毎年の事ながら、サンクス・ギビングを過ぎたあたりから、この業界(TVだけ?)はゆっくりになってくる。
映画とかで長期に仕事が確保されているのは別かもしれないが、テレビシリーズなどだと仕事が無くなる。
こちらはケーブルテレビでの放送が主流だが、1シーズンの放映が終ると、しばらく再放送が続く。
他にもスペシャル番組が組まれたりするのだが、そのスケジュールの組み方が、再放送を目的としているのかスタッフの休息と次への準備のために時間をとろうとしているのかはいまだにはっきりとはしない。
おそらく、後者のほうが理由だとおもうが、もう例年のことで、業界全体の雰囲気がそうなってくる。
ただし、その直前までは追い込みで忙しい日が続く。
業界がゆっくりになってくるので、その期間(大体12月後半)は仕事をしないと考える。
ようするにその期間が前倒しされる。
加えてテレビシリーズだとシーズンの最終回ということで、お金が掛けられることも多く、そうするとエフェクト・ショットも増えたり、壮大なショットとなる。
まぁ仕事が忙しいのはいいのだが、その直後から年始にかけて、仕事がかなり少なくなる。
場合によっては電話をするまで、自宅待機(給料無し)ということになる。
なので、年末年始はできることなら他の仕事ができるように布石を打っておく必要がある。
前置きが長くなったがそういうわけで、最近、人材募集掲示板に目を光らせているわけだが、
土曜日に、vfxPro.comの掲示板を見ていると、”Seeking Maya FX animator (Blastcode)”というスレッドが目にとまった。
条件をみると
ブラスト・コードの使えるMayaアーティスト募集中。
-コマーシャル、映画、テレビなどのCGポスト・プロダクションで3年以上の経験者
-Mayaライティング、エフェクト・アニメーション、基本モデリングに関する詳細な知識。
-ポジティブで、チームでの役割を受け入れられること。
もしパーティクルエフェクトで、難解なMelエクスプレションを求められるとよわいが、大旨、自分の条件は、ぴったり当てはまる。
しかも12月だけの短期。
今の職場からは、遠いが、許容範囲。
さっそく会社のWebサイトを見てみると、
スパイダーマン3,アビエイター、ナイトミュージアム2、ダークナイト、ホワイトアウト、ウォッチメン、ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝、アイアンマン、アイ・アム・レジェンド、ダイ・ハード4.0、X-MEN
を手がけていることがわかった。
気になると言えば、極最近の映画に関してはそれほど大作は含まれていないこと。
ショットデザイン(プレビジュ?)や、ミニチュアの部門での仕事も含まれていること。
今回が映画の仕事である可能性は無いのだが、もし今回の仕事で気に入ってもらえれば、将来かかわれる可能性もある。
それに映画関係の仕事がデモリールにいれることができれば、経験値がぐっとあがる。
知り合いの人でも大手のプロダクションへ応募したものの、映画での経験がすくないという理由で断られた人が何人かいるので、もし現在の、大手プロダクションへの就職活動が失敗に終っても、この会社での仕事が将来の足がかりもなる可能性は大きい。
もう一つ魅力的だったのは、ミニチュア部門をもっているということだ。
会社のデモリールを見ると、ダークナイトのカーチェイスを作ったらしい。
VESでたしか受賞したと思う。
ミニチュアは大好きなので、もし隣接する施設なら、見ることもできるかもしれないという期待がある。
ただ、今の職場を忙しい時期に抜けると、来年1月になって戻れない可能性が高くなる。
そうなるのもつらいので、ただ良いことばかりでもない。
とりあえず、応募はしておいたが、明日、会社で年末年始のスケジュールをチェックしておく必要がある。
ちなみに、VfxPro.comの同掲示板ではPixa(カナダ)での人材募集もあった。
カナダの人がうらやましい。
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