エクスプレッションエディターを使うとき、
アニメーションメニューから起動するときと、
パーティクルなどのアトリビュートを右クリックして起動するときがある。
どちらかを意識して使うと言うよりも、そのときにアクセスしやすい方法を今までは使っていた。
どちらかというと、編集時はアニメーションメニューから起動することが多いぐらいだった。
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今日はパーティクルのアトリビュートに対して、goalU、goalVアトリビュートをふくんだ、エクスプレションを作成していたが、アニメーションメニューから起動したエクスプレッション・エディターで作業をしていた。
しかし、作成ボタンをおすとエラーになってしまう。
エクスプレッションに間違いがないことを確認して、サイド作成ボタンをおしてもダメなので
エラー内容を注意深く見てみた。
// Error: Attribute of a particle object can only be used with dynExpression command: goalU //
goalU:パーティクル・オブジェクトのアトリビュートは、dynExpressionコマンドとのみ使うことが出来る。
dynExpressionは
「指定したパーティクル シェイプに属するエクスプレッションを記述する」コマンドだ。
(Mayaオンラインマニュアル:dynExpression)
ちなみに現在のシーンに属するエクスプレッションを記述するコマンドは
expression となる。
よくみると通常パーティクル・エクスプレッションを作成するときは選択可能な creation,Run Before, Run After がグレイになっていて選択できない。
dynExpressionは上記三つの内のどれかでそのエクスプレッションを記述するので、そのためのフラグも指定されていないと記述できない。
ここから考えてみると、エクスプレッション・エディターを使って、「作成」もしくは「編集」を押すと
自動的に「dynExpression」もしくは「expression」コマンドが実行されてシーンに記述されることになる。
そのどちらのコマンドが実行されるかが、何らかの形で決まるようになっているはず。
今回はアニメーションメニューから起動したエディタなので、「expression」のほうが実行されるようになっているのだろうか?
再度、家でMayaを起動して確認したら疑問は晴れた。
職場で、やっていたときにはパーティクルをビューで選択してエクスプレッションを記述していたが、
それが原因だった。
ビューで選択されるのはtoransformノードなので通常のオブジェクトと同じなのだ。
しかし、パーティクルのエクスプレッションはShapeノードに対して記述される必要がある。
ビューでパーティクルを選択した後、下矢印キーを押すことでshapeノードに移行し、
エクスプレッションエディーターの画面内にも「パーティクル エクスプレッションの作成」と表示され
creationなどの選択ができるようになった。
よく注意してみれば、エクスプレション・エディタのトップにも
「パーティクル エクスプレッションの作成」
「エクスプレッションの作成」
という二つの表示が切り替わるようになっている。
また、win版で確認したところ、エクスプレッション・エディターで最後に編集していたモードが
次回エディターを開くときにも保存されている。
「パーティクル エクスプレッションの作成」で、閉じたときは次になにも選択されていない状態で、
アニメーションメニューからエクスプレッション・エディタを起動すると「パーティクル エクスプレッションの作成」になっている。
また、その逆も同様。
パーティクルのShapeノードを選択せずにエクスプレッション・エディタを使いたいときはこの特徴を生かすと可能だろう。
またノードを非選択にしたときにそれまで記述していた内容がおしゃかになるのはどちらから起動しても同じらしい。(今までは、アニメーションメニューから起動すればそんなことはないと思っていた)
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