日本でハリウッドVFXを制作! 「経産省アイディアボックス」 結果:  
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2010年7月12日月曜日

4倍速で学ぶには。

※注意※ 
今回は自分の考えをまとめるための目のです。
例によってグルグル思考ですので、あまり一緒にグルグルしたくな人は、リンクの記事(4倍ルール)だけを読んだほうがいいですよw
たぶん頭の言い方は、とっくにもっと良い解決方法をみつけているでしょう。


ここ数週間、仕事が無くて追い詰められてきたが、
それが逆に、忘れていた挑戦への意欲を思い出させてくれた。

仕事がない時には、将来の投資のためにチュートリアルをやっていたが、
それと同時に、どうやって自分を成長させるかについても考えていた。

すぐれたアーティストになりたいなら、早く知識を身につけ、的確にたくさんの仕事をできるようにならなければならない。
しかし、そこまではみんなやっていること/もしくはやろうとしている。
しかも英語ができる人は、自分よりももっと広範で的確な知識を素早く得ている。

目標を大きく持つなら、これらの人を追い越すほどになりたい。

しかし、英語は今からやるには、時間がかかりすぎる。
では、他の部分で補うしかない。

それには、徹底して無駄を省く、そして習う内容は、一度で理解できるようにするのが理想だ。

これは「言う」はやすし、完璧に「行う」はほぼ不可能に感じてくるがw
チャンレンジもしないでやる前からあきらめていては何にもならない。

「考える」
不可能を可能にするように、頭を使ってがんばってみることにする。
人に勝つには、とにかく考えること。

誰かのHowToを本で読んで、それをそのままやってみることではなく、
とにかく、自分で考えること。
これが一番重要である。

遠回りのようだが、
「考える」というのは自分に一番あった答えがでやすい。
人のアドバイスが自分に当てはまるかどうかは自分が一番よく知っている。
逆に言えば、自分ほど自分のことを知っている人間はいない。
「考える」ということは、他の誰でもない、自分に最適な答えを見つけ出すことになる。
そして、それが一番の近道となる。
自分にしっくりこない猿まねをしていても、いずれは元の道の戻ることになる。
何度も、回り道してみて、初めてわかることなので、説教ぶるつもりはない。
これは自分の場合はそうだったという報告。


考えるとは文字通り考える。
何かを参考にすることではない。
本を読んだり、教えを請うことでもなく、友達に相談にのってもらうことでもない。

目をつむり、自分の頭に思い浮かぶことと、観察した細部を思い返し、無理にでも異なる視点からみたりして、いろいろと熟考してみること。

普段、いろいろな情報をインプットしている人は、情報をインプットしないで、自分の中にある情報だけを相手に、自ら答えを模索するのである。




(これに関して、良いトレーニングになったと思うこと)
まず、思考をその場でメモしていくこと。
Twitterではない。
人につぶやくのではなく、思いついたこと感じたことをいつでもメモできるように小さなノートとペンを持ち歩く。
おすすめなのは、コンビニでよく売っているコクヨのキャンパスノートの5号(105×148)。
ポケットに入るので便利。
これより小さいと携帯には便利なんですが、書きにくくなります。
また、電源を入れる手間やキー操作を考える必要がないので、思考を妨げることがありません。

ペンは、ボールペンなどでインク漏れが防げるキャップ付きが良い。
芯が折れない工夫ができるなら、シャーペンでもよい。
自分はいつもおしりのポケットに入れていたので、シャーペンは折れてしまいすぐお釈迦にしてしまった。

これを起きている間はいつももちあるき、何か思考が動いたときにそのとき感じていること、考えていることを書く。


人は不思議な物で、目に入る物、聞こえる物、ちょっとした単語、皮膚に触れた感触、スピード感、あたたかさ、様々な感覚をとおして、数限りなく連想し、こころがとらわれたり揺り動かされたりしている。
それらについて、無意識のうちに考えているのだが、それを捕らえて書くことで、自分の意識化の動きがわかり、さらに自分の思考過程を把握することに役に立つ。

