日本でハリウッドVFXを制作! 「経産省アイディアボックス」 結果:  
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2010年2月23日火曜日

経産省のアイデアボックスへの投票、コメントのおねがい。

<アイディアボックスは3/15締め切りです!!> 

「ハリウッドVFXを日本で製作」するアイデアを、経産省のアイデアボックスに投稿しました。
タイトルは「ハリウッドVFXの仕事を日本で受注するための支援」 です。
https://open-meti.go.jp/ja/idea/00131/
カテゴリは「3.コンテンツ産業の振興」です。
FAQはこちらこれまでの経緯詳細はこちら



<おねがい>
日本のVFXと映画産業全般に関する現状の強みと弱みをご存知の方、またそれに対しての支援措置でいろいろとご意見のお持ちの方は是非、コメントをお願いします。
すでにコメントした方でも、コメントは何度でも追加していただけますので宜しくお願いします。

----------経産省よりのコメント-----------------


多くのコメントありがとうございます。
コメントを拝見させていただいたところ、本件に関しては、日本のVFX、さらには、映画産業全般に関する現状における強みと弱みに関する情報を把握した上で、支援措置についてアイディアを出していただくことが必要かと存じます。
当省でも昨年、映画産業に関する研究会を行い、下記の報告書を取りまとめておりますので、御参照ください。
http://www.meti.go.jp/p...downloadfiles/movie.pdf
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----------経産省より上記内容に関するコメント-------------
上記については、他の参加者の方から、映画・映像産業に関するお問い合わせが何件か出ておりましたので、皆様の議論がより進むよう、現状について、引き続き情報提供をいただければと思い、書き込みをさせていただいた次第です。
また、税制措置も含め、支援内容・形態について、御提案いただければと存じます

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このアイデアは、簡単に言ってしまうと「日本に居ながらにしてハリウッド映画の製作ができるようにしよう!」ということです。
ワーホリなどですでに海外で働いている人にとっては、帰国したときも仕事を続けることができ、学生にとっては、将来海外にでるとしても、ハリウッド映画のノウハウを国内でみにつけ、将来海外に出るとしても、その基礎を作ることができます。
起業にとっては、収入を増やし自社の設備向上、世界市場へむけた作品作りのノウハウを蓄積できます。


どんどんご参加ください。
投票、コメント。あまり堅苦しく考えず、いまの自分の感じるままで大丈夫です。

投票が多ければ多いほど、このアイデアに力を与えます。
その力とは経産省へ訴える力です。
頭の中で考ているだけで、なんらかの形で、表に表さなければだれにもわかりません。
どうか、恥ずかしがらず、自分の一票など取るに足らないと考えず、また夢物語だと考えず、行動を起こしましょう。
傍観して期待することもできますが、この状況をかえるのは一人一人の意思表示です。
学生のかたは将来の自分に関係します。
少数の意思表示が、無視されてきたからこそ、今の状況があるともいえます
3人寄れば文殊の知恵といわれるように、多くの方のアイデアが集まれば経産省の方だけでは思いもつかなかった、解決策が生まれる可能性もあります。
それがこのサイトの目的でもあると思います。
 

もしよく分からなければ、私Melonにコメント、もしくは、左のフォームからメールをお送り下さい。
どんな質問にもお答えします。

もしこのアイデア以外の物をお持ちの方は、日本のCG業界を改善するためのご自身のアイデアを是非、アイディアボックスへ投稿して下さい。
とにかく経産省に、日本のCG業界の改善を求める意見が沢山あるということを伝えるのが最重要です!!!!
このアイディアボックス以前に経産省の方とやりとりをしましたが、その中で経産省の方は一般に思われているよりも広く、真摯に耳を傾けてくださることがわかりました。
みなさんの意見もちゃんと届きます。
実際、アイディアボックスの状況は、逐次情報が届くらしく、ほぼリアルタイムで状況をご存じでした。

