数日前からFedexの不在票があったので今日夕方に取りに行った。
何か買ったわけでもないので、これもオスカー審査用のDVDかと思ったが2通もあるので、一つは違う物かもしれないと思いFedexの引き取りオフィスへ出向いた。
いってみるとオフィスからはみ出すほどの長蛇の列。
30分ほど待っていると、店員から「オスカー審査用のDVDを待っている人は、おそらく今日は無理です。2万通を超すDVDがあり、探すのにとても時間がかかります。金曜日までに再配達しますので可能な人はそれまで待って下さい。」とのアナウンスが。
SonyやDDの近くのFedexだけに映像関係者が多く住む地域なのだろうけど、2万通はすごい。
見てみると並んでいる人の大半がこのDVDを受け取りに来たひとだった。
中には「いらない」と不在票をおいて帰る人も。
幸い自分の順番になったとき調べてもらったら二通とも見つけることができ、持って帰ることができた。
二通ともDVDで、「Coraline」「District9」「9(nine)」の合計3つもDVDが入っていて、ちょっと今年は嬉しかった。
「Coraline」はすでにみたし「District9」はさほど興味はなかったが、「9」は前から見たかったのでラッキーだった。
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映画のネタバレはしたくないので、ストーリーに触れない程度で「9」をみた感想をメモしておこうと思う。
人生の中で為になる言葉や話というのは、いつ誰が効いても為になると言うわけではない。
適切なときに適切な言葉や話を、適切な手段でコミュニケートされたときにはじめて心にしみいり、そのありがたみを感じるのだと思う。
それを受け取る側の準備が整っていなくてはならない。
「臆病になると、恐れで人をコントロールしようとする」
というのはいままで、いろんな映画やストーリーで目にしたことがある。
ほぼ定番と言ってもよいキャラクター設定だ。
しかし、そのことがわかったつもりになっていたが、今回「9」をみて、それをより人生に密接に感じる事ができた。
また、「臆病になると何かをする適切なタイミングも見えなくなる。」んだなと思った。
子供を「恐れ」でコントロールしようとするのは一般的によく行われていること。
そんなことは無いと思う方もいるかもしれないが、
「そんなことすると痛いよ」「おばけがくるよ~」とか小さいときからよく言われることだ。
そんなとき、親は普通のことと思っているかもしれないが、
この「9」にでてくるナンバー1のようになっているのかもしれない。
子供にはそのように映っているのかもしれない。
それは親の失敗や恐怖、人生に対する失敗への恐れなどを反映してそれぞれの家族ごとに
その程度や、適応される状況や対象がことなるだろう。
しかしそのとき子供に植え付けられるのは、恐いからしないほうがいいということではないのか?
大人になったとき、恐いことはしないほうがいい、そういう考えが心の奥底に潜んでいるのかもしれない。
最近の統計では、幼児期に恐れを抱くことがなかった子供は、20歳までに犯罪者となる可能性が高いという統計もあるので
恐れを抱くこと自体は悪いわけではなくむしろうまく使えば有効なのだろう。
しかし、それはやはり子供に対しては注意深くやらなくてはいけない。
親の勝手で、コントロールするために使っていては、結局人に使われる人間になってしまうのではないだろうか。
子供に選択肢の多い、よりよい人生を望む親は多いが、それができるのは皆が期待しているよりは少ない。
それは、自分がが親になるときにはすでにそういったいつも日常で感じている恐怖の対象が何かと言うことがわからなくなっているほどにぶくなっているから。
自分が何に恐れを抱いているのかもわかっていないのが普通の人なのかもしれない。
子供が自分の人生を自分で選択し、いろいろなことにチャレンジできる人間になってほしいなら、
まず、親自信が人生に対する失敗への不安を乗り切ることが必要なのかもしれない。
それをせず、知識を詰め込むことと、学校のシステムに押しつけることでなんとか使用としてきたのがいままでの日本での教育かもしれない。
(知識を詰め込むことが重要とされているのは日本だけに限らないが)
やはり一番の教育者は親であり、子の人生の見本は親もしくは身近な人である。
もちろん完璧はありえない。
でも何か一つでも、自分の人生への不安を乗り切るすべを身につけ、
平常心をたもてるような人間に近づけるよう努力しないと行けないなと思った。
そういえば、「クリスマスキャロル」の冒頭でコインを死者の目におくシーンがありますが、なぜだろうと思い調べてみました。
Yahoo知恵袋「死者の目の上にコインを置く…映画で何度かそういうシーンを見ました。あれはどうい...」
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