日本でハリウッドVFXを制作! 「経産省アイディアボックス」 結果:  
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2010年6月8日火曜日

LA情報: カリフォルニア・サイエンスセンターなど

先日、カリフォルニア・サイエンスセンターに行った時に、化学実験を見せてくれるショーがあったので参加してみたら、

二液混合の発泡ウレタン
ほう砂+PVAで作るスライム
メントス+コーラ

を見せてくれた。
メントス+コーラを直接みたのは、始めてでしたが、思ったほどでもないかなという感じ。
それよりも下においてたパットよりも遙かにひろがってコーラが落ちていたので、後始末が人ごとながら心配になりましたw

メントス+コーラなんて日本でやったら「食べ物を粗末にして!」とすぐに苦情がきそうですが、さすがアメリカ。


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さて、この、カリフォルニア・サイエンスセンターエクスポジション・パーク内にある一つの施設です。
エクスポジション・パークとは、LAオリンピックが開かれたコロシアム周辺を公園にしたものです。
あのジェットパックが飛んできたところですね!



現在は、いくつかのミュージアムと公園などもあわせた複合施設となっており、休日は子供連れでにぎわいます。

施設としては、
コロシアム
ナチュラル・ヒストリー・ミュージアム
ローズ庭園(噴水あり)
カリフォルニア・アフリカン・アメリカン・ミュージアム

などがあります。


エクスポジション・パーク自体は駐車料金をとられるのですが、サイエンスセンターは任意の寄付になっています。
入り口に5ドル紙幣が大きく印刷した看板が立っていますが、気を強く持ってスルーすれば実質入場無料です。
特にしつこく何かを言われることはありませんが、係の人が立っていますので、スルーしがたい雰囲気はあります。
うちはいつも団体さんにくっついて入りますw

さて、ここにはいろいろな実験ができる展示がたくさんあって、休日は子供連れでにぎわいます。

最近、Exosysutemsという新しい展示ができました。

最大の見せ場は、1階から3階までの高さをいかした、巨大水槽です。
一階はトンネルになっていて、水槽の中を見ながら歩けます。
3階は屋上ともいえますが、屋根はなく上からのぞき込めるようになっており、ちょっと違う角度から見れます。

エクスポジション・パークでも一番のおすすめは、この三階の隅っこの方にある浅瀬です。

水深1m弱なんですが、細長くてゆらゆらした藻のようなものがぎっしり生えています。
カリフォルニアの豊富な太陽光をうけ、酸素が発生し泡となってゆったりと上に登っていく様はナウシカの腐海の底を連想させ、ゆったりとした気分になれます。
先日、行ったときには黄色い糸状のウミウシの卵を見ることができました。
どこにウミウシがいるんだろうと探していたら、角っこに全長50cmはあろうかという巨大ウミウシが3匹も固まっていました。
色といい形といいナメクジみたいでしたw
今思えばこれを王蟲に見立てることもできなくはない。

あと暑いときは、北極コーナーへいけば巨大な氷が展示してあって涼しいです。


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次のおすすめはAir and Space Exhibits(航空機・宇宙船展示場)
先ほどのサイエンスセンターの裏口からでて5分ほど歩いた距離にあります。
ここも入場無料。寄付を求められることもありません。

マーキュリー・レッドストーン2号、ジェミニ11号そして、アポロ18号の司令船(すべて本物)展示してあります。

特にアポロの指令船は、アポロ計画最後のもので、ソ連のソユーズと宇宙で合体した記念すべき機体です。
Youtube動画
指令線の底部は大気圏突入時に焦げたあとと樹脂が気化してして流れていった跡がくっきりと残っています。

マーキュリー・レッドストーン二号は1961年にチンパンジーを乗せて打ち上げた機体ですが、ケーブルやスイッチなどはやはり当時の雰囲気が漂っています。
よくこんなので生き物を飛ばす気になれたなという感じで、ちょっとチンパンジーに同上してしまいます。
何よりチンパンジーが座っているところから指令船底部の外側までは1mの距離もないですから着陸時はかなりこわかっただろうなと思います。
(まぁチンパンジーに状況がわかって入ればの話ですが)



ほかにも、3階には、人工衛星や火星探査機があり、天井からは二機の戦闘機がつるしてあり、2階の壁にはベルX-1(レプリカ)がかかっています。

宇宙船に並んでおすすめは、A12の実機
A-12というとあまり知られていませんが、SR-71ブラックバードの元となった前任機です。
形状はよくにていますので私はSR-71だと思い込んでました。

このA-12はいくつか展示場所が存在するのですが、このサイエンスセンターのものは、唯一作られた副座の練習機です。
(この写真のまんまです)

展示の仕方がうまくて、結構間近にみることができ迫力があります。
(ちなみに展示はAir and Space Exhibitsの展示場から少し離れた駐車場のすぐ脇にあり、Air and Space Exhibitsから行くとアフリカン・アメリカン・ミュージアムの前を通り過ぎたところにあります)

もうひとつ有名なのは下記の映画のゴルフシーンで出てきた機体です。これもSR71でなくA-12です。
">
シーグラフに来るついでに立ち寄る予定の方は是非お見逃しなく。
わざわざこれを見るためだけに、ここまで来る価値があるかどうかは人次第ですが、ほかのミュージアムもありますので、一度くらいは話のネタに来てもいいかもしれません。

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ナチュラル・ヒストリー・ミュージアムは、上野にある東京国立科学博物館みたいなところです。
展示物のくたびれ具合もよく似てます。

ここのいろいろな貴石の展示場は一見の価値ありです。
金やダイヤモンドもありますが、それ以上に美しい石がたくさんあります。
綿のような石やボーグの宇宙船ような石もw

あとは
●ほこりをかぶった剥製でつくられた巨大ジオラマ。
●化石コーナー(少し前は工事中ではいれなかったのですが、今は入れるかもしれません)
●色素の抜けたメガマウスのホルマリン漬け
●妙にカラフルな毛におおわれた恐竜の着ぐるみショー

(Youtubeでは一階展示場を歩いていますが、今は二階(三階だったかな?)の広い場所を使って時間を決めたショーに変わっています。ロープで仕切りがあって近づいてきたときでないと、触ることはできません。)

そんなナチュラル・ヒストリー・ミュージアムでも、これをみて満足!というのが石以外にもう一つあります。
それはティラノサウルスとトリケラトプスが戦っているシーンを化石で再現したもの。

実はこのエクスポジション・パークのすぐ隣は、ジョージルーカスの出身校である南カリフォルニア大学があります。
もしかしたら同じ大学を何度も受けた、スピルバーグも立ち寄り、この化石を見てたのかもしれません。
ジェラシックパークの最後のシーンでティラノサウルスが咆哮するシーンは部屋の雰囲気といい、もしかしたらここに起源があるのかななどと思いました。

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