(画像は霊長類進化のミッシング・リンクと言われる「Ida」)
ひさしぶりにスクリプト関連のエントリを書きました。
現在、過去のMelスクリプト関連のエントリを見直し、まとめる作業にはいっています。
これには、まだまだ、たくさんの時間が必要ですが、今、時間を見つけて少しづつ進めています。
さて、その過程で思いついたことなどは、新たなエントリとして書き加えていきたいと思います。
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今日はその第一弾として、2009年1月23日に書いたエントリ「いらいら」を読んでい、このエントリでうまく言い表せなかったことを再度考えてまとめてみた。
思考で行っていることを、プログラム化しようとすると、細かな部分をステップ分けして明確にする必要がある。
これは通常無意識に行っている部分を明文化しないといけないということである。
いわば、プログラミングのために注目すべき点、明確にすべき点は、日常の思考とは異質な物である。
しかし、この訓練は、さけられない部分である。
通常、プログラミングの勉強では、
1)コマンド
2)文法
3)プログラミング的思考
のすべてを一度にやるので、この発想法になれていないと非常に苦労する。
そのため、プログラミングには慣れが必要と言われるし、数多くこなすしかないということにもなる。
いままでの訓練では、そのあたりをコマンドと文法から切り離して身につける方法は、ほとんど無かった。
実際にこの考え方を理解するために行われるたとえ話(説明)は、
●学校の卒業式のプログラム
●運動会のプログラム
といった、全くコンピュータとは異なる部分の話でされる。
これで大体はわかったような気になるのだが、実際にプログラミングを始めると、どんな簡単な物でもそういった「プログラム」とは全く異質である。
特に初心者には発想の転換を強いられ、ようするに使えない知識(もしくは使いにくい知識)である。
ここにプログラミング学習における「ミッシング・リンク」が存在する。
この部分が解決されれば、もっと多くの人が速やかに、プログラミング学習をすることができ、途中挫折も減ってくるのではないかと思う。
このプログラミングをするために必要な情報(以下の1~3)
1)必要なステップ
2)その順番
3)そのほか(今は思いつかない)
を的確に見抜き抽出する能力の訓練が、その部分に該当するのだと思われる。
この部分を効果的に、しかもコマンドやプログラミングの文法を使うこと無しに、鍛える方法はないものか?
実際には、プログラミング作業とは切っても切り離せないものだということはわかるのだが、
少なくとも、この基礎となる、発想法(注目すべきポイントを理解している)というか公約数的な部分があるはず。
それがわかれば、この能力を独自に鍛える方法がわかるかもしれない。
しかもコマンドやプログラミングの文法を学ぶ前にそれらと切り離せて学習できれば、コマンドや文法を習い始めたときにはすでにその基礎能力が身についていることになる。
そのたとえとして、エントリ「いらいら」ではIf文の比較演算子が意味する「同じ」「大きい」「小さい」という言葉に注目するのが、良いのではないかと思い、例としてあげている。
またこれエントリ以前からやっていた「TTSneo」の勉強で感じたこと気づいたことも、この学習に貢献することと結びついているように思っている。
また、この問題への別の解決アプローチとして、「シーケンス制御」の考え方を理解することが役に立つのではないかと以前のエントリ「初心者プログラミング教育のブレイクスルーになるか?」に書いた。
ここで紹介した、「マンガでわかるシーケンス制御」 を最近入手し、現在読み進めている。
まだ完読していないので、なんとも言えないが、このアプローチ方法には、別の問題があると感じ始めた。
それは、電子部品の知識が必要となるという点だ。
電子部品に興味を持って育った我々の世代ならよいのだが、最近の自分で電子部品を組み立てるということから離れ興味のない世代や、電子部品にアレルギーのある人たちには、別の障害となり得る。
これはこれで、自分で読んでみて、その中から自分が使えると感じる部分を抽出する必要があるようだ。
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将来的には、こういった要素が抽出でき、それを効率的にきたえる手順を構築できればいいなと思っています。
とにかく、この部分を何とかできれば、スクリプト言語の初学者にとって、大きな助けになると思っている。(思い込んでいるw)
とくに、スクリプト言語の学習に抵抗が強い人や、何度もくじけた人の助けになればと考えています。
プログラミングには詳しくないので、プログラマーやTDの方、また勉強方法に詳しい方などのご意見をいただけるとうれしいです。
それは不可能!という意見から、こうすればいけるんでは?というアイデア、またはまぁがんばれやという励ましでもなんでも結構です!!!
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