たくさんの方の意見をあつめるために、この意見とアイデアボックスの存在を広く伝えることに、ご協力ください。
友達、先生、親戚、上司、学生、会社員、管理職、フリーランサー、自営業、アーティスト、プログラマー、日本、海外問いません。
是非、ブログ、HP、Mixi、Twitter、メールマガジン、掲示板などでも是非ご紹介下さい。

サイトをお持ちの方はバナーもご利用いただけます。(こちら

この活動と経緯など詳細な情報は、「日本でハリウッドVFXを製作: 総まとめ」をご覧いただけます。
バナーのリンクは、ご自身のサイトで紹介してくださったページでも良いですし、上記の総まとめページもしくは下記リンクの説明ページにしていただくこともできます。
http://shikatanaku.blogspot.com/2010/02/blog-post_7846.html



-----<コメントについて>-----
投票だけでなく、できるだけコメントを書いていただけると、どのような考えをみんながもっているかがより伝わり、効果的です。 簡単なコメントでも結構です。
どうしてもコメントを堅苦しく考えてしまうようであれば、まず投票をお願いします。
掲示板、Twitterと同じように、コメントは新たにいくらでも追加できます。


特に、企業経営者、プロデューサーなど有識者の視点からの意見は経産省でも参考になります。
現役の方は当然ながら、これからの将来を背負って立つ身である学生の方の意見も重要です。

また、通常の掲示板と同じように、質問、応答ができますので、議論を展開できます。
2chのように無駄な会話は慎んだほうがよいですが、真剣な議論の場としては、居住国、年齢、立場に関係なく自由に議論を展開出来ると思います。


また、ハリウッドVFXを請け負うことで、発生した波及効果についてご存知のかたは具体例のご報告をいただけると、貴重な情報となります。
税優遇措置などの施策、それが仕事を受注することを強くサポートしていることはわかっているのですが、それにより地域などにどのような波及効果をもたらしているかということです。
政府にとってはそのあたりも、判断材料となるからです。
特に税優遇措置の地域で働かれている方で、現地情報をお持ちの方がいたらお願いします。

※注意:コメントの文字数制限は500字です。
 もし字数が足りない場合は、一度コメントを投稿し、そのコメントへの返信という形にすれば、続きの内容だとわかります。

返信をクリックした場合、コメント欄の先頭に、元のコメント番号が自動的につくはずです。(例:#001)これが表示されないこともあるので、その場合は、自分で#***と元のコメントの番号を入力すれば大丈夫だと思います。



-----<目的>-----
ハリウッドVFXを受注・製作できるようにするためには、他国との競争力をもつために政府支援が不可欠です。
ロンドン、カナダ、ニュージーランドなどの会社は、政府の税優遇措置や助成金などの支援により、ハリウッドのプロダクションよりも有利な条件となり仕事の獲得につながっています。そして、会社の規模を急速に拡大しています。
さまざまな支援策はハリウッド・プロダクションの国内への誘致にもつながります。
日本でハリウッドの仕事を受注するためには、これと同じように税優遇措置や助成金が不可欠。願わくば他国より有利な条件が必要です。
ほかにも解決すべき問題はありますのが、これらの政府支援は前提条件といっても過言ではないと思います。
また、金銭だけでなく、さまざまな面での企業支援も必要かもしれません。
今回の意見提出は、この政府側の支援をお願いすることを目的としています。



-----<バックグラウンド>-----
コストダウンのために、世界中にアウトソーシングされているハリウッド映画のVFX。
アウトソーシングされる国は、人件費が安い国(中国、インドなど)と、税優遇措置などの政府支援がある国(カナダ、イギリスなど)の二つです。
高度な技術と潜在能力を持っているにもかかわらず、日本はこの流れから外れた存在になっています。


