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2010年6月10日木曜日

どうやってキリンを冷蔵庫に入れますか?

白石運送さんのTumbrで「どうやってキリンを冷蔵庫に入れますか?」という適正テストが紹介されていた。


正解は「冷蔵庫の扉を開け、キリンをいれ、扉を閉じる」で、まるでだまされたように感じつつも自分の深読みする習慣に気がつき、おもわず笑ってしまう。

この質問は「どうやって象を冷蔵庫に入れますか?」と続く(答え:「冷蔵庫の扉を開け、キリンを取り出し、象を入れ、扉を閉じる」)。

今日ふと考えてみると、これって「○○になるのはどうすればいいのでしょうか?」 「●●ができるようになるにはどうすればよいのでしょうか?」という質問にていると思った。


答えは「やりたいと思っていることを今やる。」「なりたいと思っている人がやっていることをいまやればいい」である。

たとえば、よくある質問「CGアーティストになりたいんですがどうすればいいでしょうか? 」
答えは簡単で「CGを作りなさい」である。



スピルバーグは映画をやりたいので小学生の頃から映画を作っていた。
今CG業界をリードする多くの人も、CGに興味を持って自らいろいろとトライしてみることから始めた人は多いと思う。



これは、かなり当たり前のこと で、「やりたいと思っていることをやる」→「その世界に詳しくなる」→「自分に足りない物が何かわかる」→「どうすればそれを補うことができるかわかる」 →「自分のなりたいものに一歩ずつ近づいていける」

という結果につながる。
自らやることで自ずと答えが導き出されてくるのである。
このとき、一足飛びに、自分のなりたい仕事をやらせてくれる会社に飛び込む人がいる。
それもまた豪快でいい。
たとえそのとき実現しなくても、学べることはたくさんあるだろう。


わけがわからなくても、とりあえずできることから始めれば、だんだんいろいろなことが見えてくるし、自信もついてくる。
内蔵HDDの入れ替えを自分でやった経験がある人は、PCの電源スイッチを入れることにも自信をもっているw



わけがわからなくても、自分のできることから始めている人は「どうすればいい?」という質問も具体的であるように思う。
「アニメーションを勉強したいんですが、どの学校がよいですか?」
「Melを勉強するのによいサイトはないですか?」
 という具合。


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「なにかになりたい」相談のときに必ずでてくるのは学校である。
学校へいって学べることはたくさんある。
しかしながら、自らスタートする意志がないとそのありがたみもわからないだろうし、学べることも半減するだろう。

最初から、自分のなじみのない世界だからといって、引いて遠巻きに見る必要はない。

少しでも触れ、その世界になじんでいくことからでも始めていくという発想と行動ができなければ、何もできないだろう。
なぜなら仕事でも人生でも、そこにあるのは「問題」だらけだから。
「問題」は興味のあるなしにかかわらず、それに取り組む姿勢から始まる。
自分が少しでも興味があることに対しても、自ら取り組めないのなら「問題」に圧倒されることになるかもしれない。

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