフェクツの制作プロセスをより一層不可欠な物にしていきました。
多くの人はもし我々の業界における現在のビジネスモデルが長期にわたり持続可能な物だろうか?と思っています。
実のところ、増加する数々のブログはなぜアーティストはひどい残業時間を仕事が終わるまで健康保険も無しに何週も何ヶ月もつづけることを強要されるのか、そしてVFXプロダクションはそのパイプラインを保ち、営業し続ける(と希望している)のためだけに損失を強制されます。
我々の創造生がすばらしく驚くべき革新的な映像を作るほどに、VFXプロフェッショナルはその業界でのビジネス面では自分自身のお粗末なマーケティングをするのです。
手短に言うと、我々の努力、タレントを集めた力、強く統一された情熱、全体のものとしてこの業界統一した声などをだれも活かすことができないのです。
VESは集団としての交渉力は持ってないかも知れません。しかし23の国にまたがる2400のアーティストの声の力を持っています。- そしてVESの取締役はそれを今使う時だと決断しました。
我々は変貌する国際的な業界とその中の我々の居場所についての難問に立ち向かうためにVFXに関わる全ての人
にとって必要で関係することを訴えることの出来るただひとつの実行力のある組織です。
特にトップ50の映画のうち44本がいつもビジュアルエフェクツに支えられていることを考えたとき、我々が助けている多くの人は沢山の収入を得ています。しかし、それは平等に共有されるわけではなく、我々に支払われるよう配慮されるわけでもありません。(http://www.imdb.com/boxoffice/alltimegross).
VFXアーティストへ(コンピュータギークや、ナードではありません)、最終損益においてビジュアルエフェクトがはたす役割を正当に配慮した額を受け取っていません。
そしてそれは明白ないくつかの方法で現れています。
・クレジット - 我々はスタッフロールで不完全なリストでしか表示されず、しかもあるべき場所よりずっと後のほうなのです。
・ベネフィット - アメリカでは、健康保険または眼科保険、または年金制度が準備されていないことがよくあります。
アメリカ外では、国民健康保険が適用される国民でないなら、健康保険の対象とならないことがしばしばです。
または自身の年金をためるための時間もなく、余剰金を受け取ることも出来ません。
我々は労働組合(ユニオン)では組合化されていない唯一の部署です。
そしてそれゆえにセットにいる他のだれもが得ているような利益を受け取ることが出来ないのです。
・労働状況 - もしあなたがフリーランサー(通常、全ビジュアルエフェクツ労働者のほぼ半数がフリーランスであるといわれています)なら共同交渉によって守られていないので、あなたは締め切りに間に合わせるために週70-100時間の労働を数週間から数ヶ月強いられるでしょう。
その特権(アメリカでの)のために、あなたは1099をファイルするべき独立した契約者として分類されます - そのため雇用者がしはらうべき税金まで自分で支払うことになります。
(所得税のうち、社会保障保険に関しては通常、雇用者と被雇用者が半分づつですが、フリーランサーは個人事業者とみなされ、両方を自分で支払うという形にされることがあります)
世界中の中小VFX事業者の多くは生き残りに必死です(またはすでにやめているか。(RIP Café FX, Asylum, Illusion Artsなどなど))。
今までこの業界のほとんど全ての人は、数年前からあるこの話を知っているでしょう。
どこかのスタジオのエグゼクティブは「映画を1つ作っている中で一つぐらいのVFX会社を倒産に追い込めなかったら、かれは自分の仕事をやっていない」と言ったそうです。
個人の考えはどうでもよいのです、VFXアーティストの利権はもはやムシされえるものではありません。
これからの数週間/数ヶ月。
VESは取引とVFXのブログ、バーチャルタウンホール・ミーティングVFXアーティストの権利章典、VFXのCEOフォーラムなどで取り上げることによって、アーティストやプロダクションとスタジオが直面している問題にスポットライトをあてます。
解決策はあるはずです、我々はそれを見つけます。
我々はスタジオがきちんとした利益をもたらしてくれることを望みます。
我々はこれまでに一度も変わらなかった財務環境でプロダクションが生き残り成長することを望みます。
そして、アーティストが毎日行っているその仕事と同等の額をその高いクオリティーの仕事と共に維持できることを望みます。
上記に述べた全ての問題がさらけだせるように、VESはこの業界のすべての関係者と組織化のための会合を率いていきます。
我々はVFSです。一つ上の段階へ進むときがきました。
VES2.0はここにあり、そして導いくときです。
Eric Roth
VES Executive Director
2013年2月11日月曜日
VFX事業はなぜ儲からないのか?
ついにR&Hが連邦倒産法第11章の適用をうけ倒産の手続きに入るようです。
正式発表は月曜日(現在、日曜日の深夜)になるようですが、
バラエティーのサイトをはじめ、主要なサイトではそのニュースで持ちきりです。
http://vfxsoldier.wordpress.com/2013/02/10/rhythm-hues-chapter-11/
http://www.variety.com/article/VR1118066034/
http://www.fxguide.com/quicktakes/rh-chapter-11-update/?utm_medium=twitter&utm_source=twitterfeed
自分もどうやらレイオフのようです。
業界内にも戦慄が走っています。
というのはR&Hは純粋に映画/CMなどの独立した、VFX請負業者だからです。
SonyやDesineyは上にスタジオがあり、ILMは大きなグループの一部門です。
しかしR&Hは純粋にスタジオから仕事を請けるだけで、まったく上層/他部門など頼るところをもっていません。
また無理なプロジェクトを立ち上げたわけでもありません。
業界でも大手とも言えるR&Hの破産は(少なくともLAでは)このVFX請負業が成り立たなくなっている。
ということを示しているからです。
詳細はさけますが先日のスコットロスへの質疑応答の記事がこの業界の実情を説明していると思います。
以前から少しづつ訳していたので、まだ未完ですが公開したいと思います。
いつも通り、翻訳に難ありですが、原文と合わせて読んでみて下さい。
ここ、翻訳間違いじゃないのか?というご指摘は大歓迎です。
Twitterでもこのブログのコメントでもどちらでも使ってどんどんご指摘下さい。
原文へのリンク: http://provideocoalition.com/mchristiansen/story/why-is-the-vfx-business-failing-questions-for-scott-ross
以下の文章で、ファシリティーは大きめのVFX会社を指し、ブティックは小さなVFX会社をさしていますが、まとめてVFX会社としています。
スタジオとは「 20世紀Fox、ワーナーブラザーズ、コロンビアピクチャーズ(Sony)、Disney」などの映画自体を制作する会社を指します。
(VFX)プロダクションとは「ILM、Imageworks、R&H」などのような、CGをつかいVFXを作る会社を指します。
スタジオはVFXプロダクションのクライアントであり、仕事は多くのVFXプロダクションが入札する形で決められます。
-------------------------
VFX事業はなぜ儲からないのか? スコット・ロスへの質疑
DigitalDomainの創設者であり元ILMの取締役は「とても単純さ実質収益だよ」とすべてを話してくれた。
Q: 今週初めに述べた質問(別の記事で「なぜ最も成功している時期にVFXのビジネスは利益があがらないのか?」を書いていた。)から始めたいと思います。 2013年のVFX業界には何が起きているんでしょうか? 欧米の経済全体で多くの業界に起きていることと何が違うんでしょうか?
