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2009年10月2日金曜日

「トランジション」を考える。(番外編:メリエスについて)

メリエスの時代である1900年と言えばパリ万博が催されている。
ガレのガラス工芸や、ミュシャのポスターなどに代表されるアールヌーボーの時代でもあった。


その少し前の1800年代後半はゴッホ、セザンヌなどの印象派が台頭していた。


アールヌーボーとは、「新しい芸術」の意味であり、絵画、建築、工芸など多岐にわたり、新しい装飾デザイン様式が生まれた。
劇場を営む、メリエスも決してこの時代の流れとは無関係ではなかっただろうし、むしろ積極的にその流れを取り込もうとしていたのではないかと思う。

カメラの故障から、ストップ・トリックのヒントを得たといわれているが、それを技法として昇華させることができたのは、この社会の風潮も後押ししたのかもしれない。
もちろん、彼自身も新しい時代を築いていきたいという気持ちがあったからではないかとは思う。


メリエスのバックグラウンドについてもう少し詳しく解説してあるブログとホームページを見つけたので紹介しておきたい。

ブログ 時計仕掛けの「昭和館」:映像はもともと、魔法に近いものなんだ


サイト 映画中毒者の手記 ジョルジュ・メリエス-映画を見世物に向かわせた男


サイト ペーパームーン(奇術雑論) 第5章 メリエス ―奇術としての映画の創始者

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