日本でハリウッドVFXを制作! 「経産省アイディアボックス」 結果:  
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2010年4月28日水曜日

ILMでご活躍の折笠彰さんからコメントをいただきました。

日本にいる間、ずっと更新してなかったにもかかわらずアクセスしていただいていた方ありがとうございます。

ご報告が遅くなって申し訳ありませんが、日本からアメリカに無事帰ってきています。
日本でお会い出来た方、声を掛けていただきありがとうございました。
そのうち、LAに戻るまでのことなどをまた後でまとめまたいと思っていますが、もうしばらく時間をください。


時差ボケもあったのですが、日本での事やLAでの身近な人のことなどで、せっかくVisaが取れたにもかかわらず、最近気分が沈みがちで考えもまとまらず、あまりブログ更新する気持ちになれずにいました。
 落ち込んでいるわけではなく、これからの方向性が見えず気持ちがのらないという感じです。

そんな折、以前のエントリ「面接(3)」へILMでご活躍の折笠彰さんからコメントをいただきました。

まだ戻ったわけではありませんが、折笠さんからのコメントがきっかけとなり、自分もがんばらなければと思いました。
今は少しづつ自分の気持ちを整理しつつあります。
前回になるには、もう、しばらく時間は掛かると思います。
折笠さんのご活躍は、心の支えとなっていたのですが、そのご本人から励ましのお言葉までいただき、今回は直接救われたような感じです。
以前から直接、コンタクトをとることは可能な範囲にいたのですが、私自身の心の準備ができておらずコンタクトをとることにはためらいがありました。
今回は、いろいろな人間関係(悪い意味ではありませんよ)や人生をみつめなおしている時期でもあり、 このような時期にコメントをいただけたのも何かの縁かと感じています。
折笠さん、ありがとうございました。


さて仕事のほうは幸いにも、帰ってきてすぐに始めることができました。
1ヶ月もCGから離れていると、いろいろなノウハウを思い出すのに時間が掛かってしまいます。
また、英語も反応が悪くなりました。
大使館や入国審査では問題なかったのに!と思ったのですがよく考えてみると彼らは外国人の対応になれたアメリカ人。
使う語彙も話し方も理解しやすい物でした。
今は何か言われて理解するのにも反応して適切な英語が出て来るまでも時間がかかるのでかなり反応がわるく、
ジェスチャー(手を挙げたり)でなんとかごまかしています。

CGの勉強についてですが、やはりステップアップの学習のためには速いマシンが必要だなと思い、現在Quadroを積んだラップトップの購入を考えています。
現在のマシンはデスクトップですが8年前に枯れたパーツでつくったもので、すでにMaya8.5でも表示がおかしい状況です。スピード云々の前に、ソフト自体が使えなくなっていると状況で勉強も思うようにすうsみません。
GoBoxxにしようかと思ったのですが価格が4000ドル近くしてとても手が出ないのでHPかDellにしようと思っています。
もし、ラップトップやめてこのデスクトップにした方が良いよ!とかラップトップならこれが良いよ!というお勧めがある方是非教えて下さい!
目的は、HoudiniとNukeの習得です。

2010年4月14日水曜日

メモ:人間は年齢を重ねた時老いるのではない。理想をなくした時老いるのである

サミュエル・ウルマン

青春とは人生の一時期のことではなく心のあり方のことだ
若くあるためには、創造力・強い意志・情熱・勇気が必要であり
安易(やすき)に就こうとする心を叱咤する冒険への希求がなければならない。
人間は年齢(とし)を重ねた時老いるのではない。理想をなくした時老いるのである。
歳月は人間の皮膚に皺を刻むが情熱の消失は心に皺を作る。
悩みや疑い・不安や恐怖・失望、これらのものこそ若さを消滅させ、
雲ひとつない空のような心をだいなしにしてしまう元凶である。
六十歳になろうと十六歳であろうと人間は、驚きへの憧憬・夜空に輝く星座の
煌きにも似た事象や思想に対する敬愛・何かに挑戦する心・子供のような探究心・
人生の喜びとそれに対する興味を変わらず胸に抱くことができる。
人間は信念とともに若くあり、疑念とともに老いる。
自信とともに若くあり、恐怖とともに老いる。
希望ある限り人間は若く、失望とともに老いるのである。
自然や神仏や他者から、美しさや喜び・勇気や力などを感じ取ることができる限り、
その人は若いのだ。
感性を失い、心が皮肉に被われ、嘆きや悲しみに閉ざされる時、人間は真に老いるのである。
そのような人は神のあわれみを乞うしかない