ひとつの大きな違いはビジュアルエフェクツの会社はハリウッド映画がもつ6つのクライアントのためにショットを作っているということです。これは非常に大きな違いです。 実際の自由市場経済は売り手が新しい買い手を見つけようとするときには全く異なる様相を見せます。
Q:もしRhythm & Huesのように資金繰りの問題を抱えたとき、VFX会社のどこかに過失もしくはビジネスの経営手腕が悪いと言ったことがあるのでしょうか? それとも単に彼らが生きてくために充分な資金がスタジオからは流れてこないのでしょうか?
ビジュアルエフェクツ会社は自転車操業で、仕事がない期間は多大な影響を与えます。
私は元々1980年からビジュアルエフェクツとポストプロダクションの仕事をしてきました。
そして支払いのサイクルとコントラクトは、私が始めた頃からより一層、面倒なことになるばかりでした。
ビジュアルエフェクツのビジネスモデルはフィルムビジネスの他のビジネスとは著しく異なります。
- つまりアベンジャーのクレジットがあがってきたときおそらくカメラ部門は6人ですが、ビジュアルエフェクツにさしかかったとき1000人もの名前があるでしょう。
さて、だれがこのビジネスでは象徴となっているのでしょうか?
ビジュアルエフェクツの会社は-クリエイティブとテクニカルという- 二面性を持っていますが、ビジネスを支える物ではありません。 だれがビジュアルエフェクツのクリエイティブ面での象徴かって?
そうですね「デニス・ミューレン」はそうでしょうね。
誰がテクニカル面での象徴かというと、ジョナサン・アーランドのような人でしょうね。
じゃぁだれがビジネスの象徴なんでしょうね? その人は名士ですか?
Q:報酬低下の圧力はどこからきたのでしょう? オフショアですか?
その圧力は四方八方からきます。まるでいくつもアタマを持つヒドラのようです。
ビジュアルエフェクツは固定された競売値で、しばしばまだはっきりした計画や青写真がないまま運営されます。
すべての会社、全てのレベルで、かれらの仕事は安く入札します。
そして相対するクライアント側は ---そうですね、ゴジラみたいなもんです。
VFXサービスのビジネスは完全に底辺を泳いでいます。
高度に専門化された知的財産(Intellectual Property)とノウハウが必要とされる大量の仕事があります。
ハリウッド・レベルの役割を果たすためには大きな障壁があります。
ハーバードの経済学者が語る大金持ちになれるという仕事があります。
近年でも大きなVFX会社を運営するのは、大きな航空会社を保ち続けるような物です。
- 根本の理論は、飛行機が飛んでいるとき、半分の収益を得ていたとしてもそのビジネスではお金を失っているという物で、それは飛行機が地面にとまり、もっとお金を失うよりはましなのです。
Q:より小さな会社 -ブティック- は世界でも最大のVFX会社達「ビッグ8」に重大なプレッシャーを与えていますか?
それらは有能なトップレベルの人達が主に行くところでしょうか?
これまでにビジュアルエフェクツのオスカーが授与された人達をみると、小さな会社はほとんどありませんし、
もしいたとしても、いずれにせよ大きな会社と共に仕事をしていることが良くあります。
私がこのビジネスを始めた80年代半ばは、一つの町に2つか3つの仕事があっただけですが、実際にあったのはILM1社だけでした。
もしビジュアルエフェクトでチケットを売り、アカデミー賞を獲得したいなら、それがその場所でした。
その領域は拡大しましたが限られた数の会社が大きくなっただけです。
それを有能な人達から見ると、たとえば私がベテランのシニア・コンポジッターだとしましょう。
- より守られ、サポートされる、それら大会社の一つにいるのは、より小さい会社で運営していく雑事にさらされるよりはかなりましなことです。
もちろん、ロブ・リガ-トは独立してVFXオスカーを獲得できたでしょうが、メジャーな会社からのよそ者として運営するわけではありません。
Q:最大手の会社達(ILM、Weta、Sony Imageworks、R&H、Digital Domain、MPC、Framestore、ダブルネガティブ)はハリウッドに仕え、
最大手のスタジオ達(わずか6社)の脅しをうけ、「あっそう、じゃこの映画は中国とインドにやるね」と数年前に言われたとしたらどうなるでしょうか? いまなにがおきることになるでしょうか?
かれらはやり方を変える銃弾を放ち、窓を閉じたのです。そしてかなりの時間が経過しました。
「新しいスターは我々が創り上げた男性や女性のイメージです」
訳注:この部分の訳は以下のようになるのではないかとご指摘いただきました。
@miyukimaruyamaさんありがとうございます!
「新しいスターは我々の業界にいる人々(男性や女性)が作り上げる映像(イメージ)なのです。」
原文:The new stars are images that men and women in our business create.
