Mayaや3dsmax、Vueの3Dソフトを始め、Photoshop、AfterEffects、Nukeなどの2Dソフト、ebayやfacebookまでのビデオチュートリアルをそろえているLynda.com。
以前Mayaのチュートリアルを見たことがあるのだが、非常にのんびりしていて、すぐに眠くなってしまった。
この手のチュートリアルは教えてくれる先生によって、違うので、これだけでLynda.comを評価してしまうのは良くないのだが、それ以降、自分の中ではそれほど使い道のないサイトというイメージが定着していた。
1月ほど前に、VES会員向けに、無料で2週間、Lynda.comが使い放題というスカラーシップが実施されるという案内がきた。
申し込めばグループアカウントのログオン情報が渡され2週間だけログオン可能となる。
登録して、順番が回ってくるまで約1月待たされたが、やっと先週金曜日からログオンできるようになったので、試してみることにした。
期間が2週間と短いので、的をしぼらなければならない。
本当はHoudiniをやりたかったのだが、残念ながらHoudiniチュートリアルはLynda.comには存在しないのでNukeをやってみることにした。
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Nuke5 Essential Training
今まで、別のソフトのチュートリアルを、GnomonやDigital Tutorsなどで見たことはあるが、Gnomonは英語が早く、場合によっては進め方も早くわかりにくい。
Digital Totorsは、わかりやすいのだが、時々間違いやごまかし(チュートリアル録画中に予想外の結果がでて先生が一瞬躊躇する)のようなものがあり、どうかなぁと思う時がある。
今回、Lynda.comでのNukeトレーイングはまだ第一章しか終わってないが、今回のNukeのトレーニングは非常にわかりやすかった。
英語も適度なスピードで聞き取りやすい発音。
ひとつひとつのムービーは平均して3~4分と非常に短く、機能が絞って説明してある。
今回は入門レベルであると言うこともあり、一つ一つが簡単で、自分のペースで進めることができた。
個人的には、いままでに見てきたチュートリアル動画のなかでも一番のわかりやすさだなと思った。
それもそのはず、これはハリウッドで、コンポジット専門におしえているSteave Weright氏によるものだった。
これまでにも、「Digital Compositing for Film and Video」という本を出したり、ハリウッドエリアを中心に、各地でコンポジットソフトの講習会を開いている。
CG Societyでも7月12日からnuke6のワークショップを開く予定であり、氏のトレーニング専門のサイト「vfxIO」ではほかにも様々なトレーニングサービスが紹介されている。
これだけ、トレーニングに注力している人だけあって、Lynda.comのトレーニングも非常にしっかりした印象を受けた。
見ていて、迷いがなく、ストレートに導いてくれる感じがするので、心地よさを感じる。
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Lynda.com自体にも使いやすい機能がある。
一つは、子供が幼稚園などで、何かできたときにシールを貼ってもらうように、見たビデオ・タイトルの横にマークがつくので、どこまで見たかもわかるようになっており、進捗状況が管理できる事。
もう一つは字幕
プレイヤー内で、「CC」(Closed Caption)のボタンを押せば字幕が表示される。
これは、トランスクリプトのページ(ムービーのリスト(Table of Contents)のタブ右横に「Transclript」がある。)でも確認できる。
トランススクリプトでは、その文章のタイムライン上での時間が記されている。
その秒数をクリックすれば、そのビデオが再生されるが、残念ながらトランスクリプトに表記された時間からではなく、冒頭から再生される。
英語が聞き取れない方は、スペルもわかり辞書で調べ直すときにも便利である。
英語の聞き取りの練習にも良いかもしれない。
ほかにも、自分で注釈もつけられる、ブックマーク(このLynda.com内でのブックマーク機能)やタグ付けもできるようになっており、総合的にチュートリアルを見直したいときには便利そうだ。
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以上の結論から言うと、このLynda.comのNukeトレーニングは初心者入門用としてかなりおすすめです。
トータルで10時間にものぼるチュートリアルですが、全部で8章にわかれています。
お試しとして無料でいくつかのビデオが見れるはずなので、ぜひ体験してみてください。
ちなみに有料サービスは一ヶ月25ドルからと、お手軽です。
断っておきますが、私はLynda.comとは一切関係ありません。
2010年6月28日月曜日
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lyndaはシンボルの女性?が怖くて敬遠してましたw
返信削除あのイラストがdummies並に頭から離れません。
僕の場合、digital tutorsは間違えたときのしどろもどろ(小声でwhat's happenとかi have no idea)が結構すきですw
たしかに、怖いw
返信削除目もそうですが、後頭部の形が...w
日本の会社だったら絶対に萌え系キャラになりそうです。
あのシンボルから、初心者向けの勉強熱心な人向けサイトという感じがしてたんで、なんでCG系のチュートリアルだしてんのか理解に苦しみました。
Digital Tutorsのあのしどろもどろになる状況は、ねらってやってんですかね?
予行演習ぐらいやってから録画してほしいって思うときがありますw