日本でハリウッドVFXを制作! 「経産省アイディアボックス」 結果:  
●まとめエントリはこちら ●FAQ ●お問い合わせは左のメールフォームから

2010年9月21日火曜日

VFX教育の価格 (Effects Corner)

追記(Sep/22/2010): 下記の翻訳の中にLynda.comについてかいてあります。Lynda.comでは無料で体験できるコンテンツもありましたが、それとは別に一日間無料で体験できるサブスクリプションリンク)が開始されました。
私は登録していませんが、おそらく一日間だけ有料のコンテンツにもアクセスできると思われます。
ぜひ、この機会に体験してみてはいかがでしょうか?
Lynda.comはオンライン・ビデオチュートリアルですが、字幕を表示する機能があり、英語の聞き取りに自身がない人には、敷居が少し低くなっています。
 なお下記翻訳の中にもこのサブスクリプションへのリンクを追加しておきました。

-------------

昨日のエントリ「VFX業界における教育の価格 (VFX Soldier)」の元記事をうけて、Scott Squires氏が自身のブログ「Effects Corner」でコメントをかいていますので訳してみました。

正直たいしたことは書いていないので、さほど参考にはならないかもしれません。
また、昨日のエントリもそうですが、彼らの視点は、アメリカ人の視点であり、Visaのことなどは考慮されていません。
そして、かならずしも大手のプロダクションを目指す視点でもなく、中小を中心としたこのVFX業界全体を対象として議論されています。

日本を含め海外からアメリカ(最近は他の国も)を目指す人は、Visaが必要ですし、また目指すところも大体は中規模以上の大手が中心となります。
したがって、彼らが言っていることとリアリティーが食い違う部分があると思います。

私は、こちらでこのキャリアをスタートし、どちらかというと一般的なアメリカ人に近い形での取り組み方なので、 参考になりますし、言っていることもわかります。
また日本でのCGの経験はありませんが、前職では、自分自身で勉強してキャリアアップをした経験があり、そういう意味で、日本にいてまったく当てはまらないかというと、そうでもないと思っています。
とくに日本のCG業界でも、能力が重視されるのは変わらないでしょうし、学校へ行かなくても独学で成し遂げることは可能だと思います。
しかし、独学の場合は英語の教材が中心となるので、英語力は必要となるように思います。




----(以下 翻訳)---------
 Price of VFX Education
VFX教育の価格

VFXSoldierがVFXの教育について、よい記事を書いています。

VFXSoldierが指摘しているように、これらのすべてのVFXスクールは利益が目的です。
それはそれで良いのですが、実際のコストがどのぐらいなのかに注意しましょう。
特に彼らが売っているものや卒業時までに実際、何を終わらせることができるのかを知る必要はある。

これは、全ての本やDVD、クラス、そして脚本に関するその他のアイテムの類です。
限定されたマーケットで夢と共にこれらを販売する全ビジネスがあります。

夢を持つのはかまいませんが、決してあせって借金をしてしまわないこと。
特にあなたがそうしなくてもよいなら借金などしない方がよいのです。
私は最近、教育に関する別の投稿へのコメントとE-mailの質問に対して答えました。


学位のコース-

VFXに学位もしくは特定のソフトウエアを要求するVFXプロダクションを私は知りません。
(原文:I don't know of any vfx company that requires a degree in vfx or a specific software package. )
「学位」はあなたがとった授業の証明になりますが、あなたが採用されるのはリールとクレジット・リスト、あなたが知っているソフトのリスト、あなたの知識のレベル(レジュメには正直に書きましょう)です。

もし、あなたが大学や専門学校の学位がほしいなら、あなたの近くの学校や知っている学校を調べればよいでしょう。
しかしながら、本当のVFXのクラスを提供する学校はとても少ないのです。

あなたはどんなソフトウエアでも本やDVD,オンラインのコースで基本をほんの少し学ぶことが出来ます。
よい本やよりよいオンライン・クラスはプロフェッショナル・レベルの教材を含んでいます。
自己学習なので、あなたは自分自身で努力しなくてはならないのは明かですが、これはたくさんの余計な費用をかけずに、あなたのペースと場所で学ぶことができます。
私は電気とコンピューター・プログラミングと写真術、VFX、そのほか多くのことを自分で勉強しました。


たくさんの人(先生)による授業は、先生が実際に実用的なプロダクションでの経験を持っており、それらの問題をカバーする構造の授業でない限りは、ソフトウエアを学ぶ手順に徹しています。

多くのソフトウエア販売会社は学ぶための教材やチュートリアルを用意しています。
ほとんどのソフトウエアは、マニュアルをまず最初に読みます。

もしまだチェックしていないのなら学校に関する以下の投稿を読んでください。
http://effectscorner.blogspot.com/2007/06/visual-effects-schools.html

Lynda.comにはMaya,Nukeなどのクラスがあり、安価なSteave Weright氏のNukeのチュートリアルがあります。
(リンク:無料の一日サブスクリプション

fxphd.comescapestudios.co.ukはさらに踏み込んだオンラインのチュートリアルを提供しています。ぜひリンクをチェックしてみてください。


私は、Lynda.comの一つのクラスを見ただけなので、どれが良いか悪いかを述べることはできません。.

