日本でハリウッドVFXを制作! 「経産省アイディアボックス」 結果:  
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2010年5月4日火曜日

デスクトップ・モーキャプ・システム

これはすごい!!
Motion4U社から、発売されたデスクトップ・モーキャプシステム。
Xaelanderというソフトを使い、プラグインをつかえば直接Maya、3dsMax、AfterEffects上にモーションを取り込むことが出来ます。



ホームページを開いたときにイメージムービーでデッサン人形を操り人形のように操るムービーが表示されますが、まさにその通りです。


デモはこちらから!


基本的にはセットアップができなければキャラクターなどは難しいでしょうが、それでもこんなに簡単にモーキャプデータが活用できるのはすばらしいです。
しかも一番安い物で$554、ローテーションをキャプチャーできるシステムでも$1990と個人でも十分手が出る価格になっています。
(まぁ個人で必要とする人がいるのかどうかはわかりませんがw)

小さなプロダクションでも、ある程度SDKをいじったり、セットアップができる要員がもてる程度のサイズなら、かなり強力なツールとなりそうです。
特にプレビジュなどでカメラの動きを付けるときなどにも使えそうだし、
場合によっては、ダイナミックス系のアニメーション付けにも重宝しそうです。

いままでにも、Webカムを使った物やWiiのセンサーを使った物、マウスからの入力などのシステムはありましたが、どれもデモ映像を見る限り、操作しづらかったり反応が今ひとつだったり正確さが今一だったりしましたが、これは見た感じかなり良さそうです。


基本的には赤外線カメラとマーカー付のコントローラー(パドルとかロリポップと呼ばれています)が必要で、以下のような種類があります。

「XONE」: カメラ1つで3Dトラッキング(XYZ軸上の移動のみ) 120FPS
キャプチャー範囲40cm x 40cm x 40cm  : $395 (ソフト込み $554)

「X2R2」:カメラ二つを一つに収納し6Dトラッキング(XYZ軸の移動と各軸の回転)可能 120FPS キャプチャー範囲:80cm x 40cm x 40cm : $995 (ソフト込み $1990)

「XPRO」:IrLEDがレンズの周りに点いたV100カメラが二台セットになっている。6D、100FPS
キャプチャー範囲:110cm x 80cm x 110cm : $2495 (ソフト込み $3790)

 カメラはすべてUSB2.0で接続。

これからはこんなシステムを使って質の良いアニメーションがついたインデペンデント作品がどんどん出てきそう。

Nukeに対応して無くて良かったですw
対応されたらもっと仕事が無くなりそう。
(本当のところ、NukeとHoudiniへの対応を期待してますww)

さすがにこれ使ってアニメーターとしてのデモは作れないけど、
自作でアニメーション作ったり、エフェクト作るような人には向いてそう。
経過を見て、予算が許すようなら来年あたり買いたいですね。

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