日本でハリウッドVFXを制作! 「経産省アイディアボックス」 結果:  
●まとめエントリはこちら ●FAQ ●お問い合わせは左のメールフォームから

2010年2月21日日曜日

メモ:Making Of HBO Logo 1980 /ジョンカーペンターの音楽

http://www.slashfilm.com/2010/02/18/votd-making-of-the-classic-hbo-intro-from-the-1980s/

ミニチュアのデティールの限界を感じますが、これは現在のCGでも同じことですね。
モデリングや、テクスチャーなどは、共通点があります。

これはTVなので仕方がないかなと思いますが、映画では1/6とか1/2とかの巨大なミニチュアを作ったり、場合によっては、原寸大、もしくは原寸よりも大きな物を作ったりしています。

まぁ以下はさほど参考にはならないかもしれませんがYoutubeからなつかしいものを見つけたので 
縮みゆく男(1957)
http://www.youtube.com/watch?v=z7iqJo2-6M8

『妖怪巨大女』(『Attack of the 50 Foot Woman』 1958年)
最近では、エイリアンVSモンスターでパロディー化されたキャラがでてましたね。
ヤングスーパーマン(Smallville)のクロエの部屋の壁には、たしかこの映画のポスターが貼ってあったと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=F2cLmbCyzhE
まぁこんな映画が1983年にはダリルハンナ主演でリメイクされています
http://www.youtube.com/watch?v=OWrsLInvnTc



ミニチュア(Wikipedia)
原寸より大きい場合は、もはや「ミニ」チュアとは呼べないので、やはり大道具とかセットとか呼び方が変わってくるのでしょうか?それともスケールモデルという呼び方適当なのか?

スターフィールドのアニメーションも参考になりました。
この技法を応用すれば今でも使えそう。

----------------------------------------
関係ないですが、このHBOのメイキングを読んでて、「遊星からの物体X」のタイトルを思い出した。
板に文字を切り抜き、黒いビニールを貼り、裏から強烈なライトを照らした状態で、そのビニールに火を付けて撮影したという記事をどこかで読んだのを思い出しました。

この映画の音楽は結構好きなんですが、今このオープニングをみていてビックリしたのが作曲がエンニオ・モリコーネ
ジョンカーペンターは自分の音楽は自分でつくることが多いし「遊星からの物体X」の音楽もいつも通りのカーペンター風だったので、すっかり彼が作ったと思い込んでいました。しかも彼の作品の中では最高の音楽だと思っていました。
なるほど、たしかに彼の作品にしては音楽がまとまりすぎているぐらいしっかりしたのもこういう理由か。
エンニオ・モリコーネはクリントイーストウッドの「荒野の用心棒」、「ニューシネマパラダイス」、「ホタルの墓(アニメ)」で有名ですが、どことなく寂しげな、情緒を刺激する音楽が多いように思います。
そして、その映画にぴったりの音楽を作る人だと思います。

「遊星からの物体X(1982)」はジョンカーペンターが映画監督を志すきっかけとなった映画「遊星よりの物体X」のリメイクと言うこともあり、最高の物にするためにエンニオ・モリコーネに頼んだのでしょうか。


もしそうだとしたら、その試みは大成功、恐怖感が闇の奥底から徐々に顔をだすような映画にぴったりあった音楽になったと思います。
もちろんジョン・カーペンターの意見も伝えられているので彼の音楽っぽくなっているのだと思いますが、エンニオ・モリコーネの感情を刺激する音楽感覚が、恐怖感を引き出すのにも生きてくるとは意外な発見でした。
それにしてもオープニングはよく考えられています。
最初の崖を見あげるシーンも手持ちのカメラで、撮られていて不安感を煽ります。
他のショットではちゃんと固定されているので、これは意図的な物だったと思われます。

なつかしくなったのでジョン・カーペンターが音楽を担当した映画をあつめてみました。

ザ・フォッグ(1980)
「ハロウィン」の音楽によく似ています。
初めて見たカーペンターの作品で、これではまりました。
中学高校のころは、こんな風に霧と光を使った8mm映画を作りたいと思ってました。
でも好きな曲はこっちのほうです。

ニューヨーク1997(1981)
ちょうどマイコンが流行ってた頃ですね。
コンピューターっぽいです。
恐怖映画とは違った音楽ですが、いつもと同じ、単純な旋律の繰り返し。

クリスティーン(1983)
これはザ・フォッグの単純な繰り返しに、ニューヨーク1997の空間的広がりの感じをミックスしたような感じ。
とにかく最初から最後まで、徹底した旋律の繰り返しが心地よいです。
テンポの良さでは「遊星からの物体X」よりもこちらのほうが勝っていると思います。

ゴースト・ハンターズ(1986)
内容が内容だけに、多少雰囲気が違いますが、単純旋律の繰り返しは、彼の十八番ですね。

パラダイム(1987)
最後のクライマックスでは、結構ぞぞっときた映画です。

ゼイリブ(1988)
ジョン・カーペンターのすべての作品が好きというわけではなく、
まともに見たのもこれが最後でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