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2010年6月29日火曜日

LinkedIn、ILMへの就活?!、ハリウッドVFX業界就職セミナーなど

海外のCGアーティストをはじめビジネスマンにも人気の二大SNSに、「Linked In」と「FaceBook」がある。

Facebookは日本語にも対応しているのでご存じの方も多いようだが、「LikedIn」の知名度は今ひとつのようである。
日本ではどちらもMixiで間に合うので、それほど必要とされていないという背景もあるだろう。

しかしLiked Inは、海外への進出を考えている人には是非ともトライしてもらいたいSNSである。
Facebookは、どちらかというと友人関係主体、Linked Inはビジネスに特化されている。


参照:シリコンバレーでは常識,850万人が使うビジネス特化SNS「Linkedin」  (IT Pro)
参照:Linkedinが変えるビジネスマッチング


実は2008年頃には日本版も登場予定だったが、その後は話を聞かないし、未だに日本語機能も搭載されていないので、その話は流れたようだ。
ひとつ情報として、Bizzoというサイトがその日本版ではないかという話がある。
(情報元:ブログ「もっと知りたい」)

ヤフーも2008年に「CU」というビジネスSNSを立ち上げたが、事業化の見通しがたたず、1年もしないで閉鎖された





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Linked Inは、本名で登録され、就職活動用のサイトへのリンク、レジュメなども掲載することができる。
グループ活動も盛んで、ソフト別、業種(ゲーム、VFXなど)別、会社別、など様々な活動がある。
CG業界全体を包括してネットワークを構築しようとする就活用のグループなどもある。

LinkedInが便利なのは、フリーランス主体で人事移動の激しいこの業界で、知り合った人が今どこで働いているのか?また、どんな仕事をしているのか?
という情報を知ることができることだ。

また自分のメッセージを掲載しておくことも可能だし、メールの機能も持っている。
仕事を探したりすることもできるようだが、このあたりは利用したことがない。
通常のSNSと同じように、友人の友人などもこのSNSを通してコネクトすることが可能である。
そしてアップデートされた情報は、定期的に通知されるE-mailで、コネクトした人たちに配信されるので、常に知り合った人たちのアップデート情報を知ることができる。

私自身はLinked Inを活用しているとはいいがたく、
実際に知り合った人としかコネクションを結んでおらず、いままで登録した相手にLinked Inのメールでコンタクトをとるぐらいだった。

最近、プロファイルのトップに一言メッセージのような物をのせらられると知り、
さっそく仕事を探している旨、書いてみた。

即座に一人の人が連絡をくれ、ある会社が募集していることを教えてくれた。
その会社には応募して、現在は返事待ちである。


そして、先日LinkedInを通じて、別の友人からもメールが来た。
彼女とはCGの学校で知り合ったのでかれこれ7年近く前からの知り合いだ。
学校では、先生の話を一言残らず聞き逃すまいとして一番前の席に座るようにしていたのだが、日本人はなぜか一番前の席を遠慮するために必然的に私の臨席は現地の生徒で埋まることになる。
そのときに、いつも隣に座っていて、馬鹿話などをしていたのが彼女である。

学校を卒業後も、CGのイベントで会ったり、ショートフィルムのプロジェクトで活動したりもしたが、数年後に彼氏の転勤でシンガポールに行くことになった。
折しもそのときは、ルーカスフィルムがシンガポールにルーカス・フィルム・アニメーションを立ち上げようとしていた時期であった。
うちの学校から直接、大手には入れた人は経験者以外、ほとんどいないのだが、彼女は前経験もないのにルーカスフィルムに入社した。
ただし、CGではなく、ProductionAssistantとしてだった。

当時は結構どんな人でもある程度の経験があれば入れたらしく、うらやましかったが、やっとアメリカで安定し始めたときだったので、シンガポールは遠すぎた。
現在は、Coordinatorを得て、現在はAssitant Producution Mangerになっている。

その彼女から、「どんな仕事をさがしてんの?」というメールが届いた。

とりあえず「MayaGeneralistもしくはFxアーティスト」として探していることを返事しておいたところ、
「もし、サンフランシスコに引っ越すつもりがあるなら、うちのリクルーターに話をしてみようか?」といううれしい返事が来た。