無意識下の思考をわしづかみにして、意識でコントロールできるようにすることを意識するといいかもしれません。

自分の場合は、
「自分が日常、何を考えているのか」
「いかに思考が関連性もなく飛び飛びになるのか」
「何をきっかけに考えているのか?」
を知ることができました。

これらの行程で得られた物で、一番の大きいと感じる物を一つあげるとすれば、
自分は「何も知らない」ということがわかった。
これは自分の人生に対する姿勢を変えてしまうほど、大きいものでした。

まぁ、偉そうに行っていますが、謙虚さが足りないので、
その後も自分は「知っている」と思い込んでいることが多々あります。
お釈迦様ではないですからね。悟りには達していませんw


大体、数週間で手帳一冊、早いときでは1週間で使い切っていた
これをおそらく10冊は続けたと思う。


次にやったことは、
何かを考えるときに、自分のない面の情報だけを頼りに考える。
「こうだからこう」という常識で考えない。
一つの事を多面的に捕らえ、アイデアをどんどん出す。
アイデアを批判しない。
ようするに、ブレインストームを一人でやる。


○○さんだったらどう考えるか?
その人になりきって、その人の思考パターンで、考えてみる。
同じ人でも精神状態が違うとどのように考えるのか?も考えてみたりする。

とにかくいろいろとシミュレーションしてみる。

そしてなぜそうなの考えるか?を考える。
そう考えている間の過程もメモする。

とにかく、考えて考えて、考える。
メモしてメモしてメモする。


最初はとりとめもなく、ノイローゼのようにグルグルになる。

.....思い出してみると、これは、おすすめできないじゃないですか。
ほどほどに、やってみてください...。

あまりにも答えが見つからないなら、自分の頭の中の情報が足りないことに気がつくかもしれません。
そのときこそ、GoogleやTwitterを活用する時です。
真剣に考えているときほど、一番必要としている情報や本に出会う確率も上がります。
不思議ですが世の中うまくできています。
真剣に頭を使ってない人にはそれは起きません。


不思議ですが、思考というのは、答えにたどり着くことが必然のようです。
どれぐらいかかるかはわかりません、考えることを止めなければいつかはたどり着くような気がします。
鶏が先か、卵が先かという問題に一生をかけるつもりはないですが、どうすればCGのスキルが上達するかを考えるのは多少の時間を使ってもいいかなとは思います。
仏陀も命についてずっと悩み続けましたが、死ぬ前に答えを見つけることはできました。
CGの悩みなどそれにくらべたら、もっと具体性があってわかりやすいですw

徐々に答えがみつかることもありますし、いきなり良さそうな解決策がおもいつくこともあります。
また時間がたったら、それほどぴったりの解決策ではなかったなと思ったり、さらに良い解決策を思いついたりします。

一つの解決策がでたからといって、それに縛られる必要はないと思います。
それも回り道ですが、回り道をしている自分も許してやりましょう。
最初からストレートな思考ができる人なんてほとんどいないですから。

多くの場合、誤った答えにいきつくのは、感情的に影響を受けているときです。
若さゆえの過ちとシャーはいいましたが、若くなくても起こります。


さてさて、勘のいい人は、わかるかもしれませんが、
私がブログは、おおむね上記のように、そのとき考えたことを記録しているということです。

人間の頭はたえず動いているので、いくらでも新しいことが出てきてしまいます。
わすれないうちにと思って、ついつい入力してしまうんですよね...。





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さて、この「毎日Melスクリプトの勉強」以外にもいくつかブログをもっているのですが、
そのうちの一つに、経営に関するリンクやアイデアをスクラップしていくブログももっている。(非公開)

1週間ほど前に、ある記事が気になりスクラップしておいたのだが、
これが、ここ数日、ずっと気になっている。

大体にして意識から出て行かないことには何かあり、意識するしないにかかわらずそのことを考えている。

Nukeのチュートリアルで勉強しているとき、Houidiniの勉強をしているとき、
ここ二日ほどのテクスチャー&ライティングの仕事をしているとき....。

ずっとこの記事のことを考えていました。

それは、比較.comの取締役「中尾彰宏」氏の記事「第8回 「勉強する人が一番怖い」――率先して勉強しまくる医師CTO」です。


この中にある、「4倍ルール」――成長するために人の4倍の速度でやる。
3年かかって成長するなら、4倍の速度、すなわち9ヶ月で同じ結果を得られるようにすると言うことです。

