デジタルドメイン、カナダ支社設立のエントリで、結構言いたい放題かいているので、不安になった方もいるかもしれないのであらためて書いておきたい。
前回のエントリでは、まるで数年後にハリウッドCG業界が崩壊するのではないかというような不安にかられるような描き方をしていたが、完全に個人的な考えをのべただけで。
そういうことは、あり得ないと思うので、安心していただきたい。
ネガティブな表現が多かったのは、自分の不満や不安を整理する意味もあり、半ば現在の自分の考えを記録しておきたいがために、書いている。
「個人的なブログ」の内容としてご容赦いただきたい。
やはり不満と結びついたことを書くと、ネガティブな内容が増えてしまうので、ブログを公開している以上、そのあたりは、控えた方が良いのかもしれない。
冷静に見て、確かにハリウッドでのCG業界は、すべてが上向きというわけでもないだろうが、それはおそらくどの国でも同じだろう。
カナダの件に関しては、ハリウッドの強いライバルとなりつつあるのは事実だが、取って代わるかどうかは、わからない。
もちろん、技術の進歩に従って色んな国がライバルとなって来るであろう事はだれでも想像が付く。
少なくとも、10年近い月日がたたない限り、どの国がイニシアチブをとるかは、わからない。
日本のセルアニメのように、多くの動画が人件費の安い国で作られるように、ハリウッド以外の国はセルアニメでいう動画のような部分を任されることになるかもしれない。
ニュージーランドで色んな映画が作られるようになったころ、ハリウッド映画業界は衰退するのかと、心配される声もあったが、そうはならなかった。
もし、映画業界が成長すれば、ハリウッド、カナダを含めても人手がたりなくなることも十分ある。
今のセルアニメのように、だれもCGという仕事に興味がなくなれば、それがハリウッドでなくても、誰も気に掛けなくなるだろう。
ジョージルーカスは将来「大作」映画が作られる機会はどんどん減っていくと言った。
おそらく本当にそうなるのだろうが、ここ数年はまだその気配はないし、まだ10数年は大丈夫な気がする。
まだ、流れは始まったばかり、衰退の気配は微々たる物で、流動的であり、将来はわからない。
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