本当になり得る事を前提に
総収入トップ20のうち20本、トップ50のうち48本の映画はVFXが映画が経済的に成功する鍵となることを証明しています。
それらの各フィルムは、おそらく30%のショットは撮影するのがかなり難しいでしょう。
それらのショットはライン・タレント(スターやディレクター、脚本家でさえ)よりも顧客を引き寄せる物なのです。
新しいスターは我々のビジネスが作り出した男性や女性のイメージなのです。
「新しいスターは我々の業界にいる人々(男性や女性)が作り上げる映像(イメージ)なのです。」
原文:The new stars are images that men and women in our business create.
そしてスタジオはそれらに相応の対価を払わないようことにしました。
もし私が妄想的統合失調症の帽子をかぶったとします、
映画スタジオはそんな感じです。しってますか?
マイケル・オーヴィッツ(元ハリウッド代理人、現実業家。ハリウッドの最強代理業者Creative Artists Agency(クリエイティヴ・アーティスツ・エージェンシー)の創設者)によって、ドアの中に閉じ込められたのです。
彼らは核心のコントロールを失い、大金を脚本家やディレクター、タレントに支払い、「もう二度とこんな事はしないぞ」と決めたのです。
どうしても私には理解出来ないのは、なぜ8つの大手プロダクションのリーダーが国際取引組織を形成し、今すぐミーティングを開き互いに「我々はこの問題をどうやって解決すべきなのか?」という話し合いをしないのか?ということです。
Q:プロダクションがその現実に目覚めるには何が必要なのでしょうか?
そうですねビッグ8の会社のうちの5社が、現在の標準的な運営手順ではやっていけません。
SonyとILMは考慮に入れられません。彼らはスタジオによって所有されています。
我々はR&Hが置かれている状況を知っています。
Wetaは信用できません。彼らは二つの主なクライアントから資金を得ています。
;実際の所、私がILMに足を突っ込んだときにの多くの事を思い起こさせます。
フィルムメーカーのオーナーが仕事を終えたとき(<= 訳不明)
次に起こるのはピータージャクソンが一歩下がり、ジェームスキャメロンが彼らの一番のクライアントになるでしょう。
DDは少し異なります。現在、中国とインドに所有されています。
長い期間にわたり取引組織はかれらに有益で、世界的な競争をフラットにするでしょう、
しかし彼らは、そこまでには達していません。
ロンドンの大きめの会社は今のところは、太って幸せに見えます。
それは変わるでしょうが、彼らにはおそらく取引組織が国境を越えて有益になることは見えてないでしょう。
Q:どんな人がすばらしいVFXアーティストを作る事が出来るのでしょうか? どんな方法で?
もしあるならどんなパーソナリティーのタイプは最も繁盛しているVFXの顧客とうまくいかないのでしょうか?
もしあなたが、VFXアーティストは生き残る能力を持っているかと聞いているのなら答えはYESです。
ビジネスの現実に適用できるのかということでしょうか?
20年以上前に、私はAVEC(Association of Visual Effects Creators, 「With」という意味のフランス語)と呼ぶビジュアルエフェクツの取引組織を始めようとしました、
不幸なことに被害妄想の人達のおかげで、組織は決して運営されることはありませんでした。
2度のミーティングがもたれましたが、そのころの大手VFX会社(ILM、BOSS、APOGEE、DreamQuest)は互いをまったく信用せず、AVECはすぐにSANS(「Without」という意味のフランス語)に変わりました。
ほとんどのビジュアルエフェクツアーティストとテクニシャンは葛藤回避型であり、
そのビジネス文化は「1日24時間働くよ。別に給料はいらないよ、だって俺はスターウォーズの仕事してんだぜ?!というものです。
Q:各地のポストプロダクションに対する助成金は会社の運営を助けていますか?それとも傷つけていますか?
認識すべき重要なことは助成金は、直接それらの会社にとってはまったく利益とはなりません。
スタジオが助成金をうけとっている間、彼らは6~7桁の予算をリモート運営を確率するために費やしています。
基本的に、その場所で機能するかどうかは、契約条件によります。
一方では、二年前。バンクーバーは盛況でした。しかしいまはSave BC(ブリティッシュコロンビアは予算の都合でポスプロへの助成金の中止を考えています。SaveBCはそれを継続させようという活動)の人々であふれています。
ニュージーランドでは、税納者はそれぞれ$10をロードオブザリングの助成金のために支払うことを決めました。
その国の、全国民のための映画のチケットと同額です。
なぜどの政府も、その映画が成功した際の収益を得る権利なしに、スタジオが彼ら自身のプロジェクトを完成させるためのお金を払うのでしょう。
Q:労働者の状況を改善するには何が必要なのでしょうか?