すべてもしくは、ほとんどのオンラインクラスにおける欠点は英語のみであると言うことです。

言うまでもなく、オンラインクラスはそこそこのコンピュータとインターネットアクセスが必要です。


現実のクラスの強みは、あなたの使う言語であ行われると言うことです。
先生が厳しくそして様々な実践をさせてくれることを期待しましょう。

もしあなたがクラスをとる必要があるなら、私はそれらの学校に関する他社の意見をみることが出来るウェブサイトやを見つけましょう。
あなたは、学校を薦める会社があるかどうか、たくさんの会社にコンタクトしてみてもよいでしょう。

NukeとMaya - 

これらはハイエンドな仕事で最も人気があります。アフターエフェクツも幅広く使われています。

しかしながら、あなたは地元のVFXプロダクションのジョブリストに何が含まれているかをチェックした方がよいでしょう。
もしかしたら、MaxやLightwave、AfterEffectsがあなたの居る場所では最も人気があるかもしれません。
あなたの売りとなるスキルがなんであるかを忘れないようにしましょう。
もしあなたが、ほとんどの場所では使われてないようなあるソフトウエアを知っていても、あまり価値はありませんから、この点をまず最初に考えましょう。


そのほか、私のブログでもふれた点として、何が起きているのか実際のプロセスを理解しておくと言うことです。
もしコンポジットの基本的な考え、キーイングし、色調整をすませるなどを理解しているなら他のソフトに切り替えて特定の機能を学ぶのは簡単になります。

また問題を解決し調整するのも簡単になります。
もしあなたがどのボタンを押せばよいのかと言うことしか知らなければ、なにか通常と違うことにとりくむのは難しくなります。


----以上、翻訳終わり---------

1 件のコメント:

  1. いつも貴重な情報を提供していただきありがとうございます。

    私は現在カリフォルニアのコニュニティー・カレッジに通っているMaya初心者です。これからコミュニティー・カレッジへの留学を考えている人に役に立てばと思い投稿させていただきます。

    私が留学しているコミュニティー・カレッジのカリキュラムは就職を目指したものではなく、デジタルツールの基礎を学ぶことを目指しています。幅広いジャンルを勉強するのでゼロから勉強をスタートする人や趣味でアニメーションをつくる人向けかもしれません。

    【カリキュラム:デッサン、色彩、写真、ビデオ、デジタルミュージック、メディアアートの歴史、Photoshop、After Effects、Final Cut、WEB、Flash、Maya】

    カレッジのFlashとMayaのクラスの教授たちが生徒にアドバイスしていることは、世の中のプロの方たちと同じだと思います。

    今まで言われたアドバイスを書いておきます。
    「有名大学に入っても就職できるわけではない!勉強しろ!」
    「Lynda.comのような安い教材を活用して勉強しろ!」
    「学生時代の数年勉強したくらいでアニメーションをマスターできると思うな!勉強しろ!」

    結局、基礎は授業で教えるから安心していいけど、就職できるレベルになりたいなら自分で勉強しろということですね。

    残念ながら上記のアドバイスをくれたFlashとMayaのクラスの教授たちのように良い教授ばかりではありません。

    カレッジの教授のレベルはアタリハズレがあります。
    良い教授の場合はレクチャー時間内の情報量が多いですし、自習時間では個人的に指導してくれます。
    しかし悪い教授の場合は基本的なことすら理解していないのでレクチャーすらできてません。(4時間レクチャー時間があるのに30分しかレクチャーできない・・・)

    通常はそこそこの授業をしてくれるのであまり心配することは無いと思います。しかし、デザインの生徒さん(生徒の大半は社会人)はヤル気が異常に高いのでそこそこの授業では満足してないようです。

    ビジネスマンのように費用対効果で留学を考えていいかどうか疑問が残りますが、コミュニティーカレッジに通っている私の場合、年間$8,000くくらいの学費なのでそこそこの満足度です。
    (アメリカに滞在するためのVISA代も含まれた出費だと考えてます)

    ながながと書いてすいませんでした。

    返信削除