日本でハリウッドVFXを制作! 「経産省アイディアボックス」 結果:  
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2010年6月26日土曜日

地方でのCG制作についてのアンケート

元アニマの3DCGアニメーター 永源一樹氏が「石川県産業創出支援機構(ISICO)」に提出するため、

 地方でのCG制作についてのアンケート
 (〆切 2010年7月20日)


への協力を呼びかけています。

そもそも、なぜ石川県かということについて、氏のブログ「いなかで しー じー」から引用します。
  
 石川県として今、そういうことにすごい乗り気なのですが、 
如何せん情報が集まってこない、現場の人たちの声が聞けない 
というのが悩みだと仰ってました。



一地方なので、関係ないと考える方もいらっしゃるかもしれませんが、もし石川県でCG業界に関する何らかの試みが行政により行われ、それが成功すると、ほかの地方や首都圏の行政でさえ右へならえで、これから先に大きな変化につながってくる可能性もあります。

 石川県に、直接関係はないですが、神戸市のアニメーションに関係した活動もその一つの良い例といえるかもしれません。

永源さんのブログでも、行政は数字を重視すると書かれています。
数字とは現実を反映しているからこそ、行政が動くわけです。
石川県で、将来なんらかの行政の試みが成功すれば、そこに具体的な数字(行政の効果)が生まれます。

(もちろん、絶対に、良い結果になるとは限らないのですが、)もしよい結果であれば、いろいろとただ意見を述べたり、提案をするだけよりも、はるかに説得力のある数字のデータが生まれます。
 それは、ほかの行政を動かすための重要な情報となり得ます。

 そして何より、良い結果につながる良い方策を生み出すには、現場の声が必須です。
だからこそ、個人的には、このアンケートは非常に重要だと思います。


氏も述べているとおり、これが直接、行政を動かすことにつながるかどうかはわかりません。
実際、こういったことは提案してそれがそのまますぐに受理されることは、よほどの事がないとありません。
だからといって、それが無駄になるわけではなく、こういったことを継続して、いろいろな角度から活動を続けていくことで、やっと真意が伝わるのだと思います。
行政は、CG業界がどうであるかということについては、現場で働く人たちの数パーセントも把握してないかもしれません。
こういった地道な活動を続けることによって、やっとこちらの真意がつたわるのだと思います。

 私が行った、「ハリウッドVFXを日本で・・」の活動も、ほぼスルーでしたが、行政の目にとどめることはできたとは思いますし、個人的には、当初の狙い通りの結果とも言えます。
 行政を、巨大なダムとたとえるなら、その大きなダムを崩すために、最初は針の穴ぐらいしかつくれないかもしれません。
しかし継続して、そして徐々に大きな打撃を与え続けることで、それらを崩すことができるのではないかと考えています。
ダム崩壊と行かなくても、ひびを入れて水が漏れるだけでもいいんじゃないかと思います。
ダムに水が漏れ始めるって言うことは「無視できない」ってことですから。

ぜひ、このアンケートに参加して、自分達の意見を伝え続けましょう!!
そして、知らない人もまだたくさんいますので、是非ツイッターやブログなどで伝えてください。

2 件のコメント:

  1. こんにちわ、永源です。
    紹介していただいてありがとうございます。
    今、着々とアンケートが集まってきています。
    自分が思っていたよりも反響がすごいので驚いていますが、
    皆さんそれだけ関心があることだと思って励みになります。

    僕自身もまずは小さなひびでもいれられたならと思っています。
    アンケート結果と報告結果をきっちり報告していきます。

    返信削除
  2. 政府支援をうけることに関しては賛否両論ありますが、よりよい改善をしたいという気持ちそして、そこから活動することが大切だと思います。
    永源さんのような活動をしている方がいると、元気づけられます。

    がんばってください。

    返信削除