産業構造審議会情報経済分科会(第25回)-配付資料
資料5 テーマ別の検討状況の報告
資料5(2)で取り上げられています。
まずはアイデアボックスの意見のまとめのページでは、今回の提案についての簡略にまとめられています。
その後、4ページ以降で経産省の検討内容がみられます。
これは最終結果ではなく、途中経過の報告のようなものだと思います。
どの程度、真剣に検討していただけたのかはわかりませんが、今回の提案が、注目を浴びていたことは上記の資料でも報告されていますので、委員の方々の目にとまったことは確かでしょう。
分科会の方向性としては、日本のコンテンツ展開が主で、日本単独ではなくアジア全体としての展開に主眼を置いているようです。
もちろん、アジアの発展を通して日本の発展をはかろうという戦略だと思いますが。
予算の少なさから、現実的な線かとは思われます。
ぱっと見た感じでは、委員会では、コンテンツの展開のほうがCG/VFXよりも重要と見なされているような印象をうけました。
委員自体が、コンテンツ作りと、プロデュース、展開関係の業界の方々 が多いので当然かとおもいます。CG/VFX業界となるとその中でもほんの一部ですからね。
実際の処、このあたりまでは予想通りといって良いかと思います。
また、日本が欧米と真っ向から組み合うことはさけ、アジア共同体としての成長を目指すように感じました。(これはまぁ妥当且つ、賢いやり方だと思いました。他のアジア諸国に出し抜かれなければですが...。他のアジア諸国が日本が思っているほど足踏みをそろえてくれるのか?このあたりはこれからに注目ですね。)
コンテンツ海外展開ファンドの創設が検討されるなど、国際共同製作における支援やCG製作工程のグローバル化などが検討されている点は、前進した感じがします。
また人材育成については国際共同製作をプロデュースできる人材の育成などの検討をすすめていくようです。(いずれもアジア中心で)
まだ、途中経過なので、なんともいえませんが、以前よりは世界の中での日本を考え、より具体的な方向性を出そうという気配が見えてきているように思いました。
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