「もし私が魔法の杖を持っていたら」
もし私が魔法の杖を持っていたら、こういったことをやりたいです。
1.全ての税助成金、税制優遇措置を取り除きます。もしできないなら、スタジオではなくVFXプロダクションにそれを提供します。
2.取引組織を作り、特定のスタジオの特定の個人からでたものではない、AICPのモデルに沿った一つの声にまとめます。このグループは値段を変える事は出来ませんが、「支払いのスケジュール」「48時間のApproval Window-クライアントはこの時間内に承認するかどうかを決めなくてはいけません。それ以後の変更は規定を超えた物になります。」「Kill fees -VFXスタジオは現在、仕事の一部がキャンセルもしくは変更された場合、その数ヶ月分の仕事時間に報酬をもらっていません」のような標準的な基準を設けます。
3.プロダクションが補償するというモデルを、コストに加えて総収入からの固定額または成功報酬に変える。
VFXプロダクションは現在、劇場映画に非常に簿利益で偉大な貢献をしています。
--------------
最後の部分については@IchigoIchieFilmさんの訳がわかりやすいです。
https://twitter.com/IchigoIchieFilm/status/299741631664488448
これ以降の内容については時間の関係もあり割愛させていただきます。
正式発表は月曜日(現在、日曜日の深夜)になるようですが、
バラエティーのサイトをはじめ、主要なサイトではそのニュースで持ちきりです。
http://vfxsoldier.wordpress.com/2013/02/10/rhythm-hues-chapter-11/
http://www.variety.com/article/VR1118066034/
http://www.fxguide.com/quicktakes/rh-chapter-11-update/?utm_medium=twitter&utm_source=twitterfeed
自分もどうやらレイオフのようです。
業界内にも戦慄が走っています。
というのはR&Hは純粋に映画/CMなどの独立した、VFX請負業者だからです。
SonyやDesineyは上にスタジオがあり、ILMは大きなグループの一部門です。
しかしR&Hは純粋にスタジオから仕事を請けるだけで、まったく上層/他部門など頼るところをもっていません。
また無理なプロジェクトを立ち上げたわけでもありません。
業界でも大手とも言えるR&Hの破産は(少なくともLAでは)このVFX請負業が成り立たなくなっている。
ということを示しているからです。
詳細はさけますが先日のスコットロスへの質疑応答の記事がこの業界の実情を説明していると思います。
以前から少しづつ訳していたので、まだ未完ですが公開したいと思います。
いつも通り、翻訳に難ありですが、原文と合わせて読んでみて下さい。
ここ、翻訳間違いじゃないのか?というご指摘は大歓迎です。
Twitterでもこのブログのコメントでもどちらでも使ってどんどんご指摘下さい。
原文へのリンク: http://provideocoalition.com/mchristiansen/story/why-is-the-vfx-business-failing-questions-for-scott-ross
以下の文章で、ファシリティーは大きめのVFX会社を指し、ブティックは小さなVFX会社をさしていますが、まとめてVFX会社としています。
スタジオとは「 20世紀Fox、ワーナーブラザーズ、コロンビアピクチャーズ(Sony)、Disney」などの映画自体を制作する会社を指します。
(VFX)プロダクションとは「ILM、Imageworks、R&H」などのような、CGをつかいVFXを作る会社を指します。
スタジオはVFXプロダクションのクライアントであり、仕事は多くのVFXプロダクションが入札する形で決められます。
-------------------------
VFX事業はなぜ儲からないのか? スコット・ロスへの質疑
DigitalDomainの創設者であり元ILMの取締役は「とても単純さ実質収益だよ」とすべてを話してくれた。
Q: 今週初めに述べた質問(別の記事で「なぜ最も成功している時期にVFXのビジネスは利益があがらないのか?」を書いていた。)から始めたいと思います。 2013年のVFX業界には何が起きているんでしょうか? 欧米の経済全体で多くの業界に起きていることと何が違うんでしょうか?
ひとつの大きな違いはビジュアルエフェクツの会社はハリウッド映画がもつ6つのクライアントのためにショットを作っているということです。これは非常に大きな違いです。 実際の自由市場経済は売り手が新しい買い手を見つけようとするときには全く異なる様相を見せます。
Q:もしRhythm & Huesのように資金繰りの問題を抱えたとき、VFX会社のどこかに過失もしくはビジネスの経営手腕が悪いと言ったことがあるのでしょうか? それとも単に彼らが生きてくために充分な資金がスタジオからは流れてこないのでしょうか?
ビジュアルエフェクツ会社は自転車操業で、仕事がない期間は多大な影響を与えます。
私は元々1980年からビジュアルエフェクツとポストプロダクションの仕事をしてきました。
そして支払いのサイクルとコントラクトは、私が始めた頃からより一層、面倒なことになるばかりでした。
ビジュアルエフェクツのビジネスモデルはフィルムビジネスの他のビジネスとは著しく異なります。
- つまりアベンジャーのクレジットがあがってきたときおそらくカメラ部門は6人ですが、ビジュアルエフェクツにさしかかったとき1000人もの名前があるでしょう。
さて、だれがこのビジネスでは象徴となっているのでしょうか?
ビジュアルエフェクツの会社は-クリエイティブとテクニカルという- 二面性を持っていますが、ビジネスを支える物ではありません。 だれがビジュアルエフェクツのクリエイティブ面での象徴かって?
そうですね「デニス・ミューレン」はそうでしょうね。
誰がテクニカル面での象徴かというと、ジョナサン・アーランドのような人でしょうね。
じゃぁだれがビジネスの象徴なんでしょうね? その人は名士ですか?
Q:報酬低下の圧力はどこからきたのでしょう? オフショアですか?
その圧力は四方八方からきます。まるでいくつもアタマを持つヒドラのようです。
ビジュアルエフェクツは固定された競売値で、しばしばまだはっきりした計画や青写真がないまま運営されます。
すべての会社、全てのレベルで、かれらの仕事は安く入札します。
そして相対するクライアント側は ---そうですね、ゴジラみたいなもんです。
VFXサービスのビジネスは完全に底辺を泳いでいます。
高度に専門化された知的財産(Intellectual Property)とノウハウが必要とされる大量の仕事があります。
ハリウッド・レベルの役割を果たすためには大きな障壁があります。
ハーバードの経済学者が語る大金持ちになれるという仕事があります。
近年でも大きなVFX会社を運営するのは、大きな航空会社を保ち続けるような物です。
- 根本の理論は、飛行機が飛んでいるとき、半分の収益を得ていたとしてもそのビジネスではお金を失っているという物で、それは飛行機が地面にとまり、もっとお金を失うよりはましなのです。
Q:より小さな会社 -ブティック- は世界でも最大のVFX会社達「ビッグ8」に重大なプレッシャーを与えていますか?
それらは有能なトップレベルの人達が主に行くところでしょうか?
これまでにビジュアルエフェクツのオスカーが授与された人達をみると、小さな会社はほとんどありませんし、
もしいたとしても、いずれにせよ大きな会社と共に仕事をしていることが良くあります。
私がこのビジネスを始めた80年代半ばは、一つの町に2つか3つの仕事があっただけですが、実際にあったのはILM1社だけでした。
もしビジュアルエフェクトでチケットを売り、アカデミー賞を獲得したいなら、それがその場所でした。
その領域は拡大しましたが限られた数の会社が大きくなっただけです。
それを有能な人達から見ると、たとえば私がベテランのシニア・コンポジッターだとしましょう。
- より守られ、サポートされる、それら大会社の一つにいるのは、より小さい会社で運営していく雑事にさらされるよりはかなりましなことです。
もちろん、ロブ・リガ-トは独立してVFXオスカーを獲得できたでしょうが、メジャーな会社からのよそ者として運営するわけではありません。
Q:最大手の会社達(ILM、Weta、Sony Imageworks、R&H、Digital Domain、MPC、Framestore、ダブルネガティブ)はハリウッドに仕え、
最大手のスタジオ達(わずか6社)の脅しをうけ、「あっそう、じゃこの映画は中国とインドにやるね」と数年前に言われたとしたらどうなるでしょうか? いまなにがおきることになるでしょうか?
