日本でハリウッドVFXを制作! 「経産省アイディアボックス」 結果:  
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2010年2月3日水曜日

インタビューの誘いが!!

深夜に子供に起こされて、目が覚めたのでメールをチェックしていると仕事用のメールアドレスに新着メールが。
また広告メールかなと思って開いてみると、なんとインタビュー(面接)へのお誘いだった。
あるメジャー映画のin Houseチームの募集に関するインタビューをするので、日にちがあうかどうかの確認だった。

差出人に覚えが無く、しかもYahooメールを使っているのでちょっといぶかしい感じがする。
この映画をやっているところというとHydraulxかなと思ったが、書かれている住所がカルバーシティーなので違う。(Hydraulxはサンタモニカ)



しかし、e-mailの最後にかかれた住所をみると「C/O Columbia Pictures」の文字が!
なんとSony?!
でもC/Oってなんだろうとおもって調べると「Care Of」、日本では「気付」という記述に当たる。
だから、SONY自体ではない。


最近、応募したものでこの条件に当てはまると思われるのは、下記のもの
VFXTalk.com Job掲示板「Nuke/Maya Generalist Needed」

しかしこの掲示板の人とは違う、メールアドレスから返事が来ており一切それにはふれていない。

Sonyは広い敷地内に、多くの下請け会社が含まれており、おそらくそのうちの一つの会社だと思われるが会社名らしき物は、「- VFX Dept」のみ。

インタビューはVFXスーパーバイザーのEverett Burrell(エヴェレット・バレル)が行うと書かれていた。

おそらく、フリーランサーのスパーバイザーなどが、自分のチームを率いてSony敷地内で仕事をしているのだと思われる。
なので個々の契約はSonyと、しかし働く場所は本来のSonyのビル内ではないということになる。

こちらの求人でときどきあるのですが、作品名などが強調されず、必要最低限だけのことしか書いてない求人。
応募してみてびっくりということがあります。
スカイキャプテン(2004)の制作が行われたときも、
シーグラフLAオフィスからのメールでThe World of Tmorrowという会社が人を募集しているということと、作品の見た目について触れられているだけで、映画のタイトルなどは書かれていなかった。
実際にはスカイキャプテンのために作られたプロダクションで、かなり大規模なもので、そのときに映画関係の仕事に入って今も成功している人は多い。
このときは、どちらにしても見せられるデモリールがなかった。
3ヶ月後にスカイキャプテンの予告が公開され、そのサブタイトルから、この会社だとピンきた。
しかし、デモリールに見せられる物はそれから数ヶ月後にやっとでき、すでに募集は終っていた。
そして、その後数年して、スカイキャプテンでデビューした人に沢山であった。
それまでは学生だった人も含まれ、これを足がかりとして、映画の仕事に関わるようになった人が多かった。

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さてこの映画については、ほとんど何も知らない。
自分がやろうとする作品について知識を深めるのは、業界を知ることにも役にたつので、調べてみた。


軍隊とエイリアンが闘うという映画で、撮影は、2009年9月に開始と書かれていたので、すでに撮影は終り、ポスプロが本格的になってきたばかりと見られる。
監督の経歴からすると残虐シーンがあるんだろうなと思う。


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そして、VFXスーパーバイザーのEverett Burrell(エヴェレット・バレル)(IMDB)は、1995年までは特殊メイクやSFXの世界で活躍していた人で、1994年「バビロン5」からデジタルアーティストに転身。CafeFXのVFXスーパーバイザーとして「リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い(2003)」「ヘルボーイ(2004)」、「ブレード:トリニティー(2004)」「パンズ・ラビリンス(2006)」「The Mist(2007」、「マックス・ペイン(2008)」に参加している。
参照:AWNの記事

CG以前からの特殊効果の経歴も長く、細部にいたるまで気を配った仕事はパンズ・ラビリンスやヘルボーイで見て取れる。
こういう人の下ではたらくと、大変ではあるが、自分のレベルを引き上げることができる。
なにより、自分の好きなFX作品をてがけているのがうれしい。

今現在もCafeFXに所属していて、SONYへ出向しているだけなのか、それとも独立したのかはわからない。
以前Gnomonのイベントでヘルボーイのメイキングを紹介していたのを思い出す。
CafeFXがやったのは、怪物のセットアップや、リズの炎(フルイドを使用)で、それを説明していた。


さて、エフェクトが多いポストプロダクションだと、始まってしばらくして忙しくなると、人手不足に気づき、急遽、雇用することがある。
根拠はないが、このタイミングに合うと、レベルよりも人手が重視されるので、結構、採用される確立が高くなるように思う。
しかも今回はMiddleレベルなので、シニアレベルがてんてこ舞いの状況を改善するためと見られる。
それにMayaジェネラリスト。
映画のプロットからすると、おそらく戦闘シーンてんこ盛りで、デブリだらけなので、自分のやってきたことに合っている。
今までと違い、背伸びをしてみせる必要もなく自分の身長にも合っている感じがする。

採用されれば、仕事はすぐに始まり、うまくいけば7月までは働ける。
毎週締め切りがあるということで、TVなみのかなりハードなスケジュールが予測される。
しかし、メジャーな映画なので、もし採用されれば映画の世界に入る、良い足がかりになる。
しかも、残業代が入れば、ここしばらく貯金を切り崩していた生活の再構築ができるw

まぁ、面接まではいままでもたどりついているので、あとでがっかりしないように、期待はしないほうが言いのだが、プロダクション側のタイミング、条件ともに自分にぴったり合っており、「ひょっとしたら?」という気持ちは否めない。

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