日本でハリウッドVFXを制作! 「経産省アイディアボックス」 結果:  
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2010年8月26日木曜日

遊星からの物体X(前章)、ピラニア3D、パンツァー88

おまたせしました、書き終わりました。

最近は、映画の製作ニュースや、VFX業界のこれからについての情報がありすぎて、読むのも大変です。



<遊星からの物体X・前章>

個人的にとても気になっている「遊星からの物体X・前章」は、その後もちらちら製作情報がながれていましたが、
今回は、本作に出演する女優「メアリー・エリザベス・ウィンステッド」により、語られた内容を訳してみました。(例によって訳は適当です)
情報元:サイト「blastr

1.とてもすばらしい。じわじわとくるSFアクション映画です。不気味な最近作られた他のホラーSF映画と一線を画するような映画です。なにか新しくて楽しい物になると思います。だからとてもわくわくしています。

2.前作と同じ、80年代に設定され、ノルウェー基地がある南極大陸を舞台にしています。
私とジョエル・エドガートン、エリック・オールセン以外の大部分はノルウェー人の俳優です。

3.最初はとてもゆっくりと始まり、この怪物が現れそれが他の人、基地の誰かに化けることを認識したとき、妄想が生まれます。


まぁ、びっくりするほどのことは語られていないのですが、もし映画自体がカーペンター版「遊星からの物体X」の直前のことを描くのであれば、この映画の最後は、犬が逃げて、それを誰かが追いかけていくところで終わりでしょうかw?



<ピラニア>
さてそのほかの、リメイク作品としてはピラニア3Dがあります。
今回で、第三作目なんですが、まずその歴史を振り返ってみると...

第一作目は、ジョーダンテ監督(1978)




第二作目は、ジェームスキャメロン監督 (1981)
邦題は「殺人魚フライングキラー」でしたが、原題は「Piranha2」で、続編として作られています。


今見るとエイリアンへのオマージュなのか? 魚がおなかを食い破って出てくるシーンとかありますね。


そして、第三作目 アレクサンドル・アジャ監督(2010)
3作目で3Dって語呂合わせ?はまるで「13日の金曜日」のシリーズのような感じさえしますw
「第三作目だから3Dにするか!」ってのりですかね。

ちなみに初めて劇場で見た3D映画は「13日の金曜日Part3」でした。
赤と青の眼鏡をかけてみたのを思い出します。
まぁ「ピラニア3D」はたまたま3Dブームだったってことだと思いますがw





さて、この「ピラニア3D」、今年のコミコンで約9分間の山場のシーン(残虐シーン閲覧注意)が公開され、Youtubeなどにもアップされていたのでごらんになった方もあるかもしれません。


なぜ、「ピラニア」がこんなに気になっているかというと、一番最初の「ピラニア」には「遊星からの物体X」の特殊メイクを手がけたロブ・ボッティンが参加していたからなんです。

他にもフィル・ティペット、ボブ・ショート、クリス・ウェイラスなどが参加していました。


映画自体は、主人公の女性が結構明るい感じで、気軽に見れる映画でした。
一番のお気に入りは改造ピラニアを作り出した研究所の中で、小さな魚人間?のようなのが生き物が水槽の中(背後だったかも)にいるシーンでした。
完全な脇役でちらっと出てくるだけなんですが、研究所で常識を越えた新しい生命を生み出す研究がされているということを感じさせるには充分でした。
映画の中で主役のピラニアは暗くてよく見えず、ピラニアの群れるときの独特のキュルキュルという音と共に水面が沸き立つというのでごまかされていましたね。
ジョーズほどの、テンポはなかったですが、最初から最後までたのしく見れる作品でした。
自分としてはロブ・ボッティンの仕事が見たくて、TVで放映された物を録画して何度か見た記憶があります。


なので、ピラニア3Dも期待していたのですが、上記の9分間の映像を見て、期待以上であったところもあり、それは違う路線に行きすぎだという部分もありました。

まず、映像の見せ方などはスリル感がましており、前作よりもこわさが出ているように思いました。
(前作は暗くしてわからなくしてただけのような印象があります)
他にも現代的な感覚が取り入れられており、安価なCGを見せられるのかとおもったらそこそこがんばっていました。
それでもまだB級映画の感じが残っているのはうれしかったです。

それは違うだろう!というのはエロと、残虐性を強調しすぎってところ。
特にピラニアにおそわれるシーンは、見てて気持ち悪くなってきた。
これは「ピラニア」第一作とは違って品がなくなったような気がしました。

第一作が中学生でも安心して見れるような作品だったのにもかかわらず、今回のは完全に成人指定。
前作を現代化してスリル感をましたものになってくれるかと期待していたので路線が変わってしまい、ちょっと残念。

