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2009年12月25日金曜日

SFパルプフィクションの表紙イラスト・ライブラリー

ブログ:究極映像研究所で、「早川ライブラリー 野田昌宏文庫」が紹介されていました。

野田昌宏氏については、スターログ日本語版や雑誌「宇宙船」で名前や写真をたびたび拝見することがあり、その存在は知っていました。

しかしながら、実はガチャピンのモデルであるとか、パルプフィクションの収集家であるという認識しかなく、どのように偉大な人なのか未だによくわかっていません。


それよりも自分にとって忘れることの出来ない存在が、「F・J・アッカーマン」です。
最初のスターウォーズを見て、SF映画にはまっていた当時、SF映画が紹介されている雑誌を読みあさっていました。
その中で異彩を放っていたのが「アッカーマンSF博物館」という本です。

この本を、手に入れたのはSF雑誌「宇宙船」が創刊される少し前だったと思いますが、多分、いまでも実家にあるはずです。

「SciFi」という言葉の生みの親でもあり、自信の膨大なコレクションを納めたアッカーマンション(リンク:メタルナ・アーカイヴス http://famousmonsters.jp より)で有名な、F・J・アッカーマン。
そのコレクションを紹介した全編カラー写真付き、中閉じの書籍でした。


今ではメイキング映像や、プロップなどの入手は珍しくもないが、当時は映画そのもの以外はあまりお目にかかることがなかった。
ロードショー」といった映画雑誌で、映画のワンシーンが掲載されている程度か、テレビ番組で少しだけ紹介される程度。
唯一「スターログ」がいろいろな制作風景を紹介したりしていた。
まだ家庭用ビデオも20万程度と高額な時代だったため、レンタルビデオさえ無かったので、当然今のように特典映像などは見ることが出来なかった。

そのような時代に、この本では、SF映画で使われたミニチュアや小道具、特殊メイクのパーツといった存在にフォーカスを当て詳細な写真付きで紹介していた。
これは当時の自分には大変衝撃的であり、映画の知られざる側面を見たことに感銘を受けた。
そして、スターウォーズの制作風景の写真などがスターログでも紹介されたりして、一気に映画制作への興味が加速した。


ラオ博士の七つの顔、アウターリミット、メトロポリス、といったいろいろな作品の存在を知ったのもこの本からだ。


後に雑誌「宇宙船」が刊行され、通常のプラモデルではなく、オリジナルの模型を作るというアイデアに触れ、「ホビージャパン」でガンプラブーム、プラモデルの改造やスクラッチに親しむことになった。
その後はガレージキットなどがブームとなっていったのは皆知るところである。

こうして時代の流れに巻き込まれ、今の自分がある。


さて、書籍「アッカーマンSF博物館」にはミニチュアだけでなく、後半にはいろいろなSF雑誌の表紙イラストが紹介されていた。
奇想天外、荒唐無稽な50~60年代のSFアイデアにあふれるイラストが掲載され、中には何度も利用されているうちにいろいろと変化していったイラストなどを発行時期別に比較するページもあった。

その中で、いまでも記憶に残っているのが「Amazing Story」というSFパルプフィクションの表紙イラスト。
アイデアは陳腐なものも多いが、どことなくわくわくさせられるイラストは今見ても当時の気持ちを思い出す。


さて前置きが長くなったが、そのSFイラストがこのエントリの冒頭で昇華した「早川ライブラリー 野田昌宏文庫」で見ることが出来る。
画像サイズは小さい物の、膨大な数があり、そのバリエーションをみることができる。

SF雑誌一覧(野田昌宏文庫)
 

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