2010年4月5日月曜日

奇妙なこと

ここ数日、身の回りでいろいろな事/変化が起きている。

子供が生まれて間もない頃に知り合い、それからずっと家族同然のつきあいをしていたこちらでの友達のご家族が亡くなられた。全くの突然のことで、急遽2週間ほど前に日本へ帰国していたのだが、つい2日前にこちらへ帰ってきた。
話を聞くと、実家の家業が大変なので、帰国することになったとのこと。
グリーンカードの申請もしており、パイロットになりたいという夢をもっており、1月ほどまえに帰国した家族と食事をしたときは、一番最後までこちらへ残っているんじゃないのかと冗談を居ていたほどだった。かなりの厳しい決断だったのではないかと思う。
また子供同士も、兄弟のような間柄だったので、もうほとんど会えなくなると言うことが、精神的に影響しなければよいがと心配になる。

また1週間ほど前には、シュタイナー学校の面接結果がでて、とりあえず審査はパスしたので授業料のデポジットと、健康診断書を提出した。

そして、今日、地震があった。
メキシコのほうで、M7.2とのことだがLAではマリブーの9km沖で深度3だったようだ。
自宅でも、縦型のブラインドが20cm程度の振幅でゆれていた。
最初は軽いめまいかと思ったが、実際に周りがゆれているのをみて地震だとわかった。
東京にも長く住んだことがあるので、この程度の揺れにはさほど驚かないが、今回は少し気味悪かった。
揺れ自体は、感じとしては2~3分程度、強弱を繰返して続いた。
(もしかしたら1~2分程度だったかもしれない。)
横揺れで、しかもそれほど大きくない動きだったので、問題ないとはおもったが、これだけゆらゆらと動きが続いたのは初めての経験で気味が悪かった。
嫁さんが外に出ると、となりのアパートの住人も部屋から出てきており、話しかけてきた。
それにしてもここ1~2年ほど、もっと以前にくらべてLAで地震を感じる事が多いような気がする。


それから、夜、いろいろと荷物の準備をしているときに雨が降ってきた。
LAで4月に雨が降るのはめずらしいと思う。
まるっきりないとは言えないが、なぜこのタイミングなのか?
前述の友達の心を反映しているかのようにも感じられた。


ちょうどブログに載せようと「問題と変化」 についていろいろと書いていたのだが、人の医師だけでなく、大自然の変化、運命の変化というものを強く意識させられることとなり、これもまた不思議な巡り合わせだと思った。

アイデアボックスのその後(審議会 配付資料)

産業構造審議会情報経済分科会(第25回)-配付資料

資料5 テーマ別の検討状況の報告
資料5(2)で取り上げられています。

まずはアイデアボックスの意見のまとめのページでは、今回の提案についての簡略にまとめられています。


その後、4ページ以降で経産省の検討内容がみられます。

これは最終結果ではなく、途中経過の報告のようなものだと思います。

どの程度、真剣に検討していただけたのかはわかりませんが、今回の提案が、注目を浴びていたことは上記の資料でも報告されていますので、委員の方々の目にとまったことは確かでしょう。

分科会の方向性としては、日本のコンテンツ展開が主で、日本単独ではなくアジア全体としての展開に主眼を置いているようです。
もちろん、アジアの発展を通して日本の発展をはかろうという戦略だと思いますが。
予算の少なさから、現実的な線かとは思われます。

ぱっと見た感じでは、委員会では、コンテンツの展開のほうがCG/VFXよりも重要と見なされているような印象をうけました。
委員自体が、コンテンツ作りと、プロデュース、展開関係の業界の方々 が多いので当然かとおもいます。CG/VFX業界となるとその中でもほんの一部ですからね。
実際の処、このあたりまでは予想通りといって良いかと思います。

 また、日本が欧米と真っ向から組み合うことはさけ、アジア共同体としての成長を目指すように感じました。(これはまぁ妥当且つ、賢いやり方だと思いました。他のアジア諸国に出し抜かれなければですが...。他のアジア諸国が日本が思っているほど足踏みをそろえてくれるのか?このあたりはこれからに注目ですね。)

コンテンツ海外展開ファンドの創設が検討されるなど、国際共同製作における支援やCG製作工程のグローバル化などが検討されている点は、前進した感じがします。
また人材育成については国際共同製作をプロデュースできる人材の育成などの検討をすすめていくようです。(いずれもアジア中心で)


まだ、途中経過なので、なんともいえませんが、以前よりは世界の中での日本を考え、より具体的な方向性を出そうという気配が見えてきているように思いました。