もうひとつは、 予告編でも見れますがピラニアが意図を持ちすぎている感じ。
すぐに食べるんじゃなくて威嚇までしてますね。
前作は、ただ「食べる」に集中してたので、動物っぽさがあってその分、問答無用で食われる感じがあったのですが、今回のは駆け引きする知恵までありそうw
こういうわざとらしさは、おもしろいのかもしれませんが、これについては自分はすきになれないです。

現在制作中の「遊星からの物体X」 も、心理的サスペンスのよさを殺してしまうような、「怪物盛りだくさん映画」で、品を落としてほしくないなというのもあったので、今回のエントリでは、この「ピラニア3D」を取り上げました。


さて、ピラニア3Dの監督「アレクサンドル・アジャ」、次回作は「コブラ」だそうです。
あの寺沢武一の「コブラ」です。
まぁ、CGでやれば宇宙船は問題ないだろうとは思います。
ただ、またエロを前面に押し出してこられるとなんとも....という気持ちと共に、リアルなクリスタルボーイも見てみたいという興味もあります。


しかし、映画「ピラニア」に関係した監督は、なぜか後に出世していますが、この監督もそうなるんでしょうか?(キャメロンはその過去を抹殺していますがw)



<パンツァー88>
さてもうひとつは2011年公開予定の「パンツァー88」
キングタイガー(戦車)とそのクルーがあるミッションで、ロシアの国境へ向かい、
古代の謎に巻き込まれ謎の存在とたたかう映画らしいです。
Wetaがすでにいくつかのコンセプトアートを公開しましたね。

 キングタイガーの向こうに見えるのは、形からすると列車砲(ドーラ)でしょうか?(参照
こういう希有な兵器がまるでそこにあるかのように見れるのが映画の楽しいところでもありますね。


この映画、予算は20ミリオン(約20億円)とうことなので、しっかりとした大作のようです。
ここまで読んだだけだと、最近のハリウッド映画で良くある話なのですが、他と一つだけちがいがあります。

なんと、この映画のプロデューサーは「ゲイリー・カーツ」なのです。

ゲイリー・カーツは、ジョージルーカスと共にルーカスフィルムを創設し、スター・ウォーズを制作した名プロデューサーです。
それどころか、「スターウォーズ」を完成させるべくジョージルーカスを支えてきたのがこの人で、この人がいなくては「スターウォーズ」は日の目をみなかったかもしれません。

その後は、ダーククリスタルなどを作ったものの残念ながら興行的失敗で、映画界から引退していました。
なので、本作は劇場映画としては復帰作ともなります。
ゲイリーカーツが後期にかかわった作品は興行的には失敗していますが、作品的にはたのしめるものが多いので、新しい作品がみれるのはうれしいですね。

脚本協力と監督はギレルモ・デル・トロとともにヘルボーイの脚本を書き上げたPeterBriggsという人です。

情報元:
Collider.com
Bloddy Disgusting
なんか、じわじわっと大作の予感。
最近は、金かけても観客を楽しませてくれる映画が少なかったから、ゲイリーカーツに期待!!!



<狂気の山脈>
 そういえば、ギレルモ・デル・トロは、ラブクラフトの「狂気の山脈」を作ると発表しておりますが。
(こちらはプロデューサーがジェームス・キャメロン)

よく考えたら「パンツァー88」も「狂気の山脈」も古代の宗教的な超存在というか怪物(妖怪?)というかそんなものに関係しており、同じ分野の映画ですね。
スーパーヒーロー物がそろそろ出尽くしてきたので、こんどは古代の神でしょうか?
 まぁ「パンツァー88」は2011年、「狂気の山脈」は2013年公開予定なので、ぶつかることはありません。

この二つが当たると、「古代の神」ものや、ラブクラフト原作がどんどん映画化されるようになるかもしれませんね。
クトゥルフ神話シリーズができたりして。

ラブクラフトは小説で読んだほうが、なんか不気味さが引き立つような気もします。
それに読んだだけでは形状がわからない怪物をいろいろと空想する楽しさがあります。
いままで映画化されたものは具体的な形状をともなって現れる(しかない。)のですが、どれも今ひとつの感じはぬぐえません。
まぁ基本的に、ラブクラフト原作の映画は低予算映画が多かったのが 原因かもしれません。
名監督が作るとどうなるか見てみたいところです。

 ラブクラフト好きとしては、特定のイメージにとらわれたくはないのですが、最新のCGと鬼才ギレルモ・デル・トロによってどう表現されるのか興味もありますしね。

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