日本でハリウッドVFXを制作! 「経産省アイディアボックス」 結果:  
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2010年2月10日水曜日

面接

 先日の面接は、いろいろと先方とのスケジュールがあわずに、のびて、今日いってきました。
Sonyのツアーで以前いったところで、 たくさんあるビルの内の一つでした。
入り口で電話するように言われていたものの、車に電話を忘れて取りに帰ったので、10分ほどおくれ、さらに電話をしようとしたら圏外でかからず。
いろいろと歩き回っても圏内にならず、結局、ちょうど飲み物を買いに行って返ってきた警備員に話したら快くいれてくれた。

警備員につれられて中を歩いていると、各部屋の入り口には、現在のプロジェクトを書いた張り紙が貼ってあり、
うわさのグリー●ラ●●ンをやっているところもあった。
普段はニュースなどで「制作中」としかみないが、こんなふうに制作場所をみると、うわさではなく本当にやってるんだなと実感する。


結局30分おくれで、オフィスに着いたが受付に誰もおらず、ノックをしても誰も出てこない。
奥ではミーティング中らしい声が聞こえる。
話の仕方からエヴェレット・バレル氏らしい感じがする。
入ってすぐの棚には、ストーリーボードとかかれた分厚いフォルダがならんでおり、入り口の白板には、撮影時にスタッフ全員で写した写真がかかっていた。
これをみるとああ撮影がおわってポスプロに入っているんだなと言う実感がわく。

 結局、エヴェレット・バレル氏はミーティング中で、あうことはできず、 CGスーパーバイザー二人と話をしたが、発音がわかりやすく、すぐに返事を返すことができた。

仕事の内容は、やはりほとんどが戦闘シーンで、
デブリだらけという感じ。
他にはエイリアンのアニメーションが必要になるとのこと。
おもしろかったのは、一人の人が
「バトルだから。」「戦争つくってるからね。」と、話の区切りがあるたびに繰り返してました。

 
質問ではガラスがわれるシミュレーションについていろいろと聞かれ、
あとはNukeが使えるかどうか聞かれた。
シーンセットアップからコンプまで、一人でショット全部を仕上げるという感じ。
まぁ話を聞いていると本当に自分のデモリールのいろいろな側面、
(トラッキング、キャラクタアニメーション、デブリ、煙、その他)があちらのニーズにマッチしていると感じた。

他には、デモリールのカラスが本物にみえたとほめてもらえた。
最初はデモリールだけをみて本物だとおもったらしく、ブレイクダウンにあったワイヤーフレームをみてCGと気がついたらしい。
ブレイクダウンにはデモリールにのせていないワイヤーフレームのスクリーンキャプチャーを載せていたのだが、それが幸いしたようだ。
さもなければスルーされていた可能性もある。
答えに関しては、できるだけ具体的な回答(シミュレーション時間とか制作日数)をこころがけ、余計なことは言わないように気をつけ、答えはできるだけポジティブに答えるようにした。


全体的に手応えは、悪くない。
二人ともメインはコンポジットらしく、3Dのことは掛かる時間とかの客観的なことが気に掛かっていただけで、それが思ったほどのものだと感じたら安心したらしい。
またNukeを使うらしいが、一人は教えていたことがあると言うことで、教えることには自信があるらしく、さほどつかえない事を気にしている様子はなかった。


現時点では、クオリティーがそれほど要求されていなくてできあがりまでの速度が優先とのこと。
プレビジュとTVの中間ぐらいのクオリティーで仕上げて、監督にみせるらしい。
それにより、タイミングやエフェクトをつめて、後にこれが本格的な作業のリファレンスになるらしい。


ここ2ヶ月ぐらいは、一日10時間、1週間6~7日というスケジュールになるとのこと。
(休みほとんど無し?!)
一日に1ショットぐらいのペースでやる必要があるとのこと。
現在のショットが一通り終ったらこんどは、最終的なクオリティーの物をつくっていくことになり、
8月ぐらいまで仕事はあるとのこと。

なかなか大変だが、まぁ現在とさほど変わらないという感じはする。

とりあえず、決定はプロデューサーの判断に任されるので、
返事は後ほどということになった。

それほど背伸びしなくてもできそうな仕事だし、うまくいけば映画界に食い込んでいくための経験を徐々に積んでいく、よい経験になりそうだ。
もし気に入ってもらえたら、次の仕事でも使ってもらえるかもしれないし、何より監督に近いところで仕事ができるというのは、ハリウッドの仕事のやり方をより身近でみれる可能性がある。
エヴェレット氏の元ではたらける役得かもしれない。


(追記)
コーディネーターから連絡がきて、明日朝、電話でプロデューサとレートについて話をすることになった。


(追記:2月12日)
プロデューサーは忙しくて話せないと言うことで、コーディネーターの人にレートを伝えた。
以前よりも3ドル高いレートを伝えたが、もしレートが高すぎて落とされたら嫌なので、仕事に参加できるほうが重要なので、柔軟に対応しますので、高すぎたら教えてくださいと念をおしておいた。

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