日本でハリウッドVFXを制作! 「経産省アイディアボックス」 結果:  
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2009年12月14日月曜日

コンタクト(5)

今日、面接のお礼を兼ねて、少し補足のメールを送りました。

面接のことを反省していて気がついたことで、出来ないことややってないことを正直に言うのは良いが、それに対して何も言わないと、それで満足しているのかなと思われるかもしれないので、「毎日、勉強して自分のスキルアップに励んでいます」というような内容を書いておいた。

あと質問としてどんなコンポジットソフトをテストの時に使っているのか聞いてみた。

すぐに返事が来て、コンポジットソフトはシェイクとNukeを使っているとのこと。

それから1時間ぐらいして、丁寧なお断りのメールがきました。

「面接に来てくれてありがとう。しかしながら今回は、おまかせできるような仕事がありません。しかしながら来週、もしくは来月にはこの状況は変わるかもしれません。この次に、あなたができそうな仕事が来たときのために、あなたのレジュメをファイルさせてください。またお気軽に連絡ください」
という返事がきました。

面接があってからここ数日考えて、気持ちの整理も付いていたのでさほどショックではなかった。
むしろ、今は良し次に向かってがんばるぞという気持ちがある。


実は、いつも、人に言っていることで、なかなか信じてもらえないことがある。
それはどんなことも自分がまず決めなくてはならない。
そして迷い無くそれがおきるという確信をもてて決断できた場合それは実現すると言うこと。
そしてそれは良いことも悪いことにもあてはまる。

簡単に言えば、良いことも悪いこともすべて自分がどこかで決めたこと。
悪いことのほうが確信がたかければ、いかに良い方向に考えようとしてもそれは盲目に信じることになり確信にはならない。従って悪い結果となる。

このことがうまく説明できなくて歯がゆい思いをしていたのだが、今回のことで少しだけ説明がつきそうな感じがする。

決断することですべてがおこるならこんなたやすいことはない。
しかしながら100%の確信に近い形で決断できることはそれほどない。
とくに経験がないことに関しては当てはまる。
せいぜい、マイナス部分の考えを避けて、決断したつもりになるぐらいである。

「確信した決断」と「確信できていない決断」の違いをあげるとすれば、
決断をさまたげるマイナス要素に対して、それが現実となる可能性のほうがリアリティーが高く、それに対する自分の注意が固着している。

そして、思考の中のマイナス要素を取り除くために、プラス側だけを見ようとすることは、マイナス要素をみないようにしているだけで、それが無くなったり、そこから固着した注意が離れたわけではない。
一番多いケースがこれで、自分がそうなっていることにさえ気づいてないことがほとんどだ。
証拠となるのは、ときどき、意味もなく不安が頭をもたげてくるというこでも言える。

ではどうすれば、固着した意識をマイナス側からプラス側の要素へ持って行けるのか。
これがどうしても説明できなかった。
そして、自分もその部分を解決することがなかなかできないでいた。
今もうまくは説明できないが、今回の面接を通して、なんとなくわかってきたことがある。


今まで、映画の仕事をもっとできる環境へ移行しようと考えていたが、どこかしら躊躇した感じがぬぐいされなかった。
それは相手が何をもとめているのかわからない。
そしてそれが自分にあるのかどうかもよくわからない。
というところに起因していたように思う。
そしてではどうすれば、それが解決できるのかがよくわかっていなかった。
この部分にまつわる不安は自分にたいしても明確でなく、さまざまな原因を推測するだけで、ゴールの見えない問題のように感じられていた。

ここ2ヶ月の間に2箇所の面接をうけ、いろいろな点で、相手が求めている部分が現実的に少し筒わかってきた。
それにより、自分がどうすべきか、そしてどのぐらい頑張る必要があるのかが少し見えてきた。

ようするに現時点から、目標への到達までに必要な事がみえてきたということだ。
これがあるとプランも立てやすいし、自分の目標へのステップが見えてくる。
そして、自分のマイナスポイントはマイナスポイントとして捉えた上で、自分の注意(意識)は目標へとポジティブな方向へ向かう。

あとは自分次第であるということがわかる。

ようするにここで確信により近づいた決断となったわけである。


簡単にいうと、
「将来への予測が大体でも立てられることに関しては人は、確信に近い感覚を持つことが出来る。」
ようするに将来への予測を、自分が信じられる程度のもので作ることができるなら決断力を高めることができる。
そして予測を信じられる程度にするには、多くの情報を集める必要がある。
その情報は、インターネットや本からのものだけでなく人からのもの。
そして今、自分が決断しようとしている物事や目標に関して、生の感覚を得ることが重要である。

逆に言えば、将来への予測を確信にちかい形で建てられる人。
いろいろな物事を現場で肌で感じ、そして自分の感じていることやそれまでに蓄えられた知識をすべて予測することに用いることができる人ほど、それができる範囲が広がる。
金持ちになろうと決めてなれる人。
夢を実現しようと決めてなれる人というのは、そういう人なのかもしれない。



今回は、面接を二回うけたことで、相手の要求を肌で感じることができた。
それが現在の自分自信を冷静にみて、将来へのプランを立てることに役立った。
明確なプランではないが、自分の心の中で方向性を決めることには役に立ったと思う。

今も、まだ不安はあるが躊躇する気持ちはずいぶん少なくなった。
あともう一歩だと思う。



 

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