経産省の方からいただいたメールの内容の一部を公開いたします。
名前はAさんとしておきます。
Aは頭文字ではなく本名とはまったく関係ありません。
メールの内容を公開しようと思ったのは、いかに丁寧に対応し、こちらのことも考えてくださっていたかということを末端であるCGアーティストの方々に少しでも、知っていいただきたかったからです。
今回は、個人的意見の部分と経産省職員としての連絡とを、明確に分けるということで、ご本人に許可をいただきました。
Aさんは、最初のメールのときから丁寧に対応してくださり、アイデアボックスの終了後、私から催促したわけでもないのに、ご報告をしてくださったりと、非常に親切に対応して下さりました。
これを読むことで、みなさんの経産省のイメージが少しでも変わればと思います。
すべてのメールではないので、どれほどそれが伝わるかわかりませんが、少なくとも役所仕事の雰囲気はないことがわかると思います。
読者のかたが、末端のアーティストの立場から、さまざまな提案をしていくことに積極的になる手助けになればと思いここに公開します。
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いつも、お世話になっております。
経産省メディアコンテンツ課 A でございます。
アイデアボックスでは大変お世話になりました。
その後のフォローということで進捗をご連絡します。
いただいた意見は、
コンテンツ産業の成長戦略に関する研究会において議論し
報告書に盛り込ませていただきました。
■コンテンツ産業の成長戦略に関する研究会について
http://www.meti.go.jp/committee/summary/0004653/index.html
概ね、以下のようなところが該当するかと存じます。
2.海外市場獲得:潜在的利益の現実化と収益力強化・・・・・・・・・・・ 15
(1)製作活動のグローバル化
①映画・映像~アジア域内国際共同製作推進とノウハウの域内共有・蓄積
②大規模CG映像製作分野への参入
もちろん全て反映できたというわけでなく、委員の方々の中で意見を集約し
ハリウッドだけでなく、アジアの消費市場を中心として
そこをどう取組んでいくのかという内容になっております。
まずはこの文脈で走り出そうということであります。
至らない点や、そもそもそういった意味でない等々のご意見はあるかと思いますので
引き続きアイデアボックス等でご意見を出し続けていただければ幸いです。
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Aさんは、今月でその任期が終わるために、残念ながら経産省メディアコンテンツ課での勤務はこれで終わりということです。
Aさんからは、経産省の職員という枠組みから出て、貴重な個人的なアドバイス、ご意見などもいただきました。
それらもぜひ、公開したいのですが、このブログも、アクセス数が増えました。
基本的には善意の方が多いのですが、パブリックの場ということもあり、どんな方が読まれるかはわかりません。
「Aさんの一個人としての意見」ではなく、「経産省の意見」として勘違いされたり、悪意のある方向で利用する方も出てくる可能性がないとはいえません。
そこで、私のほうで、問題がないように変えて、上記のメールの続きをご紹介します。
これはあくまで経産省の職員という立場から外れた、Aさん個人の意見であり、しかも私が一部変えたものであること、経産省の意見ではないことを重ねて強調しておきます。
どれだけ変えたかは伏せておきますが、基本的にAさんの心がつたわるようにしてあります。
-----以下は個人意見であり、経産省とは一切関係ありません-----
私としては、melonさまからわざわざメールでご意見いただきましたので、アイデアボックスのような試験的な取組も検討している最中でもあり、是非このプロセスにご参加いただけないかと思っておりました。
私もこの夏でメディアコンテンツ課から変わりますので、その前にご報告できてよかったです。
引き続き経産省へ現場からの忌憚のないご意見をいただければ幸いです。
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もう一回念をおしておきます。
これは経産省の意見ではありませんし、オリジナルから変えてあります。
(まぁ悪意に取る人は、これでもこじつけるんでしょうけどw)
さて、この後のメールでもいろいろと貴重なご意見をいただけたのですが、それらから、基本的に我々から積極的に経産省へかかわっていくことは、間違ってはいなかったし、以前よりは簡単になってきていると感じました。
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