かれらはやり方を変える銃弾を放ち、窓を閉じたのです。そしてかなりの時間が経過しました。
訳注:この部分の訳は以下のようになるのではないかとご指摘いただきました。
@miyukimaruyamaさんありがとうございます!
「新しいスターは我々の業界にいる人々(男性や女性)が作り上げる映像(イメージ)なのです。」
原文:The new stars are images that men and women in our business create.
本当になり得る事を前提に
総収入トップ20のうち20本、トップ50のうち48本の映画はVFXが映画が経済的に成功する鍵となることを証明しています。
それらの各フィルムは、おそらく30%のショットは撮影するのがかなり難しいでしょう。
それらのショットはライン・タレント(スターやディレクター、脚本家でさえ)よりも顧客を引き寄せる物なのです。
「新しいスターは我々の業界にいる人々(男性や女性)が作り上げる映像(イメージ)なのです。」
原文:The new stars are images that men and women in our business create.
そしてスタジオはそれらに相応の対価を払わないようことにしました。
もし私が妄想的統合失調症の帽子をかぶったとします、
映画スタジオはそんな感じです。しってますか?
マイケル・オーヴィッツ(元ハリウッド代理人、現実業家。ハリウッドの最強代理業者Creative Artists Agency(クリエイティヴ・アーティスツ・エージェンシー)の創設者)によって、ドアの中に閉じ込められたのです。
彼らは核心のコントロールを失い、大金を脚本家やディレクター、タレントに支払い、「もう二度とこんな事はしないぞ」と決めたのです。
どうしても私には理解出来ないのは、なぜ8つの大手プロダクションのリーダーが国際取引組織を形成し、今すぐミーティングを開き互いに「我々はこの問題をどうやって解決すべきなのか?」という話し合いをしないのか?ということです。
Q:プロダクションがその現実に目覚めるには何が必要なのでしょうか?
そうですねビッグ8の会社のうちの5社が、現在の標準的な運営手順ではやっていけません。
SonyとILMは考慮に入れられません。彼らはスタジオによって所有されています。
我々はR&Hが置かれている状況を知っています。
Wetaは信用できません。彼らは二つの主なクライアントから資金を得ています。
;実際の所、私がILMに足を突っ込んだときにの多くの事を思い起こさせます。
フィルムメーカーのオーナーが仕事を終えたとき(<= 訳不明)
次に起こるのはピータージャクソンが一歩下がり、ジェームスキャメロンが彼らの一番のクライアントになるでしょう。
DDは少し異なります。現在、中国とインドに所有されています。
長い期間にわたり取引組織はかれらに有益で、世界的な競争をフラットにするでしょう、
しかし彼らは、そこまでには達していません。
ロンドンの大きめの会社は今のところは、太って幸せに見えます。
それは変わるでしょうが、彼らにはおそらく取引組織が国境を越えて有益になることは見えてないでしょう。
Q:どんな人がすばらしいVFXアーティストを作る事が出来るのでしょうか? どんな方法で?
もしあるならどんなパーソナリティーのタイプは最も繁盛しているVFXの顧客とうまくいかないのでしょうか?
もしあなたが、VFXアーティストは生き残る能力を持っているかと聞いているのなら答えはYESです。
ビジネスの現実に適用できるのかということでしょうか?
20年以上前に、私はAVEC(Association of Visual Effects Creators, 「With」という意味のフランス語)と呼ぶビジュアルエフェクツの取引組織を始めようとしました、
不幸なことに被害妄想の人達のおかげで、組織は決して運営されることはありませんでした。
2度のミーティングがもたれましたが、そのころの大手VFX会社(ILM、BOSS、APOGEE、DreamQuest)は互いをまったく信用せず、AVECはすぐにSANS(「Without」という意味のフランス語)に変わりました。
ほとんどのビジュアルエフェクツアーティストとテクニシャンは葛藤回避型であり、
そのビジネス文化は「1日24時間働くよ。別に給料はいらないよ、だって俺はスターウォーズの仕事してんだぜ?!というものです。
Q:各地のポストプロダクションに対する助成金は会社の運営を助けていますか?それとも傷つけていますか?
認識すべき重要なことは助成金は、直接それらの会社にとってはまったく利益とはなりません。
スタジオが助成金をうけとっている間、彼らは6~7桁の予算をリモート運営を確率するために費やしています。
基本的に、その場所で機能するかどうかは、契約条件によります。
一方では、二年前。バンクーバーは盛況でした。しかしいまはSave BC(ブリティッシュコロンビアは予算の都合でポスプロへの助成金の中止を考えています。SaveBCはそれを継続させようという活動)の人々であふれています。
ニュージーランドでは、税納者はそれぞれ$10をロードオブザリングの助成金のために支払うことを決めました。
その国の、全国民のための映画のチケットと同額です。
なぜどの政府も、その映画が成功した際の収益を得る権利なしに、スタジオが彼ら自身のプロジェクトを完成させるためのお金を払うのでしょう。
Q:労働者の状況を改善するには何が必要なのでしょうか?