-----<メリット>-----
★VFXの作業を通じCGのノウハウを得られる。これはCGアニメーションと共通部分が多い。
★「CG」には、3DCGだけでなくコンポジットも含まれます。エディティングは、場合によっては必要となるでしょう。ようするに現場撮影以外のソフトを使う部分にはメリットがあります。
★将来、日本で世界市場を狙う作品作りのための、ノウハウが得られる。
★ハリウッド映画は予算が潤沢なため、VFXの予算も高いすなわち企業収入があがる。
★企業収入があがることは給与アップや待遇の改善につながる。
★世界の国を相手に技術力を競うため、CGの技術力が高まる。
★すなわち、国内で予算がなくとも、海外の資本により日本のCG技術の向上が期待できる。
★国内CG業界の優秀な人材の流出が防ぐことにつながり士気を高める。
★国内の雇用促進に役立つ
★プログラミングの技術も必要とされるため、プログラマーの需要もできる。
★ストレージやレンダーファーム、ネットワークなどのハードウエア技術者の需要もできる。
★海外を相手に活躍したい営業、マネージメントの需要ができる。
★国内のCG教育機関が活性化する。
ほかにも、いろいろと多くのメリットがあります。


-----<現時点での問題>-----
★海外のスタジオと交渉するノウハウが少ない。
★英語によるコミュニケーションが取れる人が少ない。
★潜在能力はあるが具体的にハリウッドのメジャー作品を作れるほどの技術は十分でない。
★時間と費用をかけて製作するハリウッド的な運営経験がない。
★海外プロダクションと比べて受注額での競争力がない。(これを税優遇措置で解決しようとしています)
★新制度を利用して仕事を受注しようと考えるプロダクションが(現時点では)ない。
★日本のアーティストの士気が弱い(自分たちの力を過小評価している)
これらには、それぞれに対応策が必要で、いくつかは解決するのもさほど難しくはないと思われます。

5 件のコメント:

  1. VFXスタジオが日本をスキップしてインドなどに第二スタジオを作るのは、なによりも日常的に英語が通用しないせいだとあるシンポジウムでききました。

    まず、そうして考えると、現場に金をつっこむよりなにより
    「あらゆる役所のサービスを英語で受けられるようにすること」が大前提ではないかと思います。

    何年かをメドにして「地方を含むありとあらゆる公務員には英語ができないとなれない」というような政策が必要ではないかと。

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  2. 英語の問題はその通りです。
    アジア諸国は中国も含めて、ずいぶん前から英語教育には力を入れており、フィリピン人の英語の先生にお会いしたかたもあると思います。

    それが今になって、大きな差になって出てきているような感じがします。

    英会話などの勉強に、政府がお金をつぎ込むことは不要だと思います。むしろ実践で現場で身につけた方が役に立つように個人的には思います。
    あとは各個人もしくは企業努力に任せた方が健全な競争力となり効果があがると思います。

    役所のサービスの英語化は、以前に比べたら進んでいると思いますが、将来的にはおっしゃるようにすべての公務員の必須にすべきかもしれません。
    政策にすれば、その後押しになるでしょうし。

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  3. 書き忘れました。
    このアイデアも是非、経産省の方につたえたいのでアイディアボックスのコメント欄へ名前をのぞいた形で、転載させていただきました。
    もし、変更が必要な部分があればご連絡いただければ訂正可能です。よろしくお願いします。

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  4. 東京のCGスタジオでCGプロデューサーをやっているものです。弊社の場合は、社長が足かけ何年か営業し、西海岸のメジャーな会社からTVシリーズの案件を受注するに至っています。厳密にはVFXとは言えないかもしれませんが、テレビ向けのフルCGアニメーションを制作しています。言語の問題と、大型案件を受けられるだけの組織の体力、アジア諸国と比べ高い人件費をカバーするだけの生産を効率化する技術力が求められると思います。政府の援助なしでやってますけども、資金面で政府の援助があれば、業界がより活性化に貢献することは間違いありません。

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  5. Yさん、貴重なコメントありがとうございます
    海外TVシリーズのフルCGアニメというとあの会社かなと思うのですが、自分も前々から御社(その会社であると仮定して)の動向には注目しておりました。日本のきつい状況でそこまで持って行かれたことにはすごいことだと思っています。
    政府の援助がなんらかの形で、活性化に貢献するという事に現場からの声をいただき確信につながりました。ありがとうございます。

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