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2009年12月10日木曜日

ブログ bcc:cg 閉鎖: (続報)

(2009/12/11 改訂: エントリ公開後に読み直したところ、ドキンさんはGoogleアドセンスの申請はしたとのべられていますが、Googleにキャッシュされたブログをみると、実際には使用した形跡はありませんでした。 amazonの広告があったのですが、それをGoogleアドセンスと勘違いしていました。

このエントリ自体が、Googleアドセンスに関連したツールで、ドキンさんがブログで使用した画像が自動通報されたのではないかという前提の元に話をすすめていましたが、そのようなシステムがあるのかは明記されていないし、内容的に特定のプロダクションを疑うような内容になっていました。

よって内容を整理するために、不要な部分を削除し、事実に沿った物に改訂しました。)

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続報です。
ブログ bcc:cg 閉鎖」にていきなりブログを閉鎖されたケースを取り上げました。

bcc:cgを運営していたドキンさんへ、メールにて質問を送ったところ、さっそく大変丁寧で詳細なご説明を返信していただけました。

ブログは立ち上げてまだ、1週間だったそうです。


ちなみにご存じない方に前もって、説明しておきますと、
BloggerというブログサービスはGoogleに運営されており、Googleのアカウントによって管理されています。


ドキンさんが説明してくださった、アカウントが停止からその後の経緯は以下の通りです。。


まずはGmailにログインができなくなりました。
ブログを見てみると該当ブログはRemoveされました、とのメッセージ。
Gmailログインに失敗したときに見たことのない画面に飛ばされ、
「Googleアカウント内のサービスで不正行為が見つかった為アカウントを停止しました。
見に覚えのない場合は再度Terms of Serviceを読み直してください。GoogleはDMCAをサポートします。」
のような記述がありました。
(訳注:DMCAとはデジタル時代の著作権法のことで、Googleの物ではなくアメリカの著作権法で、未だいろいろと議論はあるようです。)


このDMCAとBlogger(google)の関係についてもう少し調べてみました。

DMCA免責条項 その二 - DMCAチェックリスト

SEO対策: デジタル ミレニアム著作権法 (DMCA)


またこちらの公式ページを見ると、AdSenseを利用しているブログが
何らかのコンテンツを違法に利用している場合、著作権保持者がGoogleへ通報出来るようです。

Google Adsense 日本版 公式ブログ:コンテンツの所有について
これによると通報は、書面によっての提出となります。
ようするに発覚後、Googleが認定するまでにはある程度、時間がかかるよことがわかります。

アドセンスについてのブログ : 著作権侵害サイトへの対応(<==これ、要チェックです)
ドキンさんはアドセンスの申請はしたものの利用はしていなかったので、
よって、誰かがGoogleへ著作権侵害を訴えるという可能性は外したほうがよさそうです。



ドキンさんは、DMCAのページを読んだ上で、
「ブログに最後のポストをしたい、ブログポストはすべて削除する、このGmailアカウントで登録したサービス(Amazonなど)を解除したい」といった旨をウェブフォームで送ったそうです。

そして...

しばらくしてからあなたのブログコンテンツは法的に許可されていないマテリアルを含む可能性があります、というようなメッセージが(なぜか中国語で)来てからGmailおよびブログにアクセスできるようになりました。そこから、ブログポストを削除し、今に至ります。


とうことだそうです。


考えられる可能性としてはいくつかあります。
- 直前に白石運送さんなどで取り上げていただき、ブログ開設1週間目にも関わらずかなりのアクセスが集中した
- Melonさんのおっしゃるとおり、画像は転載元から一度ローカルに保存してからBloggerのスペースにアップしていた
- Google AdSenseの申し込みをしていたのでそのクロールにきたのかもしれない
- PixarCanadaの住所を書いたのがすこしまずかったかもしれない
- A Monster in Parisについてネット上にない、知り合いから聞いた情報を載せていた(Google担当者が日本語を読んでいれば…ですが)
などです。


他に、ドキンさんとしては、
やはり一気にアクセスが集中したこと。
ポストに画像が多く見るからに自分が製作したものではないものの羅列であった事。
が理由ではないかと述べられています。


ドキンさんからのメールは最後に
アカウントは停止されると思うので返信は結構です。
メールありがとうございました。
と締めくくられていました。


ドキンさん、詳細な説明をいただき、この場を借りてお礼、申し上げます。


あれからしらべてみると、ドキンさんのブログページがまだいくつかGoogleキャッシュに残っていました。
【プロダクション情報】Pixarがカナダ支社の公式ウェブサイトを立ち上げ
【ショートフィルム】French Roast


他のキャッシュされていたページも調べてみましたが、だいたいはYoutubeなどの動画サイトの動画を掲載しています。
これは違法と見なすこともできるかもしれませんが、実際にはリンクなので投稿者のみの処罰になるのではないでしょうか?
他の静止画なども、ブログではよくあることなので、それほど影響を与えているようには思えないのですが。

考えられることとしては、

1)著作権に厳しい会社が、たまたまみつけて自社の画像が使われているのでブログシステム管理元の、Googleへ抗議した。(アドセンスとは関係なく)

2)ドキンさんが指摘しているようにアドセンス審査時にサイトの内容が著作権違反のものが多いと判断された。(クロールとは)
ただ、この場合、審査自体はアドセンスの許可だけなのでブログの維持には影響しないはずですが、たまたまアドセンスとブログの管理元が同じGoogleだったので、カウント停止という処置にでたのでしょうか? それにしてもいきなりブログ削除、アカウント停止とは、厳しい処置です。

おそらくブログサービスが違う場合にはGoogleに権限はないので、アドセンスは拒否されてもブログ閉鎖までには追い込まれなかった可能性はあります。


たしかにBloggerのサービス規約には以下のように書かれています。

10. 終了、停止: Googleは、独自の裁量で、いつでも理由の如何を問わず、本サービスを停止する、本契約を終了する、またはアカウントを停止あるいは終了することができます。
これらの終了によって、お客様のアカウントは無効となり、しばらくの間 Google のシステムに情報のバックアップコピーが残っていた場合でも、お客様はご自身のアカウントまたはそのアカウントに含まれるファイルやその他のコンテンツにはアクセスできません。
本契約の第 2 項、第 3 項、第 5 項から第 8 項、および第 10 項から第 15 項は、基本的な利用規約の適用条項(責任の制限に関する条項を含みます) とともに、契約の満了または終了の後も継続して効力を有するものとします。


今回のケースとは違いますが、調べてみると、最近(11月頃から)いきなりGoogleアドセンスのアカウント停止されるケースが増えているようです。
(参照: Google AdSense アカウント停止にご注意を :ウェブ力学)
(参照: アドセンスのアカウント停止 : Sedori and Affiliate)
(参照: Adsenseアカウント停止、警告 15の要因 : AdsenseMania)

Google社内で何らかの規制強化、対応強化が図られたのかもしれません。

それから考えると、アドセンスの審査の段階で、
1)違法性があると判断された。
2)調べてみたらGoogleのブログサービスだった。
3)通常ならアドセンスのアカウント停止をするところだが、Google全体のアカウント停止となってしまった。


どちらにしてもいきなりですね....。
アドセンスを利用することを考えるなら、Bloggerを使用しないければ少なくともいきなり閉鎖という自体は避けられるかもしれませんね。


ドキンさん、これにめげずがんばってください。
そしてアドセンスをBloggerで使用している人は画像の転載には気をつけてください。

  

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