「もし私が魔法の杖を持っていたら」
もし私が魔法の杖を持っていたら、こういったことをやりたいです。
1.全ての税助成金、税制優遇措置を取り除きます。もしできないなら、スタジオではなくVFXプロダクションにそれを提供します。
2.取引組織を作り、特定のスタジオの特定の個人からでたものではない、AICPのモデルに沿った一つの声にまとめます。このグループは値段を変える事は出来ませんが、「支払いのスケジュール」「48時間のApproval Window-クライアントはこの時間内に承認するかどうかを決めなくてはいけません。それ以後の変更は規定を超えた物になります。」「Kill fees -VFXスタジオは現在、仕事の一部がキャンセルもしくは変更された場合、その数ヶ月分の仕事時間に報酬をもらっていません」のような標準的な基準を設けます。
3.プロダクションが補償するというモデルを、コストに加えて総収入からの固定額または成功報酬に変える。
VFXプロダクションは現在、劇場映画に非常に簿利益で偉大な貢献をしています。
--------------
最後の部分については@IchigoIchieFilmさんの訳がわかりやすいです。
https://twitter.com/IchigoIchieFilm/status/299741631664488448
これ以降の内容については時間の関係もあり割愛させていただきます。
2012年8月10日金曜日
質問:「VFXアーティスト? 映像作家?のどちらを選択すべきか」
2年ほど前に「「映像作家」になることについて」というエントリを書いたのですが、それをご覧になった学生さんから質問を頂きました。
ときどき頂く質問なので、ちょっと考えをまとめてみました。
(というか、いろいろやりながら書いていたのでまとまってないかも知れません (^^;) )
Q: 「VFXアーティスト」になるのがよいのか、「映像作家」になるのがよいのか? 選択に迷っています。
A: 難しい質問ですねw 逃げるわけではないのですが、
これは自分自身にしかわかりません、そして自分が知っているはずです。
まぁそれがわからないので質問しているんだと思いますが、自分自身に耳を傾けて聞き出すしかないですね。
VFXの映像も、映像作品も、考えるだけではできあがりません。
またスキルアップをするだけだけでも、映像作品はできません。
「こういう作品が作りたい」という目的があり、それを行動に移すからできるのです。
そしてその「行動」の部分に決まり切ったやり方はありません、目的の映像を作るための効率の良い方法があるだけです。
そんなことはわかっているというかも知れません。
一般的なことですが、CGや映像の学校に通うという選択をした人には
学校に行ってコンピュータやソフト、カメラの使い方を学べば、なにかすごい作品が作れるようになるんじゃないか?
という漠然とした希望をもって入学し、卒業しても先生の指示でやった卒業制作が精一杯という人が意外と多いのです。
その卒業制作で自分のやりたい作品がつくれたのなら良いと思いますが、だいたいは漠然と習った映像制作のステップに従いながら思いつきで、こうしよう、ああしようと作っていっただけの物だったたら、その貴重な学生生活の時間はなんだったのかとがっかりすることになるかもしれません。
「よし女子高生が不安に思っていることを光の動きと色で示す映像を作るぞ!」とか、「渋谷にいるスーパー老人をテーマにしたショートフィルムを作るぞ!」という具体的な目標は行動に結びつきます。
「VFXアーティストになるぞ!」とか「映像作家になるぞ!」という目標もつのは楽しいことですが、自分は今これとこれとこれをなんとか作ってみたが、もっとうまく、もっと沢山いろんな作品を作りたいからその道を選択したいというふうであるのが理想的だとは思います。
(VFXアーティストでも、ハリウッド映画などにあこがれて自分もそういう作品にかかわりたいというのは、
立派な目標だとは思います。ハリウッド映画で働いている日本人のほとんどがそうかもしれません。)
有名な映画監督を含め、映像作家として有名な人達は「映像作家」になることだけを目標にしたのではなく、
自分の作りたい映像作品があり、それをずっとやりつづけるには「映像作家」になるのがよいから目標にしたのだと思います。
重要なのは、やりたい(行動に移したい)事であり、それに関連する行動です。
スピルバーグは、どうやれば映画監督になれるのかということにも悩んだかも知れないですが、それよりも自分が何を作りたいものが先にあり、それをどうやれば作れるのかを考え実行し続けて今の地位にいます。
日本でも庵野秀明とか、宮崎駿とか、マンガ家の多くもそういう人が多いと思います。
ティムバートンは元々アニメーターでした。
ハリウッドのVFX業界で働く人の中にも、自分の暇な時間を見つけては、自主制作映画を作る人もすくなくありません。
VFXアーティストだと、自分の時間を使い仕事では出来ないような表現を追求する人も居ます。
最初は稚拙だったり、真似だったり、素人っぽかったりですが、どんな批判されても成功している人達は、
それをやるのが楽しくてしかたがない。だから継続して次々とあたらしい作品を作り続けます。
「スピルバーグのジェラシックパークみたいな映像が作りたい。」とかでもいいので、やりたいことがあり、
絵コンテのやり方は知らないけど、とりあえず広告の裏に自分の撮影したい映像のアイデアを書いてみた。
カメラ無いんで自分のコンデジで撮ってみた。
CG習いたてなんで、へたくそだけどとりあえず恐竜入れてみた。
半年かかったけど何とか出来た。でもなんかつまらんな、次はもっとすごいの作りたいなぁー。
よし次はこうしよう。
この継続で、だんだん自分の考えを入れてオリジナル性がでてきて、世間に認められるというパターンは多いと思います。
ただ1年2年で、それができるひともいるし何年もかかる人も居る。
好きだから、やりたいことだから継続してやれるんでしょうね。
なんか話がそれてしまいましたが、作りたい物があるなら作り続ける事でおのずと道は開けてくるってことですね。
そして職業名で選んでも、作りたい物がなければ、達成出来ません。
職業で選ぼうとしても多分無理です。
まずは自分がなにが作りたいのかを見つけましょう。
この道を志すきっかけとなったことはなんでしょう?
どんなものに影響を受け、どんなものを作りたいと思ったのでしょうか?
ヒント:
「職種」で選択するってのは、ちょっと乱暴な言い方ですが、
小学生が「(日本で一番偉いから)総理大臣になる!」ってのとあまり変わりません。
小学生が総理大臣のやることを知っていてそれがやりたいから、言っているとは思えないですよね。
でも「大きくなったら屋台の金魚すくいのお店の人になりたい!」ってのは
たぶん、なんか屋台で働くことにおもしろさをみつけたんだろうなと推測できますよね。
ついでよくあるのが「パイロットになりたい!」
これはどうでしょうね?微妙です。
飛行機は飛ぶ物であることは知っているし、操縦桿を握ってコントロールする物であることぐらいは知っているでしょう。ようするに行動とその行動が生み出す物はしっているわけです。
ただ仕事としての「パイロットの業務」ってのをすべてしっているわけではありません。
おそらく「VFXアーティストになりたい」「映像作家になりたい」ってのはこの辺りのレベル出はないかと思っています。(自分を含めて)
この段階から一歩進めて、どうすれば選択できるようになるんでしょう?
