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2010年2月13日土曜日

ジェームスキャメロンへ宛てた手紙(2)

前回のエントリ「公開書簡 ジェームスキャメロンへ :ビジュアル・エフェクツ・アーティストへの公平さについて」の翻訳続きです。
どうも難しい表現が多いので、かなり翻訳には自信がありません。


さて、この手紙は、様々なところで反響をよび、FxGuideでもfxPodcastsで取り上げられ、関連リンクをあつめたまとめページも作られていました。

アウトソーシングなどLAでの仕事が少なくなってきたことで、かなりの人が将来に危機感を感じ、注目を集めていることがわかります。




-------------以下、 翻訳---------------------------
この新しい領域は、共同して交渉する力は全く持っていないビジュアルエフェクツ・アーティストを残しました。組合を作るというずるいアイデアを理解することはできます。(訳注:このあたり翻訳自身なし)

加えて言うならビジュアル・エフェクツ・アーティストは現在、仕事をインドや中国に送っているプロデューサーからの常習的な驚異にさらされて働いています。
(皮肉なことに中国のような日常的にコミュニケーションが検閲されている国へクリエイティブな仕事を送っている(今年のオスカー・ノミネーションの発表を含み)ことは、最低金額を探しているプロデューサーには気にならないようです。


ことによると「組合2.0」:よりフレキシブルで、
今日のプロダクションの現実的な環境を計算にいれ、他の職業の人が得ているのと同じ基本的な保護と待遇をこれらのアーティストにあたえる現代的な協会が必要なのかもしれません。
解決策がどんなものであれ、重要なのは人々がこの問題に気がつくことです。

キャメロン様、このアカデミー賞の時期にあなたはユニークな位置にたっています。
あなたの映画「アバター」は9つのオスカーにノミネートされました。

いくつかの点では勝算があり、おそらく賞を受け取りにステージへあがるでしょう。
そのとき、最近NASAのについて述べるのに時間を割いたように、ビジュアル・エフェクツ・アーティストに代わって、いかに彼らが不公平に扱われているか一瞬でも、声をあげていただけたらと思います。

ちょっとした口述でも、あなたによって述べられたことは、業界とマスコミの注意をこの問題へひきつけます。
ビジュアル・エフェクツ・ソサエティーは、ライフタイム・アチーブメント・アワードを今月終わりにあなたに授与します。
あなたがタイタニック、ターミネーター2、そしてアバターのような革命的な映画はビジュアルエフェクツが重要な位置にあり、映画のストーリーを説明するのにも、商業的にも芸術的にも成功しました。

あなたの仕事によって感化され、あなたものために働くすべてのアーティストのためにも、
オスカー授賞式の夜、どんな賞をうけたとしても
ビジュアル・エフェクツを生み出した数千人のアーティストのための公平さについて、ハリウッドで意味のある会話を始めるためにもどうか、お願いします。

Lee Stranahan は、ビジュアル・エフェクツ業界で20年間も働き、それについていろいろと書いています。
またVFXについてアーティストや映画製作者、重役にインタビューするFX Mogulラジオ(ポッドキャスト)のホストでもあります。

----------------翻訳、終わり------------------------


今まで、それがあたりまえだと思っていましたが、たしかに労働時間は過酷ですよね。
それで保険などの他の映画関連職種とくらべて待遇も悪いのだとしたら、異議を唱えたくなります。

よく考えてみれば、たしかに不公平感はあります。
仕事をもらうために多少自己卑下していたようなところがあるのかもしれません。
よく考えてみれば他の分野の仕事がどんどん、CGに取り込まれてきています。
監督のイメージを実現するのに一番役にたつ機能を果たしているのであれば、映画にとっても重要な役割なので待遇をよくしてもらうというのは当然の権利かもしれません。

組合などがあれば、映画の何パーセントを給料にまわすとか、そういう交渉もしてもらえるのでしょうか?
それならいいですね。

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