シャー専用よりも早い4倍です。
なぜ4倍なのか?という根拠も書かれていないので、わかりませんが、すごそうなので気になっていました。


最初は、4倍は無茶だろうと思ってリンクをメモしただけなのですが、3日ほどしてから、「スキルアップが4倍で、できたらいいなぁ」と思い始めました。
CG以外にも勉強したいことは山ほどある。
やりたいこともたくさんある。
寿命はもう半分近く使ってしまったので、あまり時間は残されていません。
体力のあるうちに、何かを成し遂げるにはもう残された道はないような気もしてきました。

そこで、実際4倍にするにはどうすればよいのか?
本気で考え始めました。


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<無駄を省く / 一切無駄なことをしない。>

ここで考えるべき事は「無駄」とは何か?です。

無駄とは、一度やったことをもう一度やらなくてはならないということです。
製造業など、同じ事を繰り返すことで生計を立てることを否定しているのではありません。

やらなくても良い状態にできるにも関わらず、もう一度やらざるを得ないということです。

これは細かなことに当てはめると、郵便でとどいた請求書にも言えます。
請求書が届いたら、まず封筒から出し、中身を見る。
また後で払おうと思い、また封筒に入れて忘れる。
数日して、封筒からだし、インターネットから支払いをする。

これは最初に封筒から出したときにすぐに支払い手続きをしていれば、再度封筒からだす手間はかからないとも言えます。
大体は再度封筒から出す前に、探したりする手間が付け加わります。

これらは、数秒から数分のことですが、一生に何回こんなことをするでしょう?
毎月同じようにしていれば一年で12回。10年で120回。
一回、一分を損失するとして120分。
地域全体で同じようなことをしている人が100人いるとしたら、200時間です。

まぁ、そもそもこれを無駄と見るか?という疑問はありますが
4倍にするには、無駄を極限まで切り詰める必要があるかもしれません。
すべての可能性を探ることは必要です。



最重要事項はこれです。
「同じ事を二度やらない」
同じ事を繰り返すことで、その人の損失時間は二倍になります。
4回繰り返せば、4倍です。

これをチュートリアルを通した学習に当てはめると、
DVDもっているから後で見直せばいいやと、ざっと見をしたとします。
60分を使って、見たとしてそこで終わります。
数日して「あれどうやるんだっけ?」と、再度見ようとします(二度目)。
そのために、該当箇所をさがすという無駄(二度目の再生)も発生します。

チュートリアル・ビデオは一回で終わりにした方がいいという結論になります。
で、次に考えることは「そうするにはどうすればいいのか?」とういことです。
極端かもしれませんね。
デモその極論で、さまざまな事を考えるきっかけになり効率化につながるなら
その極論を一度受け入れてみるのも良いのではないでしょうか?


ただ、こうして考えながらチュートリアルを見ると、
真剣度が変わってきます。

細かなことを聞き逃すまいとし、メモをとり、わからないことをはっきりさせるようにします。
ざっと通してみるときにはこんな事はしないかもしれません。
考えをかえるだけで、勉強にに積極的に参加しようとする姿勢ができあがりますね。



つぎの重要事項は、「きまりを守る」です。

また、きまりに従わないことで、無駄が発生することもあります。
仕事が終わったら、報告することになっているとします。
仕事をだれかにお願いした後、いつまでたっても報告がないのとしたら、
再度チェックのためにその人の所に行ったり社内電話をかけます。
本来の「報告」という行為がないために発生した「無駄」な作業です。

信号というルールを無視すれば、事故がおきたり、切符を切られたりという本来必要ない「無駄」が発生します。
それを取り締まる警察官まで準備するとなっては金の無駄にもなります。

要は世の中、無駄だらけってことですかね。


ここから思いつくのは、チュートリアル・ビデオから知識や知恵を吸収する。
「学ぶ」のではなく「吸収」です。
自分のものになり、何も見ないでもできるほどになっていて初めて吸収したと言えます。
その状態がプロとしての姿のように思います。
マニュアルみながらジャンボ機運転するパイロットはいませんよね。
CGはあんちょこ見ながら仕事するするのが許されますが、より高位に上り詰めるなら、やはりプロの態度をみにつけないといけないんでしょうね。