しかし、こどもの学校もやっと決まったところだし、前回日本に返った時の費用や、グリーンカードの費用、しかも2月の給料が未だに支払われてない問うことで、借金しかなく引っ越し費用を捻出することもできない状況だ。

まず、何よりいくら口利きをしてもらったところで、現在の自分のスキルには自信がない。

自分のレベルでは、まず無理だが、力試しに応募してみても良いかとは思っている。
今回のシーグラフでもILMからリクルーターが来るらしいので、そこで応募することも考えていた。

仮にうまくいって面接までパスしたとしても、サンフランシスコに今すぐ引っ越すつもりはないといえば、相手も「何でじゃあ応募したんだよ!」と突っ込みたくなるだろう。
そうなると彼女の面目も立たない。

そんなわけで、彼女を通して応募するのは最後に切り札にとっておくことにして、今回はシーグラフで単独、応募することにした。
目的は、面接までいってリクルーターの人と直接話をすること。
それでLinkedInでネットワーク作りができれば御の字である。
採用されることなどはあまり考えていない。

人脈があるからと言って就職できるわけでも無し、スキルがあれば人脈なくても就職できるような気もするし....。


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ところでシーグラフ&ハリウッドでの就活と言えば、あの人の出番である。

「ハリウッドCG 業界就職の手引き」の著者「鍋潤太郎」さん。


なんと今年は、シーグラフ開催中の7月28日にLAのリトル東京にあるMIYAKOホテルにて「ハリウッドVFX業界就職セミナー」を開催するらしい。

私が特に参加したいのは、共著者である溝口稔和氏によるのレジュメの書き方、英語対策、戦略的キャリア・プランニングの講演だ。

少し前に「ハリウッドCG業界就職の手引き」を手に入れ、それを少しづつ読んでいるのだが、両氏の情報収集の質の良さとその情報入手の早さには脱帽する。
数年前から現在のハリウッドの傾向を見抜いている。

そのような人から最新の生きた情報を聞けるのはまたとない機会であり、就職活動に必要なアドバイスをいただけるのは、そうそうある物ではない。
日本では時々、こういったセミナーや講習会を開いているらしいが、ずっとうらやましく思っていたので、今回は時間さえ合えば参加したい。

セミナーの後には懇親会(飲み会)もあるらしく、きっと現地の人も来ると思うので、こちらもどんな人が集まるのかと、今から興味津々だ。

海外を目指している人は、シーグラフで現地の雰囲気をあじわいつつ
Exihibition(展示)フロアーのみだが、無料パスも毎年、いろいろなCG関係会社やグループから発行されるので、それを利用する手もある。
毎年DigitalTutorsやGnomonなどから無料パス用のコードが発表されるのだが、今のことろ、まだ発表されていない。
3Dtotalからはすでに無料パスを手に入れることができる特設サイトが発表されている。


訂正:MiyakoホテルとKyoto Grandホテルを勘違いしてました。 ニューオータニだったのは、Kyoto Grand ホテルでした。Little東京の状況がわかるかと思い文章は一部訂正して残しておきました。
 余談だがMiyakoホテルは、元々はHotelニュー・オータニだった。
2年ほど前にユダヤ系の不動産会社に買い取られ、MIYAKOKyoto Graund Hotelと名前を変えた。
現在では、経営者が日本人ではないため、日本的な良さが徐々に失われていると聞く。
顕著なのはすぐ近くにあるジャパニーズ・ヴィレッッジ。
100円ショップの商品を扱う店や、本屋もあり、現地のコスプレイヤーが集まることもある。
 ほかにもヤマザキパンや、三河屋など、日経のお店がたくさんある場所である。
しかしこちらも同時期から、コリアン系の経営者に変わったために、すでにいくつかの店がコリアン人の経営する店に変わりつつある。
現地の人間から見るとさほど変わらないのだろうが、日本人から見ると違和感がある。
両方とも、バブルの時期に栄え、バブルの衰退と運命を共にした場所である。
ここに来ると、日本人にもっとがんばってほしいなと思うのは私だけだろうか?

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