日本でハリウッドVFXを制作! 「経産省アイディアボックス」 結果:  
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2010年5月23日日曜日

木工

最近はMELからどんどん離れるどころか、もしかしたらVFXからも外れつつあるwこのブログ...。
今回も、ちょっといつもと違う話です。
(ブログの方はそのうちきちんと整理しようとは思っていますが、Google検索機能がうまく働かず引っ越しや新規作成が思うように進んでいません。今は別ブログ・サービスを検討中です。)

 今日、ゲッティー・センターへ行ってきました。
ここには、美術館があるだけでなく、美しい建築や、庭園があり、休日は親子連れで賑わう場所です。
山の上にあるので、LAの町が一望できる、すばらしい場所です。
入場料は基本無料ですが、駐車場代は15ドル取られます(最近値上がりしました)。

実は、子供が、トラム(ケーブルカー)に乗りたいというので連れて行っただけなんですが、たまたまレオナルド・ダ・ビンチ展をやっており、スケッチや彫刻の現物を展示していました。

日本にみられるような電車がない(一部だけ地下鉄あり)LAで、電車らしいものはここだけなので、時々連れてきてやっていますが、今日も4往復してからやっと下車許可がおりました。
 その後は子供用の遊び場へいき、チャンスをみてダビンチ展の場所へ連れて行ったのですが、2分で「も~出る~」と言い始める始末。
なんとかだましながら5分ほどみた後、出口へ向かったら、ダビンチのデッサンを木の模型で再現したものをミュージアムショップで売っていました。
そのなかの一つが、気になってみていると、子供もチャンスとばかり「買って~」を連発。
それが、下の写真のものです。

これはRLTインダストリーというテキサスにある会社が作っているキットなんですが、実は半年ほど前からなにか木でからくりおもちゃが作りたくてずっといろいろと、考えていました。
その中で歯車が作れたら、非常に世界が広がると思い情報を集めていました。
このキットはとても原始的な歯車なんですが、一度キットで作ってみると、自作もやりやすくなるかと思い参考に買うことにしました。

 実は、うちの子供には、木のおもちゃを中心に与えています。
といっても、誕生パーティーや帰国のたびにいろいろと現代のおもちゃをもらってくるんで、プラスチック製おもちゃも大量にありますがw

木のおもちゃにしていたのは、ノスタルジーとかではなく、木のおもちゃは重いので、体積と重さの感覚を伸ばすには良いと思ったのが理由です。
ほかには木のおもちゃはヨーロッパに、おもしろいデザインのものが結構あるのでみててあきないというのもあります。(これは自分の好みですが)

でも、木のおもちゃは高いので、自作しようと思い1年半ほど前に電動糸鋸まで買いました。
しかし、電動工具をアパートで使うのは気がひけるし、日本と違い思うように木材や工具が手に入らないので、あまりたいしたものはつくれずにずるずるときていました。


ある日、木の歯車工房さんがつくったすべてが木でできたアクショントイの動画をみて、これだ!と思いました。

自分はプラモデルと共に育ちましたが、木のおもちゃはどうしてもアクションのおもしろさに欠けるので子供も興味がわかないこともあるのですが、これならばっちりです。
プラモデルを作るときにはメカの構造なども結構学べたのですが、その点も近いものがあります。
それが上記の歯車の話に結びつくわけです。
プラモデルではなく、プラモデルで自分が楽しんだ感覚を子供に与えられる道はこの方向だと思ったわけです。

まぁそんなわけで、かえって早速、「作ってよ~!」と命を受け、制作開始。
 このキットは、一枚の板からすべてのパーツが削りだしされていて、各パーツは切り離されておらず一部がつながったままになっています。
ちょうどプラモデルみたいで、これもおもしろい試みだと思いました。

日本の一時帰国時に飲み会に参加させていただいたんですが、その時さげていった、東急ハンズの買い物袋に入っていたものの一つが、この写真に少し見えているのこぎり(ピラニアのこぎり)です。
 これでランナー?から部品を切断しました。
おそらくマシニングセンターのような回転工具でコンピュータを使った加工なんだと思います。
バリ?がすごくて、ささくれ立っていますので、すべての部品に紙やすりをかけました。
子供にやらせると最初はおもしろがってやってたんですが、5分もすると「パパやっててね、●●は遊んでるから~」と、言っておもちゃで遊び始めました。

次にピン歯車の歯にあたるピンを作ります。
まぁ丸棒を同じ長さに 切っていくだけです。
長さは当然ながらインチです。
ここでもピラニアのこぎりが大活躍。
実は、このノコギリは中学生の頃初めて買ったんですが、何でもよくきれてしかも精密なので、ガンプラ作りに重宝しました。(小さいので大きなものには向きません。)

歯車をくみ上げたところです。
後ろに見えているのは子供のおもちゃの木のハンマーですが、ピンを打ち込むのにとても便利でした。

 フレームをくみ上げたところ。
このフレーム、穴にさしこんで組み立てるんですが、寸法が合って無くてぴったりくっつかない。
さすがアメリカ製。プラモデルと同じく、いい加減。
のりが乾くまで待つ必要があるので今日はこれでおしまい。
ここまで、約1時間半ほど。

下の写真は、この三日ほど前に端材セットで作った蒸気機関車。
これもピラニアのこぎりと同じ時に東急ハンズで買った端材セット と木工ボンドを使ってます。


やっぱり、日本はクラフト天国です。
こんな便利なものが簡単に手に入るなんて。

2 件のコメント:

  1. 是非MELのことも書いて欲しいですw
    MELで木のおもちゃを作って下さい(ぇ

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  2. まぁ全くやってないわけではないんですが、ブログに書くほどのこともやってないって言うのも事実なので、もうちょっとがんばります!
    MELで木のおもちゃw

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