この「吸収する」という過程が決まっていなければ、無駄が多い勉強の仕方になっているかもしれません。
自分なりのパターンもしくは吸収方法を確立すれば、無駄が発生しないということになります。
それがない状態は、信号無視に気がつかないで運転しているようなものかもしれません。

まぁいきなりは無理ですが、なにか無駄なことを省く道筋を見つければ、後はそれに従えば良いだけです。
勉強の仕方の道筋と言うかパターンを身につければ、かなり無駄は省けます。



次に重要なことは、
「すぐ、その場で解決する」

これは非常に難しいこともありますが、基本姿勢は変えてはいけません。
これを崩したら、なし崩しになぁなぁになってしまいます。

先ほどの請求書の話はその場で解決しようとしなかったからこそ、二度手間になっています。
「まぁ後でいいや」というのは大体この二度手間を発生させます。

思いついたとき、処理すべき問題にであったときに解決するようにします。


もちろん、すぐに解決できないこともあります。
しかし、基本姿勢は崩してはいけません。
それは例外処理としてできるだけ早く解決する必要があります。

これを少し変えて、仕事当てはめると、なにかダイナミックスで処理しようとしている。
そういえばあれはあのチュートリアルにあったなぁと思います。
でも、今は手元にチュートリアルがないので後で見てみようと考えることはよくあると思います。
結果的に、たとえチュートリアルが手元にあったとしても数十分から数時間は仕事の進行が低迷します。

一度見たチュートリアルならそのエッセンスをまとめていつでも見れるようにしてあれば、すぐその場で解決できます。
まぁ早い話がノートであり。
みなさんそうしていると思いますが、そのノートにもみやすくしたり、検索性をよくしてあればより早く解決できます。

さらに、チュートリアルの内容をマスターしていれば、ノートを見る必要もありません。
マスターというのは完全に理解している言うことです。

そこまでの状態になるには実はチュートリアルの内容だけでなく、
関連ノードの詳細など、「なぜその操作を行えばその結果が出るのか?」ということを理解しておく必要があります。
当然理解していれば応用も広がります。

チュートリアルでは、ノードの一部機能しか説明されていないことがありますが、少し手間をかけてヘルプファイルを読んでみたりすることで、今現在チュートリアル内で起こっていることの筋道がわかるでしょう。

「これとこれを使って」
「個々と個々を結んで」
といった具体的な操作に頼らずとも、知恵で対処できるようになるのです。
ようするにチュートリアルに頼る必要さえなくなるってことです。




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まぁこんな感じで早足にまとめてみましたが。
具体的に何をするのかは、ケースバイケース。 人によってちがいます。

異なる視点から、異なることに重要性をみつけたほうがわかりやすい人もいるでしょう。

ただ、4倍速にできるのではないかな?と考えるのは楽しいですし、自分で考える習慣をつけるrにも役に立ちます。


ちなみに
思っただけでは何も変わりません。
答えを見つけただけでも何も変わりません。

見つけた答えを行動に移すことだけでが変化を起こせます。

あぁ、めんどくさい....。

などと思ってはいけないんでしょね。きびしいです。がんばらねば

3 件のコメント:

  1. メモに関してですが、岡田斗司夫氏はこんな提言をしていますよ。
    ご存知かもしれませんが、ご参考までに。

    岡田斗司夫のノート術
    http://otaking-ex.jp/wp/?p=626

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  2. Shunさん、こんにちは。
    おおっありがとうございます。
    まったく知りませんでした。

    ノート術ってのはよく見かけますが、岡田氏のノート術となると、非常に気になりますね~。
    オリジナリティーあふれるアイデアで、結果を生んでいる人ですからね。

    明日、締め切りがすぎたら見てみますね~。

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  3. 「ジェームス W.ヤングのアイデアのつくり方」もし読まれていなかったらオススメです。個人的には学習法(とくに大人向け)としても有用だと思います、1時間程度で読める分量ですが、自分はこの本から、とにかく興味を持ったら学習することと、結果を焦らないことを学びました。

    Wikipedia
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%87%E3%82%A2%E3%81%AE%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8A%E6%96%B9

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