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2010年2月7日日曜日

(゚Д゚;) :「カリフォルニアのビジュアルエフェクツ業界は、日々、弱っている」

California Visual Effects Industry Gets Weaker Every Day (AWN)
(カリフォルニアのビジュアルエフェクツ業界は、日々、弱っている。)
By Richard Kerrigan | Monday, January 11, 2010 at 10:31 am


------------以下 翻訳----------------------------
数年前にロサンゼルスタイムスの記事で、無名のプロデューサーが
「もし私がビジュアルエフェクツ・ハウスの仕事を取り上げなかったら、私は仕事を完了させることができなかった」と言っていました。
(中略)

もちろん、かれはプロデューサーが長年にわたり自分自身へ言い続けたことを公然と口にしただけです。
ビジュアルエフェクツのグループは日々弱くなっていることに自信で気がついています。
組合がないことは、ビジュアルエフェクツの領域に低予算を導入したことと合わせて、我々の商売を小さな物にとどめるように黙殺されました。
それは、最近の、カクテル・パーティーで、「最下層への競争」と呼ばれました。
あなたは、その仕事をするためにどれだけ自分を安売りできますか?
絶望へつけ込むためのスタジオの筋書きは、コンピュータはすばらしく、またすばらしいショップのツールになるための許容性と傾向をもっている。
組合は、私たち全てを見捨てました。最近の長いストライキは、我々のビジネスのもつ、住み心地の良さをみつけられるという一面を買えてしまい難しい物にしました。
これに対して、不平を言うことは、ビジュアル・エフェクツの現在も未来も変えることには成りません。

数年前のVESの催し物で、世界中(中国、インド、ウルグアイ、メキシコ、その他2~3の国)から来た、様々なビジュアル・エフェクツ・ハウスの代表者によるプレゼンテーションに出席しました。

その場所(エジプシャン・シアター)はほぼ半分の席がうまっていました。
各人達は、彼らの会社に関する短い説明をし、デモリールを見せました。
質問は、彼ら全員がプレゼンテーションを終るまで、受け付けられませんでした。
司会のヴァン・リン氏が、質問を受け付けたとき、いくつか手が上がり、差し障りのない礼儀正しい技術的な質問が訪ねられ、答える側も簡単でした。
質問を取り上げられたある人が、強くはっきりとした口調で訪ねました。「あなたがたはどのぐらいの給料をだすのですか?」と。
突然、場内は凍り付いた時間に包まれました。
ピンが落ちた音でも聞き取れたでしょう。
7人のプレゼンターは、ヒッチコックの「めまい」のショットの中におかれた7匹の鹿のようでした。

(中略)

聴衆は、答えがくるのをいまかいまかと待っていました。
プレゼンターはまたたきをしました。
中国からの責任感のある(勇敢にも...? おろかにも...?)紳士が、話を変えようとして関係ない事を言い始めました。
聴衆は、もっと話をすすめようと食い下がりました-夢中です。
彼は目をぼんやりとして、やっと口をひらきました。「1ヶ月 500ドルです
そして今度は、聴衆を凍り付いた鹿に変えました。
その解答は、聴衆から聞き流され、椅子に座り直しました。
口がゆっくり開いたり、閉じたりしていました。
百人の顔がしなだれました。
ヴァン・リン氏は聴衆が暴徒と化す可能性を素早く察知し、このプレゼンテーションはアートに関する物で、商業的な物ではないとしてこの質問をそこで終わりにしようとしました。

しかしながら、馬は納屋にはいませんでした。その猫はバッグからするりと抜け出し、ゾウのように大きくなり室内の真ん中に鎮座していました。
私たちは、我々のバージョンで1ヶ月に500ドルとは、どういう意味かを知っています。
私たちのほとんどは、両親とは離れて暮らしており、高速道路の高架下で生活しているのではければ家賃をカバーすることしかできない積立金で暮らしています。

For those in the so-called New World countries it means a house, a car and the capacity to raise a family. (訳せません!!)

スタジオやプロデューサーにとっては、単にもう一つのボトムラインの決定です。
いくつかのスタジオは、
もしかれらのレートが、カナダのもつ寛大な奨励の見返りを楽しむのそのプロジェクトのレートに一致するときのみにビジュアルエフェクツ・ハウスからのビッドを受け付けます。

みんなではなく彼ら自身のためにアメリカン・ライフ・スタイルのサポートを継続するために、外国人労働者をトレーニングすることに焦点をあてて長期運営することは安くつくのです。
それが、彼らをいやなやつにしたてあげているのです。
彼らの「人情」は、彼らの直近の家族とロマン・ポランスキーの運命に対して捧げられています。

最近、北カリフォルニアでおこなわれたアバターの上映会で、有名なVFXスーパーバイザーが、映画制作に関する最近一般的な呪文をこっそりおしえてくれました。
 「カリフォルニア以外ならどこでも」
だれかNAFTRAへ連絡する?


訳注:NAFTRA(North American Foreign Tradesmen Reporting Association.)とは、
http://www.youtube.com/watch?v=udK2LWu_MJY
既存の移民法憲法の執行を強く押し進めていく非営利団体。
違法労働者はアメリカ人の仕事を盗み、賃金を引き下げ、病院や学校などのシステムを使うが、政府はそういった問題に本気で取り組もうとしないため、アメリカ労働者のためのアメリカを守ることを目的として作られた。

--------------翻訳終わり--------------------------

工工エエエエェェェェェヽ(゚Д゚;)ノ゙ェェェェエエエエ工工

プロデューサは敵じゃないですか。
最近仕事が無いと思っていたら、いつのまにかソッポ向かれてたみたい。
そりゃぁ仕事も無くなるのがわかる。

前から作品の進行具合は本気で心配しても、アーティストの生活は、ほとんど興味なしとは、思っていましたが、やっぱりそうだったのか!
まぁプロデューサーや監督は映画が完成すればそれでいいのであり、アーティストの生み出す結果には興味はあれど、アーティストの生活には興味なしなのはわかっていましたが。
それでもそこまであからさまとは知りませんでした。
組合のないVFXは、本当になすがままです。

先日閉鎖されたCafeFX(サンタモニカ)がパンズ・ラビリンスをやったときも予算が無いため、エフェクツハウスに仕事を依頼することはできない。そこで、エフェクトハウスを制作チームに取り入れて、共同制作という形をとる方法がありましたが、これからもどんどんそういうのが増えていくのでしょうね。
まともにビッドして仕事をとるという方法では、生き残りにくくなっていくのかもしれません。


また中国や、その他の後発国も、これからどんどん本格的なVFXに入り込んでくると思われますが、たとえ、それで現地の賃金が4倍になったとしても、まだこちらよりも安いですからね。
いまは少し仕事が流れ込んでいるロンドン、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドもあまりのんびりとはしてられません。
そのうち誰もやらない、(給料が安すぎて)仕事になってしまったりするのでしょうか??
まぁ、仕事の内容がおもしろいのでそれでもやるとは思いますが、生活はくるしくなりそうですね~。

   

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