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2010年7月5日月曜日

『パウル・クレー手稿 造形理論ノート』


パウル・クレー手稿 造形理論ノート
 こんな本があるとは知らなかった。

 パウルクレーの直筆ノートの複写など、ほとんど観る機会はないだろう。
これは読んでみたい。

バウハウス関連では、ヨハネスイッテンの色彩論しか読んだことはない(しかも途中までしか)。
色彩論を書いたのはゲーテが最初らしいが「ゲーテの色彩論」の存在を知ったのはずっと後のことだ。意識し始めたのはシュタイナー教育について情報を集め始めた、ここ2~3年のことである。


現代工業デザイン教育の始祖とも言えるバウハウスで行われた教育理論は、哲学的でもあり、芸術と手工芸を取り入れており、付会しそうに根付いている。

そんなバウハウス当時の教師によって書かれた本は、現代のHowToものと比べて難解な物がある。しかし、イッテンの色彩論は、わかりやすい。
 わかりやすいが、その一端を理解すると、ほんの少しだが、宇宙の神秘に触れたような感じがする。



それにしてもこの『パウル・クレー手稿 造形理論ノート』、Amazonで27980円(中古)は、高い。



バウハウス関連ではカンディンスキーの「点、線、面」もずっと興味を持っている。
 1990年代後半には、バウハウス叢書(全14巻)が発刊されており、中古だがリーズナブルな価格で入手できる。



バウハウス叢書には、「点線面」も含まれており、以前も紹介したトリディアック・バレエの創作者「オスカーシュレンマー」の書いた『バウハウスの舞台』(バウハウス叢書4)も含まれている。


いつか、読んでみたいと、ずっと思っているが、簡単だった「色彩論」でさえ完読していない。
たぶん読んでも10%も理解できないことはわかっている。
一冊読み終わる前に、書棚の重しと化すことは見えているので、まず買うことは無いだろう。

どこかでわかりやすく解説したビデオなどがでてくれれば良いのだがw

(写真: トリディアック・バレエの衣装)

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