映像作品ってのは多種多様な物があります。
映画
モーショングラフィックス
実写映像(フィクション? ノンフィクション?)
アニメーション(CG? 人形? クレイ? 手描き? 2D?)
(最近はやりの)プロジェクションマッピング
どんなものが自分が好きなのか、とにかくいろいろ見てみる。
そしてやりたいことを、やってみる。
行動することで、しか見えてこない物もあると思います。
考えるだけ、自分の気持ちを見つめるだけでは見えてこないのです。
作品を作るといっても大作である必要ありません、自分のいまのスキルでできるけど作りたい物でも良いと思います。
そうした作るという行為を通して、好きな物、そうでないものが少しづつ見えてくるとおもいます。
自分が本当にやりたい事というのは、作るという「行動」をし続けないと、見つからない物でもあるのでしょう。
そういう行動をしつづけることで、自分がやりたいことは、VFXアーティストの仕事だったのか、一本の作品としての映像を作ることなのかがみえてくるのでしょうね。
そして本来であれば、この道を進む前に自分の好きなことがある程度わかっているはずです。
それはなんだったのでしょう。
メールにも書かれていましたが、いろいろとこの業界で働いている方達と接触して、話を聞いたり現場を見せてもらうのは、非常にその助けとなると思います。
補足:
VFXアーティストといえども1ショットだけ、CGだけを考えていればよいわけではありません。
CGのことも幅広く、学生の間には学びきれないほどの大量の知識があります。
映像作家と言っても、どんな映像を作りたいのかによって、やりたいこと学ぶべき事は違ってくると思います。
両方とも学ぶべき事はたくさんあり、学生生活で学べることは一部だけだと思います。
限界がある中で、絞り込む方がより効果的になる訳なんですが、もう一つの選択肢もあります。
それはあえて決めずに、両方やるという事です。
学生のうちに両方出来るとは限りませんので、仮にどちらかを選択する事になるかとは思いますが、
それで将来のすべてが決まってしまうことではない。
自分次第でそれは変えることもできるのではないでしょうか?
ただし、就職してお金にならないと生きていけないので、とりあえず食って行けそうなレベルにまでいけそうな法を選択する。
そして、自分のやりたいものを作り続け、数年後になるかも知れませんが、仕事をやっていてふと自分の方向はこっちにしようと思うときが来るかも知れません。
その当たりも、自分次第です。
もしかしたら、そういうときは来ないかも知れません。
やりたいことを実行に移してやりたいものを作る。
その連続の中でしか見つからないのだと思います。
今は無料のソフトも沢山あり、PCも安いですし贅沢を言わなければ、VFXでも映像作品でも、作れる環境はあります。
その環境で、学校で教えてくれることをまっているようなら、もしかしたらそれが問題かも知れません。
多くの学校では、自分のやりたいことは教えてくれません。
絵コンテや、鉛筆画も含めて、ソフトの使い方など、ツールの使い方を教えてくれるだけです。
2012年4月13日金曜日
土埃と煙のリファレンス
Red Bull Dakar 2011 - Carlos Sainz & Marc Coma
http://vimeo.com/26104465
SAMt HD - Tour Dakar 2011 - Rent Motorcycle Chile
http://vimeo.com/19554067
Dirt Smoke!
土を巻き上げその土から土ホコリが舞い上がっている様子がわかる。
最初はタイヤの回転数が小さくあまり土が舞い上がってないので後方のみにでている。
回転数が上がってくるとタイヤの上部、そして周囲全体から土埃がまいあがり始める。
http://www.youtube.com/watch?v=g3q85gycC2g
Dust bowl rally cross
これは煙ではなくホコリ(小さな土のつぶ)なので、煙と比較して重いので比較的低位置に留まる。
また土自体が、巻き上げられてからそれが着地するまでの間に煙の発生源となっている。
土を放り投げたときのように、上に巻き上げられて広がったときに重い粒子は重力に引っぱられて落下し、
軽い粒子は煙状になりその場を舞う。
また車の後ろの気流におされて車についていくような動きを見せる。
http://vimeo.com/groups/driftinghd/videos/26252785
OMR Rallyx Aug 1 2010
横滑りのような動きでは、タイヤの回転によって巻き上げられるのもあるが、タイヤが移動していくときに起きる風邪に引っぱられて地面の土がまいあがる動きがある。
またタイヤの側面で削られ前方にはね飛ばされる土による埃
http://vimeo.com/10302567
直進して横滑りが少ない場合はタイヤの後ろに噴出するように土がはき出され少し遅れて土埃が出る。
横滑りの時はえぐれてタイヤの溝にのって巻き上げられた土がフェンダー内で飛び散り跳ね返り土埃を出す。。
舗装道路でのドリフト
http://vimeo.com/28609908
THE HILL - Maxxis Tyres British Drift Championship Round 4
http://vimeo.com/28343146
http://vimeo.com/26104465
SAMt HD - Tour Dakar 2011 - Rent Motorcycle Chile
http://vimeo.com/19554067
Dirt Smoke!
