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2010年3月18日木曜日

being Digital

アルビントフラーの「第三の波」を読んで、6~7年後だろうか、「begin Digital」という本を読んだ。
これも未来を予測した本として、私の人生に強烈な印象を残した本だった。

この本を読んだのは、ちょうどWindows95が発売された頃だと思う。
まだフロッピーディスクが全盛期、会社でもWIndowsNTを使っていた。
そのとき仕事をしていた会社は小さな会社であったがアメリカに本社があるために、e-mailを使うため、インターネットを使う必要があった。
当時はまだインターネットは高額で、(記憶が曖昧ですが)ダイアルアップ接続でも数万円の月額使用料だったように記憶している。

いくつかあるISPの中でもベッコアメが破格の値段で提供していたので、うちの会社ではそこを使った。それでも今と比べたらかなり高い。しかもダイアルアップ。

使ったウェブブラウザはネットスケープで、確か有料ソフトで、箱が会社の棚におかれていた記憶がある。

このような時代にこの「being Digital」を読んだ。

すべてがデジタル化されていくこと(アトムからビットへ)に触れていて、ハードディスクは信頼が置けないとして、会社では全てのデータをフロッピーへバックアップしていた時代を過ごしていた自分にはにわかには信じられないことばかりだった。

ちなみに「アトムからビットへ」とは、アトムとは実体のある物、要するに最小単位が原子(アトム)からビット(情報の最小単位)の時代へ変わっていくことを示唆した言葉で、この本の重要な要素となっており、興味深く読んだ。


その本の中にはいろいろな話があったが中でも、 既存の電話回線を使って、その当時の何倍もの速度をもったネットワークを構築できるという話は突拍子もなかった。
おもしろそうだが、どうせ日本の企業はそんなことはしないだろうとも思っていた。

しかし、それから4~5年してその本のことを忘れた頃、ADSLが爆発的に普及し、ブロードバンド時代へと入っていった。
本にADSLと書いてあったかどうかは記憶にないが、ADSLの時代になってから初めてその本に書いてあったことが正しかったことを認識した。

そしてもう一つはケーブルなどを使った優先のHDTV番組の配信だ。
これは現在ケーブルテレビが発達したアメリカでは普通に存在するものとなった。


そして、今日久しぶりにその本のタイトルを思い出し、検索してみたところ著者はあの100ドルPCでおなじみのニコラス・ネグロポンテであった。



参照: http://journal.mycom.co.jp/news/2001/11/13/05.html

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