オンラインヘルプの「position、velocity、acceleration を操作する」によると、パーティクルの動きをコントロールするアトリビュートは、「位置(position)、速度(velocity)、アクセラレーション(acceleration)」の三つということになっている。
これは物理で「運動の状態」を表すのに用いられる項目と一致している。
物体がいる場所を「位置」、
位置が変わっていくスピードを「速度」、
速度の変化する割合を「加速度」として表現し、
それぞれを時間ごとに記録している。まさに「事実を測定している」のだ。
物体が運動していく様子は、このように時間、位置、速度、加速度で表現することができる。これを「運動の状態」という。
「運動の状態」を明らかにすることによって、物体の動きがより的確になるのである。
(物理学解体新書(質点の力学):運動の状態より)
次にそれぞれのアトリビュートを見ていきたい。
それぞれのアトリビュートは、(パーティクル アトリビュートのリスト)を参考にしてインターネットで調べた情報をくわえてある。
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<<アクセラレーション(acceleration)>>
:パーティクル単位で速度(velocity)の変化率を設定します。
アクセラレーションとは、日本語で加速または加速度のこと。
単位時間当たりの速度の変化率。速度がベクトルなので、加速度も同様にベクトルとなる。(wiki)
(物理学解体新書(質点の力学):加速度より)
例えば、ある物体が30[m/s]で移動している。
この物体の速度は1秒後に35[m/s]、さらに1秒後に40[m/s]、さらにもう1秒後に45[m/s]になった。
1秒あたりに5[m/s]づつ速度が変化しているので、この物体の加速度は5[m/s2]である。
スピードが遅くなる場合は、加速度はマイナスである。
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<<速度(velocity)>>
:スピードと方向をパーティクル単位で設定します。
ただ、実際にこの単位が「1」のときにMayaの中で、cm/秒の速度なのかは不明。
(物理学解体新書(質点の力学):速度より)
「物体の移動した距離(位置の違い)」を「移動に要した時間」で割った量を速度という。
自動車で40km離れた地点間を二時間で移動した場合、速度は「20km/時 (時速20km)」となる。
つまり「1時間あたり20kmづつ移動する」という意味だ。
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<<位置(position)>>
:ローカル空間座標でのオブジェクトの位置をパーティクル単位で設定します
(物理学解体新書(質点の力学):位置より)
「物体がどこにいるのか」を示すのが位置である。
日常生活の中で、物体の位置は「机の上」「本棚の右側」「約20m先」等で表現する場合が多い。
しかし、このような表現では、位置の変化を時々刻々追跡するには無理がある。
だから、位置は座標で表現する。
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ランタイムエクスプレッションでこれらをコントロールする場合、操作するアトリビュートをどのように選択すればよいのか?
1)スムースでランダムなモーションをパーティクルに与える
>アクセラレーション アトリビュートに乱数を代入
(アクセラレーションの変化が急激な場合でも、常にスムースなモーションが実現される。)
2)細かく揺れるランダムなモーションをパーティクルに与える
>速度アトリビュートまたは位置アトリビュートに乱数を代入
(以上、「position、velocity、acceleration を操作する」より)
注意:ダイナミック フィールドを併用する場合:
エクスプレッションによる効果が最初に適用された後、ダイナミック フィールドのエフェクトが追加されます。
2009年6月4日木曜日
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