今回いろいろ調べた中であらたな収穫だったのが「クロードシャノン」である。
前々から、思っていたが、「変数」という概念もふくめ、コンピューターというのは何らかの意味、操作を
特定の記号や装置、信号におきかえている。
これは「記号論的」だとおもっていたが、その考えはまるっきりはずれているわけでもなかった。
シャノンは、「リレーとスイッチ回路の記号論的解析」という論文を書いている。
コンピュータ偉人伝
クロード・シャノン
スイッチの開閉と記号論理における真偽が見事に対応し、スイッチの直列接続はANDに、並列接続はORに対応する。
このことで、単に計算だけでなく、あらゆる論理演算がコンピュータで可能であることが示された。
翌年この論文が公刊されると影響力はものすごく、いままで10進法に基づいて設計されていた計算機の回路は、以後2進法に基づいて設計されるようになった。
まさに、ブール代数(論理演算)が、実際の物理的回路と結びついた瞬間であり、
二進法が使われるようになった起源でもある。
たしかにブール代数はすごいが、それだけでは、コンピュータの回路を設計したことにはならない。
裁判で最初と認められた コンピューター
アタナソフ・ベリー・コンピューター
コンピューター開発初期、一番問題となったのはメモリの確保でした。
また裁判では最初のコンピュータとして認められたということだが、
ツーゼのZ2にはすでに機械式のメモリが組み込まれていた。
アタナソフ&ベリー・コンピュータ(wiki)
ABC は現代のコンピュータでも使われている3つのアイデアを最初に実装していた。
1. 二進数を使って数値やデータを表す。
2. 機械的なもの(歯車や機械的なスイッチ)を使わず、全て電子的に計算を行う。
3. 計算をする部分とメモリを分離する。
アタナソフ&ベリー・コンピュータは、それ以前の計算機械からは大きな前進であったが、プログラム内蔵式コンピュータではなかった。
コンラート・ツーゼ(wiki)
ツーゼのZ3は1941年で、 ABCコンピュータよりも前である。
Z3 は二進法による計算機であり、ループが使用可能なプログラムを組むことができた
メモリと計算装置は電話機用のリレーを使っている。
コンピュータ(wiki)
チューリングマシンは非常に素直に動作する。チューリングマシンは命令とデータをメモリから取り出す (fetch)。取り出した命令を実行し、内部状態を変更し、結果をメモリに格納し、次の命令を取り出す。「停止」の命令に遭遇するまでこの手順が繰り返される。
ツーゼがZ1をベースに演算部がリレー、記憶部が機械式のテスト用の計算機Z2を作成。
ジョン・アタナソフ(wiki)
ABC
また、コンデンサによるメモリを備えていて、原理的には今日のDRAMメモリと同じである。
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