昨日(というか今日の早朝というか)は、learningMaya(Mel Fundamental)を読んでいるときに見つけたコマンド二つlistRelative、listAttrについてフラグを一つ一つ検証していった。
こういったやり方はいかにも日本人ぽいといえるかもしれない。
日本人は徹底して一つのことを追求する傾向がある。
それがどれだけの頻度の重要性があるかというよりも、より詳しくより正確さを求めて追求していくのである。
多くのwebサイトでは、アート指向(プログラミングを主体とすることに対して)にもかかわらず、ソフトの使い方、テクニックに終始することが多く、その結果としてできた作品は????と感じさせる物が多い。
また作品のクォリティーを追求するにしても、(自分もそのうちの一人だが)オリジナリティーや作品に合ったクォリティーよりも、リアルさを追求する。
もちろん、日本人でなくてもその傾向がある人は存在する。
しかしながら、それはパーソナリティーであり、日本人のように一つの人種で均質に勤勉な人が多いという傾向は少ないように感じる。
これは社会の仕組み、TV番組、学校教育などの環境による物なのかもしれない。
前置きはこれぐらいにして昨日、フラグについて、詳しく一つ一つ検証したのは、
1)そのコマンドを使いこなしたい。
2)一回の学習で終わらせたい。
3)ヘルプでわからないことをすべて洗い出して、クリアにしたい。
4)フラグの動作を実際に体験すれば忘れないだろう。
といった理由からだ。
しかしながら調べている内に、感じたのは、
●時間がかかりすぎる
●おそらくすぐには使わないと思われる不要な物も多い。
ようするに勉強における無駄が多いのだ。
実際には必要なタイミングで、必要なコマンドと必要なフラグをいつでもならえればいいわけで、それが段階に応じてわかればそれにこしたことはない。
500のコマンドがあっても最初に必要な物はもっと少ない。
たとえば10のコマンドを知っていればいいかもしれない。
そのうち、いろいろな機能がひつようになり、そのコマンドの数は30になるかもしれない。
そうやって徐々に必要なコマンドが増えていく。
基本的によくつかわれるコマンドから、より細かなコントロールを行えるコマンドへと必要性が移行していくと思う。
このあたりをほどよくまとめて少しづつコマンドを覚えられるようにしているのがLearningMaya(MEL Fundamental)なのだと思うが、このチュートリアル形式は実は苦手だ。
チュートリアルで勉強すると
1)手順を読んで同じように入力する。
2)コマンドの説明を読む。
3)実行して結果を確認する。
を行うのが通常の手順だが、自分の物にするためには、
4)コマンドを理解するために、チュートリアル以外の手順を試す。
5)ヘルプなどでより多くの情報を得て、自分なりにまとめる。
6)応用してみる。
というステップを踏んで初めて理解できる。
しかしながらいつでも自分が知りたいことを習えるのではなく、あくまで著者が初心者にはこれが良いだろうと思えることを順番に小出しにしている。
学校の授業と同じなのである。
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即、実践に使いたい時にはこの方法は非現実的だ。
1)こうしたい。
2)それにあったコマンドを得る。
3)使う。
この順番で、行うのが実際に一番効率がよい。
これが実現するのは、親切な経験者が近くにいる場合で、一人でするにはなかなかそうはいかない。
自分に必要なコマンドが何かもわからないので見つけるのは困難だ。
実践の場所で必要なのは、
●コマンド毎に、説明、使用例が書いてある。
●コマンド名で簡単に検索できる。
●使用頻度別にまとめてある。
●コマンドの機能がすぐにわかる。
これに一番近いのはオンラインヘルプのMelコマンド一覧だが、
★初心者には説明がわかりづらい。(初心者にはわからない情報も目に付く位置にある)
★機能が一目ではわからない。
という欠点がある。
理想的なのはこれらをすべて解決して、
実力レベルに応じた使用頻度に並び替えできるものがあると良い。
「実力レベル」という括りにすると、主観的になりがちなので、
「他のコマンドや変数への依存度」「他のコマンドの必要数」など、
単体では機能しない場合どれぐら、他へ依存するのかがわかるとそのレベルを見分けることにつながるかもしれない。
このようなコマンドリストがあれば、
必要なときは簡単な機能説明から見つけることができ。
ボキャブラリーを増やしたいときは、使用頻度が高い物から学習していけば、より効率が上がるのではないかと思った。
これに近づくには、自分の作りたいタイプのスクリプトを眺めてみて、そこにある、コマンドを勉強することか?
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