日本でハリウッドVFXを制作! 「経産省アイディアボックス」 結果:  
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2009年3月26日木曜日

未来のユビキタスコンピューティングと「情報」

このMicrosoftの映像を、見て「2010年宇宙の旅」を思い出した。
はっきりとは覚えていないが、ボーマン船長のお母さんが病院で治療を受けているシーンの前後に、壁一面に画像が表示されるようなシーンがあったように記憶している。



よく考えてみれば、当時の映画で描かれていたような技術があと、一歩の所まできている。

現時点では、入力方法や情報の表示方法は、いろいろな方法があり、個々の技術が完全に融合していないが、解決するのも時間の問題だろう。
ただインフラが整ったとしても、すべての情報や機能が使いこなされるまでは、今から数えても、まだ数十年かかるだろう。


このビデオの世界が現実になったとき、いろいろな情報が、より早く、より適切で、より多く、どこでも入手したり発信することができるようになる。

そのとき、自分はそれだけの機能を生かしてより有能になれるのか?
それともただの便利機能として、ただ、いままでにあったものの代りとして使ったり、娯楽に使うことで終わるのか?

コンピューター以前は、情報は場所と時間、入手できる経路にも制限があった。
それがインターネットの普及により、かなり減った。


これからは、それがさらに進歩する。
いつでも、どこでも、欲しい情報に即座にアクセスでき、発信したい情報をすぐに送ることができる。
「情報」というものに対する人々の考え方や感じ方が大きく変わっていくだろう。

いまは、情報にアクセスしたり、発信するためにコンピュータの前に座り、電源を入れ、必要であればUSBで機器を接続しなくてはならない。
新しい時代では、それらがどんどん無くなっていく。
情報をとりまく不便さがなくなり、ストレスがなくなっていく。

その時、本来自分が何を欲しているのか、そして何を発信したいのかが問われるようになるのではないかと思う。
「自分は何を欲しているのか?」という問いかけだ。それは「本当の自分」を知っていなければわからない。

コンピュータやインターネットの使い方を習ったり、新しい技術を勉強することでは、それは解決しない。
「本当の自分」を静かに見つめ直し、人に左右されず、自分が本当は何を欲しているのかを、少しでも見ることができりょうになったときに、「情報リテラシー」は向上するのだと思う。

そう考えるとソフトやハードの使い方を教えることで「情報教育」とすることは、なにか違っているように感じてしまう。
 

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