今回はアウトソーシングについてです。
毎回、変な翻訳ですみません。
ー---(以下、翻訳)----------
The Price Of Outsourcing In The VFX Industry
VFX業界でのアウトソーシングの価格
たくさんのVFXアーティストは定期的また悲観的に、いかにして彼らの仕事がインドや中国といった発展途上国へアウトソーシングされたのかについて話します。
私は以前の投稿で、この議論は雇用主によって脅しとして(as a boogeyman argument)、定期的に作られていると感じると述べました。
先週末、映画「Alpha and Omega」が公開されました。
これは、アメリカで企画され、インドで大部分のVFXが完成されたアニメーション映画です。 私にとっては最悪アニメーション映画オブ・ザ・イヤーです。
さて映画の評判は?
$9,106,906(約7億7409万円)を売り上げ、rotten tomatoesでは以下のようなリビューと共に15%という評価でした。
「この映画は入場料を上げるために3Dを使った最悪の例だ。
監督のAntorny BellとBen Gluckは、そこそこの景色を作り、モップのようなたてがみをもった土曜日の朝のアニメに出てくるような、オオカミと組み合わせた。
そしてChris Denk (“Shark Bait”)と Steve Moore (“Open Season”) によって書かれたすこしばかりのアイデアを何度も繰り返している。
(以下、翻訳略)」
これは痛いですね! 踏んだり蹴ったりなのはCrest Animation(この映画を作ったインドの会社)の株は次の月曜日には10%暴落した。
さらに、インド映画を作るのにくらべてとても高価でした。
この映画の予算は4500万ドル(38億円)になった。
Nikki Finkeによればそれは2000万ドルだが、Crest Animationのこの映画への投資額はライオンズゲートの投資額の50%である。
それにもかかわらず、Forbesの記者Sramana Mitraが彼女の記事の中で予測した「インドへのアウトソーシングが死期を迎える」ということをほのめかすような結果となった。
インドと中国で仕事を完了させる経費の利点は早々と消え始めている。
しかしながら、現実にはインドでの給料は上昇している。
インドへのオフショアにおける経費の利益は1:6だった。
今日では、最も良い者で1:3である。
インドと中国は、大規模な居住費バブルにある。
中国での居住費のバブルはアメリカの不動産バブルよりも大きいと言う人も居る。
それを埋め合わせるために、収入もあげる必要がある。
VFXの熟練者でありインストラクターであるSteve Wright氏は非常に洞察力のある記事「インドの出エジプト記(PDF)」を書いた。
「インドのタレント・プールの明白な利点は、もちろんその低価格にある。
おそらくあなたは彼らがその利点を急速に失いつつあると言うことを聞くのは興味深いことでしょう。
インドにビジュアルエフェクツを設定するのは「新しいホットな事」だったからです。
投資家には事欠かなかったため、みなインドにビジュアルエフェクツの事業をもちこみました。
そして、今はアーティストよりも多くのVFXスタジオの作業机があります。結果として、彼らは他の会社のスタッフを狩り集めています。」
私は、他の国で作られたある低予算映画のことを思い出しました。
Hoodwinked(2005年)は約1750万ドルで、フィリピンで作られました。
公開された週に1240万ドルを売り上げ、世界規模の興行成績は1億1000万ドルでした。
なぜ、Hoodwinked2をすぐに作らなかったのでしょう?
また、誰が低予算のCG映画をロサンゼルスのような高価な場所では作れないと言いたいでしょうか?Battle for Terra はほんの少ししか興行成績を上げられなかったインデペンデントの低予算映画です。
なぜ、Hoodwinked2をすぐに作らなかったのでしょう?
また、誰が低予算のCG映画をロサンゼルスのような高価な場所では作れないと言いたいでしょうか?Battle for Terra はほんの少ししか興行成績を上げられなかったインデペンデントの低予算映画です。
しかしながら、ロサンゼルスで20人のアーティスト(アニメーションギルドの社長、Kevin Kochと幹事のSteve Kaplanを含む)によってとても低予算のうちに作成されました。
私はその予算についてとても良い考えを持っています。
大きなスタジオがクラフトサービスに費やすのとほぼ同じだったと思います。(訳注: クラフトサービス:映画の撮影などで他の部署のために食事などを用意したりする部署)
それは、通常の劇場アニメの予算の1/10で、ロサンゼルス・レベルの給料を払っています。
もちろん、Battle for Terraは見た目も低予算です。しかし私はAlpha and Omegaよりはかなりましなように思います。
それは価値は競争力があり、LAのVFXの給料が支払わています。
さて、だれが海外だけが安価なVFXを作れる場所だと言いたいのでしょうか?
これが、私が発展途上国へVFXをアウトソーシングするのはもう終わりに向かっていると主張する理由です。
VFX業界の多くにとって本当の脅威は、彼らの領土のVFXの仕事へ助成金として公共資金を与えるカナダ,イギリス、ニュージーランドのような国家やニューメキシコ州やミシガン州による保護貿易政策です。
これは違法な行為ですが、私が聞いた話です。
大作映画を作っているある大きなスタジオが助成金を交付されたVFXの仕事を施設へ送ったが、大部分を終わらせることが出来ず、大失敗をしたのです。
(原文: It’s an illegal practice but from what I’ve been hearing, one very large studio producing a very big film is about to be burned pretty badly by sending subsidized vfx work to a facility that could not finish the bulk of the work the bid for. If and when this happens, it will make some big headlines.)
-----以上、翻訳終わり--------
まだすぐに変化があるわけではありませんが、記事を読んだ限りでは優秀な人材はインドや中国では不足しているという感じがしますね。
ひょっとしたらこれは世界的規模でそれが言えるのかもしれません。
そう考えるとCG業界は、まだまだこれからという感じもします。
また、この調子なら、もしかしたらハリウッドでの仕事量も盛り返してくるかもしれません。
ただし、給料は以前ほどに盛り返すことはないとは思いますが。
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