Sonyで使われている「アーノルド」レンダラー
自分が存在をしったのは2002年ぐらいで、発売を心待ちにしていた。
しかしながらホームページも更新されず、まったく新しい情報は入ってこなかった。
そのうちMayaでMentalRayが使えるようになったり、RendermanForMayaをはじめ、
いろいろなレンダラーがでてきて、いつのまにか存在を忘れていた。
ひさしぶりにその名前を聞いたのは今年2月のSonyでの面接だった。
そして、倉地紀子氏のレポートでその詳細が判明した。
(6)『くもりときどきミートボール』1/2
(6)『くもりときどきミートボール』2/2
個人的には、とても気になるレンダラーなので、少し調べてみた。
倉地氏のレポートによると、開発者はマルコス・ファラウド氏。
オリジナルサイト(in 3Dluvr)
メンタルレイとの比較画像 (現時点の物か、過去の画像かは未確認)
ついに市販情報も発見。
海外のサイトでもなぜかmissiah studioのサイトが紹介されていたのでなんでかな?
とおもっていたらこういうことらしい。
297 名前:名無しさん@お腹いっぱい。
renderのGI計算はアーノルドと同じアルゴリズムだが
シェーダー部分はpmGオリジナルなので、
maxでレンダリングしてたアーノルド画像と比べ
印象が異なるかもしれん。
上記の比較画像のスレを読むと、
SoftimageのメイリングリストでXSIバージョン・アーノルド・デモ版のことを書いてあったと。
早速探してみるとデモの映像があった。
元ネタはXSI Base Forumのスレ「 Topic: Arnold Interactive Renderer 」。
このスレは2009年10月18日にlard(XSI Base Expert)により、「このビデオは誰かが6ヶ月前にポストしていた物で見過ごした人のために(再度アップ)」ということで始まっている。
要するにビデオ自体は4月ぐらいのころの物ということになる。
倉地氏の記事によると「モンスターハウス(2006年)」で、すでにSonyでのファラウド氏の開発作業は終っている。
SonyでXSIを使っているかどうかはわからないが、「・・・ミートボール」では、少なくとも独自システムやプラグインのクロスやヘアシミュレーション(スパゲティーなど)がMayaのUI上で使われていたはず。
そうするとXSIでのベータ版というのは、Sonyでの開発を終えて、2006年以後に開発が行われていたのだろうか。
これを日本語で検索してみると
memlogさんのほうで、先月取り上げられていたようす。
ただ詳細はまだまだ不明らしい。
(2009年11月24日 一部改訂、youtube追加)
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