日本でハリウッドVFXを制作! 「経産省アイディアボックス」 結果:  
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2010年5月3日月曜日

こんなことがありました。(LAに戻れるか?!)

面接の時にパスポートはアメリカ大使館に預けてVisaスタンプをもらうことになる。
Visaスタンプがおされたパスポートは後日、面接時に提出した レターパックで郵送される。

実家へ行く予定だったので、実家の住所を書いて提出しておいた。

ほぼすべてのことが終わり一安心した我々は、翌日、私の実家へ向かった。
そして到着まで約1週間かかるとのことだったので、それまでのんびり過ごすことにした。
のんびりとは言ってもいろいろなところを子供に見せたかったのと親戚や友人に会う予定もあり忙しい日々を過ごしていたのだが、やはり自然の多い日本は子供にとっておもしろく、のびのびと過ごしているようだった。

そんな姿を見て夜になって「あぁ日本はいいな」「やっぱり戻ったほうが子供のためにも良いかな?」といろいろと考え、少し心が揺れた。

そして、このときまた嫌な予感がした。
何かを達成したいとき、自分のこころで決めたことがおこると以前からこのブログで言っていますが、これはマイナスのことでも同じです。
よすうるにこのようにアメリカの滞在に対しての気持ちがゆれている状態では、GCの取得に問題が出て来る可能性がある。
ただ「もらえる」という確信にちかいものはあったので、その部分に関しては疑いがなかったのだが何か「困難」か「問題」が持ち上がってくるという予感がした。

そして、その日はそのまま寝てしまった。

寝てしばらくしたところ、嫁さんに起こされた。
今日は朝早くからどこかに行くのかなとおもって時計を見るとまだ夜中の3時。
うちの母親もいて、真剣な面持ち。

嫁さんが「ちょっと問題が起きた」というので「なに?」と聞いたら。
「お母さんがまちがってパスポートを切ったかも知れないって」
 一瞬なんのことかわからず話を聞くと、 数日前に不在通知があり、金曜日に郵便をとりにいったところ、中にパスポートが入っていた。
自分(母)の不要なパスポートだと思い、はさみを入れてゴミに棄てたとのこと。
ゴミはすでに先週の金曜日に燃えるゴミでだしたあと。(そのときは月曜日)
ボケてはいないが、最近物忘れがはげしいといっていたので間違いであって欲しいとはおもいつつ、郵便物の確認をした。


レターパックの画像をインタネットで見つけて見せたところ、「これだ」というので間違いないらしい、なかにはいっていた茶色い封筒(一緒に届くと大使館でいわれた)はどうしたのか聞くと、おぼえてない。一緒に棄てたと思う(実際には茶封筒はかなり大きく分厚いので見過ごすほど小さくはなかったのだがこの時点では誰もその大きさはしらなかった)とのこと。
以前のVisaでは4日ほどでとどいたので、日数的には一致する。
レターパックなんてそうそう受け取るわけでもないだろうから、封筒を覚えていると言うことは間違いないのか???
 
レターパックには追跡番号があるのだが、不覚にも大使館でその番号を控えるのを忘れていたのでそれが本当にうちに届いたかどうかは確認できなかった。

仕方がないので、パスポート紛失時とVisa紛失時の手続きについてできるだけ調べ、大使館に紛失時にどうすればよいかメールで質問しておいた。
翌日に郵便局に受け取り証明の確認と、警察にも紛失証明を出してもらう必要がある。

このときの顛末は以下のVISA掲示板でもご覧いただけます。
http://www.asagao.com/cgi-local/bic/visa_bbs/yybbs.cgi?mode=res&no=7519#7519

5時頃、また寝たがいろいろな考えが浮かんだが、不思議と心は落ち着いており、悟りの境地に近い物があったw

心配なのは、日本にいることになったら生活するためのお金をどうかせぐかということだけだった。
また、やっぱり心が揺れたのがまずかったかなとも思った。
しかしまだ心のどこかでは、確信がゆるいでおらずどこかGCは結果的には手に入るという感じはあったので落ち着いていられたのかも知れない。

翌日、大使館への質問メールの返事はまだきていない。
郵便局へ行かなくてはいけないのだが、父親が朝から病院へ行っており車がないので身動きが取れない。
しかたがないので、近くの池で子供と一緒に釣りをした。

午後一番で、郵便局へ行ったが本部へ書類は全て送ったのでわかり次第連絡をしますとのこと。
心配なのは、念のために局員さんがみせてくれたレターパックの封筒をみて、うちの母親が間髪入れず「あ、それ、それ」と確信のある返事をしたこと。
帰宅してからまだ大使館からの返事は来てなかったので電話をかける、メールも電話も一回ごとにお金を取られるのでこれで合計4000円。

電話に出た人が外国人で片言で理解してるのかしてないのかわからない。
しらべて折り返しメールしますの一点張り。
こちらも以前のことがあるので、「だれか日本語のわかる人を出してください!」とちょっときつめに言ったところ、他の人に交代。
しかしその人も外国人、ただし最初の人よりは少しマシで理解してくれているのがわかる。
答えが至急欲しいことをつたえ、折り返し電話をもらうことになった。

..........。
そして、縁側で子供の釣りゲーム(本物の釣り竿と糸、そして針の代わりに磁石を使って、紙に書いた魚のクリップをくっつけそれを釣り上げる)、につきあうこと一時間。
大使館から連絡がきた。しかも日本人だったのでホッとして、話を聞いてみたところ、Visaが発行されたのは金曜日なので、そのときはまだ届いてないと思われるから、もう少し待つように言われた。

混乱を避けるために説明しますとGCはまず面接をうけ、アメリカ大使館でGCは発行されません。
かわりに特別なVisaが発行されます。
このVisaを使い渡米し、入国時に空港でスタンプをおされて初めて入国が許可されたことになります。
そして入国後、3週間ほどでGCが手元に届きます。


まぁどちらにしても待つしかないか。
問題は3日後に控えたフライトを変更すべきかどうか。
再発行となったらまずパスポートを発行してもらいそれからVisa。
大型連休に掛かるので通常よりも、余計に時間がかかりそう。
これも明日までにはっきりしなかったら延期しようと思い、その日はのんびり過ごすことにしました。
心配なのはこれからの生活費と、LAの荷物の引き上げ費用。。。



そして夕方6時頃、郵便局から電話が。
「調べてみたけど、金曜日とその前後に配達記録はない。」
「今日、Melonさんと奥様の名前が書かれたレターパックがありますがこれからお届けします」
とのこと。
「それです!!!!!!」と思わず言ってました。

1時間後に無事、レターパックは届き、
自分たちのパスポートと、新しいVisaを目にすることが出来、一同、一安心しました。

それにしても、うちの母親はいったい何と勘違いしたのか???
まぁ確実に自分の白髪は二倍になりました。
続く

2 件のコメント:

  1. いやはやお疲れ様でした!移民関係のゴタゴタの苦しみは人事で無く良く分かります。それにしても、お母様の御活躍を読んで、笑ってはいけないと思いながらも笑ってしまいました。済みません!
    兎も角戻って来れて良かったですね!!

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  2. ありがとうございます。
    いやぁ笑い話で終って良かったです。
    うちの姉に最初話したときは目が点になって、しばらく固まってましたよw
    それにしても帰国も同じ日だったんですよね。
    雨がふってたのが心に残ります。(ブログ拝見しました。)

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