土を巻き上げその土から土ホコリが舞い上がっている様子がわかる。
最初はタイヤの回転数が小さくあまり土が舞い上がってないので後方のみにでている。
回転数が上がってくるとタイヤの上部、そして周囲全体から土埃がまいあがり始める。
http://www.youtube.com/watch?v=g3q85gycC2g
Dust bowl rally cross
これは煙ではなくホコリ(小さな土のつぶ)なので、煙と比較して重いので比較的低位置に留まる。
また土自体が、巻き上げられてからそれが着地するまでの間に煙の発生源となっている。
土を放り投げたときのように、上に巻き上げられて広がったときに重い粒子は重力に引っぱられて落下し、
軽い粒子は煙状になりその場を舞う。
また車の後ろの気流におされて車についていくような動きを見せる。
http://vimeo.com/groups/driftinghd/videos/26252785
OMR Rallyx Aug 1 2010
横滑りのような動きでは、タイヤの回転によって巻き上げられるのもあるが、タイヤが移動していくときに起きる風邪に引っぱられて地面の土がまいあがる動きがある。
またタイヤの側面で削られ前方にはね飛ばされる土による埃
http://vimeo.com/10302567
直進して横滑りが少ない場合はタイヤの後ろに噴出するように土がはき出され少し遅れて土埃が出る。
横滑りの時はえぐれてタイヤの溝にのって巻き上げられた土がフェンダー内で飛び散り跳ね返り土埃を出す。。
舗装道路でのドリフト
http://vimeo.com/28609908
THE HILL - Maxxis Tyres British Drift Championship Round 4
http://vimeo.com/28343146
2012年3月19日月曜日
「スカラー」の語源
Melやプログラム言語を勉強していて「スカラー値」という言葉がよく出てくる。
これは最初とまどったがようはベクター(複数の数字が一組になって表現されるもの)などに対して、ひとつの数字 で表される物を指していると理解してからはほぼつじつまが合うので、そのまますすめてきた。
参照1:スカラー,ベクトル,行列
ところでこの「スカラー」という言葉。
英語の発音を聞くとどちらかというと「スケーラー」(音声参照:goo辞書) と聞こえる。
そうメモリとか物差しを意味するスケールとほぼ同じである。
英語表記、発音記号は以下のように「Scal」まではほぼ同じである。
これって同じ所から来ているのかも知れないので語源を調べてみた。
英語版Wikiで見るとラテン語の「Scalaris」から来ており、ラテン語で「はしご(Ladder)」を意味するScalaの形容詞句である。
英語の「Scale(スケール)」も「Scala」から派生している。
記録にある限り数学で最初に「Scalar(スカラー)」の意味として使われたのはフランソワ・ビエトによる、「Analytic Art」(1591年)の中である。
Magnitudes that ascend or descend proportionally in keeping with their nature from one kind to another are called scalar terms.
(一つの状態から他の状態へ同比率で上昇または降下するその大きさ(等級)をスカラーという用語で呼ぶ)
参照:Online Etymology Dictionary「Scalar」
"resembling a ladder," 1650s, from L. scalaris "of or pertaining to a ladder," from scalae (pl.) "ladder, steps" (see scale (n.2)). Mathematical sense first recorded 1846.
そしてほぼこれと同じ意味で推測されている方が居てWeb上にうまくまとめられていたのでそれを引用しておきたい。
参照:Meta2mathematician's HP
「スカラー scalar」
「この 「スカラー」 という言葉は大学で線型代数学でも学ばないとなかなか目にしなくなったが, これは scale (スケール) という言葉から発生したものだと思われる。 音楽家が scale といえばそれは 「音階」 のことであるが (こっちはフランス語では gamme, ドイツ語では Tonleiter, Skala, イタリア語では scala, gamma という), (英語では) 同語源の単語 scale, 即ち 「目盛り」 とか 「物差」 とかを意味する言葉である。 つまり, vector が 「大きさと方向を持つ量」 であるのに対し, 「物の大きさ」 を示す量が (物差しで測れる量) scalar なのであろう。」
補足だがここでは最初に使ったのは、「William Rowan Hamilton(1805-1865) 」とあるが、上記Wikiによると1846年に英語の用語「scalar」を最初に使ったのが彼である。
(上記、フランソワ・ビエトは同様の意味で使ったが使用したのはラテン語「Scalaris」)
これは最初とまどったがようはベクター(複数の数字が一組になって表現されるもの)などに対して、ひとつの数字 で表される物を指していると理解してからはほぼつじつまが合うので、そのまますすめてきた。
参照1:スカラー,ベクトル,行列
ところでこの「スカラー」という言葉。
英語の発音を聞くとどちらかというと「スケーラー」(音声参照:goo辞書) と聞こえる。
そうメモリとか物差しを意味するスケールとほぼ同じである。
英語表記、発音記号は以下のように「Scal」まではほぼ同じである。
スカラー:Scalar (skéilər)
スケール:Scale (skéil)これって同じ所から来ているのかも知れないので語源を調べてみた。
英語版Wikiで見るとラテン語の「Scalaris」から来ており、ラテン語で「はしご(Ladder)」を意味するScalaの形容詞句である。
英語の「Scale(スケール)」も「Scala」から派生している。
記録にある限り数学で最初に「Scalar(スカラー)」の意味として使われたのはフランソワ・ビエトによる、「Analytic Art」(1591年)の中である。
Magnitudes that ascend or descend proportionally in keeping with their nature from one kind to another are called scalar terms.
(一つの状態から他の状態へ同比率で上昇または降下するその大きさ(等級)をスカラーという用語で呼ぶ)
参照:Online Etymology Dictionary「Scalar」
"resembling a ladder," 1650s, from L. scalaris "of or pertaining to a ladder," from scalae (pl.) "ladder, steps" (see scale (n.2)). Mathematical sense first recorded 1846.
そしてほぼこれと同じ意味で推測されている方が居てWeb上にうまくまとめられていたのでそれを引用しておきたい。
参照:Meta2mathematician's HP
「スカラー scalar」
「この 「スカラー」 という言葉は大学で線型代数学でも学ばないとなかなか目にしなくなったが, これは scale (スケール) という言葉から発生したものだと思われる。 音楽家が scale といえばそれは 「音階」 のことであるが (こっちはフランス語では gamme, ドイツ語では Tonleiter, Skala, イタリア語では scala, gamma という), (英語では) 同語源の単語 scale, 即ち 「目盛り」 とか 「物差」 とかを意味する言葉である。 つまり, vector が 「大きさと方向を持つ量」 であるのに対し, 「物の大きさ」 を示す量が (物差しで測れる量) scalar なのであろう。」
補足だがここでは最初に使ったのは、「William Rowan Hamilton(1805-1865) 」とあるが、上記Wikiによると1846年に英語の用語「scalar」を最初に使ったのが彼である。
(上記、フランソワ・ビエトは同様の意味で使ったが使用したのはラテン語「Scalaris」)
登録:
投稿 (Atom)



