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2009年12月19日土曜日

今ごろになってGUIを勉強しはじめた理由

いままでGUIについてそれほど手を出そうとは思っていなかった。

まだ学校を卒業したばかりのころに、他者のつくったMelスクリプトを組み合わせた物をGUIから操作できるようにしたことがあった。

そのときにはMelの知識はほとんど無かったが、マニュアルを読めば何とかなったので「それほどむずかしくない」「いつでもその気になればできる」という気持ちがあった。

それにGUIに時間を割くことで、肝心の「スクリプトのアルゴリズムを考える」という作業に時間が割けなくなってしまうことを心配していた。

他の人に使ってもらうツールを作るのでもないし、自分の仕事ではエクスプレッションが主流なので関係ないとも思っていた。


それが先日、仕事であるモデリングをプロシージャルで行うものを作成した。
自分で使うためだけに作ったのだが、それを使ってトライ&エラーを繰り返して目的のものを作り出すという作業を行わなくてはならなかった。

その際に、変更/設定するアトリビュートの数が多くて、GUIから一目でその構成がわかったほうがはるかに状況を把握しやすいということを感じた。
毎回アトリビュート名をスクリプトの中から見つけ出しその値を変更するのは結構手間である。

しかし、いざGUIを作ろうと思ったときに、基本的な知識がないために、時間がかかりすぎ、実質プロジェクトの中でその時間を作ることは不可能だった。


これから先も、そのような機会は多くはないだろうが、皆無ではないだろう。
しかも、だんだんシニア的なポジションになってきているので、他の人に使わせるためのツールをつくる機会も増えるだろう。


その時に、スクリプトの知識のない人に説明するのは大変だし、作業の効率化は限定されたものになってしまう。

GUIがあれば、アトリビュートの関係や、それらの状態が一目で把握できるので、作業効率も上がる。


そしてGUI作成の知識があり、作ることができれば、将来GUIをもったスクリプトを実際の作業の時間に組み込むことも出来る。


こういった理由からGUI作成に必要なある程度の知識を得ておく良い機会だと思って、今GUIについていろいろと勉強している。

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