日本でハリウッドVFXを制作! 「経産省アイディアボックス」 結果:  
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2009年11月16日月曜日

2ch

先日、友人から2chで自分の作品のことが話題になっていると聞いた。

しかし、もともと2chはそれほど好きではなかったので、ほとんど2chのことはしらず、どこに書かれているのかも聞いてなかったのでそのままになっていた。


そのスレッドを見つけるのも大変そうなので、そのままにしておいたのだが、一つ前のスレッドでNew Deal Studioの検索をすると、2chのスレッド「【CG】特殊/視覚効果 SFX/VFXを語るスレ 」というのが引っかかった。

ちらっと見てみると結構、おもしろい会話がされている。

もともと2chがそれほど好きではないのは、茶化した会話や、意味のない会話が多く、必要な情報をみつけるのに時間がかかるということ。
過去スレが有料。しかもモリタボという訳のわからない名称に怪しさを感じざるを得ない。

しかし、このスレは結構おもしろそうだった。

しかし、全体を読んだわけではなく、ちらっと見ただけの印象なのであとでじっくり読むためにここにメモしておく。
【CG】特殊/視覚効果 SFX/VFXを語るスレ7【特撮】

【CG】特殊/視覚効果 SFX/VFXを語るスレ6【特撮】
【CG】特殊/視覚効果 SFX/VFXを語るスレ5【特撮】


友人の情報がどのスレでの会話のことを言っていたのかはわからないままだった。
少なくとも上記のスレにはなかった。


<追記>
7と6を読んでみたが、日本でVFXに興味を持っている人がどんなことを考えているのか、垣間見ることができた。
日本は駄目という人もいるし、日本人は優秀だが海外にいってしまうという意見もちらほらみられた。

自分も最初は日本は駄目だと思っていたが、実際には市場規模がちがうので、仕方がない部分があると今では思っている。
それを対等に比較するのは間違っていると思う。

その市場規模が違う中でハリウッドは何十年もやってきて、それぞれの分野での仕事も確立され、学校での教育もそれを目標としている。
しかも、世界中からすぐれたアーティストを得て、ふるいにかけている。

また、制作側はたとえCGアーティストであれ、コンピュータを扱うことよりも、まず「アーティスト」であることが重視される。
しかしながら、日本ではまずコンピュータを扱うことが重視される傾向があるように感じる。
それは個人の認識も同じで、CGにトライする人が作っているWebサイトは、美少女系、メカ系、どちらにしても「どのようにソフトを使うか?」「どんな機能を使うか?」ということの研究に時間を割いているものがほとんどだ。
CGに限らず、木工にしても、絵画にしても、このようなHowToに終始するサイトが多いのは日本人に多い傾向のように思う。
小さいころからいろいろなことがらを分析し、対策を打ち出すということになれておりTV番組でもそのようなものが多い。書店にもHowToものがあふれている、こちらではそれほど一般的な傾向ではないと思う。
それが悪いというのではなく、その利点は生かしつつ、もっと視野を広げるべきだと思う。

映画とは離れているが、日本において技術よりも、アート的な要素を重視し、自分のアートの目的のためにCGの技術を使っているのは、Zbrushでおなじみの吉井宏氏だと思う。
もっと映画業界に近い人といえば、Kenichi Nishida
これらはモデリングやキャラデザインの領域となる。

こういう人たちなら、十分な競争力をもった人と言えるのではないかと思う。

不思議とVFXに関しては、そういった個人のアーティストは世界をベースにみても少ない。
どちらかというと総合的な能力、技術的な知識が必要とされるので、一人ではとても満足行く物が作りきれないということもあるだろう。
どちらかというと、プラグインを作ったり、簡単なエフェクト作成ようのスクリプトをこつこつと作るような人がこの領域には多いようだ。

話をもとにもどすが、2chのスレッドを読んでいて、「インビジブルVFX」というおもしろい表現に出会った。
初めて聞いた表現だが、言いたいことはわかる。
日本独自の表現か、こちらでも使われるのかどうかは知らない。
しかし、自分の今までの仕事で、この言葉に当てはまるものは、片手に収まる程度の量しかないだろう。

そう考えると大手プロダクションですばらしいVFXを作っている人たちは、雲の上の存在のように感じる。

自分もそうなろうとしているし、そうならなくてはならないのだが、なかなか壁を破れないでいる。

 

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