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2010年7月1日木曜日

Lynda.com でNukeチュートリアルを体験 (その2)

Lynda.comのNukeチュートリアルを初めて、今日で4日。
結構時間を割いているにもかかわらず、メモをとりながらなので時間がかかっていますが、なんとか半分の第4章まで終わりました。

前回のときにはわからなかった点など、ここまでで、このチュートリアルを使ってみた感想をまとめてみました。

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教え方が整然としていて、手慣れた感じがする。
可能な限り画面上の動きで、わかるようになっている
視聴者が混乱しないでついてこれるように、細かなところまで配慮されているという感じ。


たとえば、ショートカットもいきなり使うのではなく、最初は必ずメニューから実行し、
その機能を一通り説明した後に、ショートカットを説明。
その後も、重要なショートカット以外は、メニューから実行することが多い。
ショートカットを使うときには、ここでショートカットを使うと言うことを明確にし、再度ショートカットの簡単な説明をする。
こういったことを何度も繰り返す(時としてくどいぐらい)ので、ショートカットの一覧などを見る必要もなく、
ビデオに集中できる。

また、ほとんどの操作が行われているので、何がおきているのか、何をしているのかがわかりやすい。


RGBのそれぞれのチャンネルを表示するときも、何が起きているのかわかりやすくするために、わざわざプルダウンからRを選び、Gを選び、Bを選ぶというように手間をかけている。

通常のチュートリアルでは、曖昧になりがちなところ(レイヤーやチャンネルの違い)を明確に視覚化している。
一つ一つの手順をさらっと流すのではなく、明確に区切りをつけて、説明している。

あまり耳慣れない専門用語が説明なく急に出てくるが、他のチュートリアルに比べたらかなり少ない。
出てきても後で、説明していたりするので、問題はないともいえる。
(残念ながら、overなど、レイヤーの重ね方に関する用語は解説してない)

カラースペースの項目では、Nukeだけでなく、異なるファイルタイプによるカラースペースの違い、LUT(Look Up Tabel)などNukeに限らずコンポジットという作業に必要な基礎知識も十分な時間をとり、しっかりと説明している。

今のところ迷ったのは、基本的にNuke5.2をベースに説明されているため、Nuke6で新しくなった部分については、フォローされていない。
若干ノード内のアトリビュートなどが違ったりする。
時々ですが、あれっ?と思うときもありました。
他の部分が細部まで配慮されているだけに目立ちましたが、もしかしたらそれもバージョン の違いによるものだったのかもしれません。

ここまでで、つまづいた部分について書いておきます。
第一章の一部で、画像をキーボードのテンキーで移動(ナッジ)する方法。
第三章の「Preprocessing images for the viewer」でのGizmoファイルとinit.pyの保存先。(特にこちらは、明確には説明されずマニュアルを見るようにとの指示のみ。重要なファイルなのであまり自由に変えられるようにするとプロダクションで問題が起きるかもしれないという配慮からかもしれない)
同じく第三章、Bezierノードは、Nuke6ではRotoPaintノードに置き換えられている。操作も大きく異なっているので、ショートカットなどは役に立たない。
しかし描かれたBezierの基本的役割は同じなのでそのあたりはちゃんと見ておいた方がよい。
その後もBezierノードは頻繁に出てくるので、RotoPaintノードでBezierを各方法はマニュアルなどを見ておく必要がある。
これをいい加減にやると後で、つまづくのでNuke6でこのチュートリアルを進めたい人は絶対にクリアしておく必要があると思う。
自分はマニュアルは見ないで、いろいろ触ってBezier曲線を作る方法を理解した。


ここまでやってみた感じでは、ノードに関連した、コンポジットの基礎知識も含めて説明してくれるので、非常にしっかりした知識が身につけられる。
ただ、作例は本当に基本的なことなので、これをみればコンポジッターになれるかというと疑問がある。
あくまでNukeの操作を習得することが目的となっている、それでもあまりコンポジットの知識をもってない人には良い勉強になるだろう。



Essentialと名付けられている通り、Nukeの機能の要点を知るにはもってこいである。


時間が少ないので、結構飛ばしたため忘れている部分や、混同している部分も出てきているが、6章では3Dコンポジットが説明されており、早くやってみたい。

実は3章を途中で飛ばして気になった第4章のCGIのコンポジットのところを少し見てみたが、やはり順番通りやっていった方が習熟度に合っているので、全体の進みとしては早くなると思った。

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