日本でハリウッドVFXを制作! 「経産省アイディアボックス」 結果:  
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2009年5月17日日曜日

CG World

久しぶりにCGworldを買ってみた。
映画「Goemon」の特集をやっていたので本屋で立ち読みしていたのだが、他にも流体や、Melの連載などもじっくり読みたくなったので購入した。

こちらで買うと日本の1.5倍ぐらいの値段になってしまうのと買ってもほとんどじっくり読むことがなかったので、ここしばらくは買うのを止めていたのだが久しぶりに立ち読みしてみると、自分が成長したのか、それとも本の内容が変わってきたのか、以前と比べて内容がよりリアリティーをもって読めようになってきたように感じた。

まず、以前はCGのソフト別の記事など、ソフトとその使い方に的を絞っていたような気がするが、今回はコンポジットのことなど、以前にくらべてCGだけでなくビジュアルエフェクトのパイプライン全体の細かな内容になっていたこと。

それにしても「Goemon」の特集をみて、日本でも、こんなに本格的な作業ができるようになったのだなと驚いた。
もちろん、博士号をもってているような人から、さらに優れた人をを何人も雇うこちらの大手プロダクションとはツール開発の技術などは比較にならないだろうが、小さなプロダクションのレベルは余裕で超えている。


技術的には十分、対抗できるレベルである。
将来的に、日本の技術力とクオリティーを生かして、ハリウッド映画の受注ができ、韓国、香港、インドよりも遙かに高いレベルか、速いスピードでできるようになれば、競争力があるのになと思う。

技術的には良いところまで来ているので、ハリウッドなどの見せ方を意識しないで、日本独自の路線で見せてもらいたいところだ。

真似はどこまでいっても真似にすぎない。
それにビジュアルエフェクツが見たくて人は映画館に来るわけではない。
スーパーマンリターンズはどんなにVFXのクォリティーが高くてもクリストファーリーブの「スーパーマン」の範疇を超えることはできなかった。

GOEMONはまだ見ていないので動画で見たとき、どれぐらいのクォリティーなのかはわからないが、静止画を見た限りでは、期待できそうだ。

いつも思うのだが、日本はコンポジションで失敗してしているように感じる事が多い。
空気感がミニチュアっぽいというか、それぞれのエレメントがなじみきっていない。
まぁ、Wetaの作品でさえ、コンプはダメなことがあるのだが、それでももう少し頑張れば、もっとリアリティーのある物になるのにと悔しい思いをすることは多い。

それに、自分がよりアルゴリズムに興味をもって読めるようになってきた。
もっとC言語などを習って、本格的な数学的アルゴリズムを勉強するようになればもっとおもしろいのだとは思うが、その前段階として、どんな仕組みが存在するのかをすこしでも理解できれば楽しい。


Melスクリプトの連載は、以前からやっているのは知っていたが、わかりやすい反面、簡単すぎると思っていたが、いつの間にか結構、実用的で高度なことをやっている。
この連載はわかりやすいので、いつか本がでたら買いたいとおもった。

 

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