以前からGPUアクセラレーションについて触れてきましたが、
思っていた以上に業界の変化は早いようで、GPUを利用したリアルタイムレンダリングソフトは、すでに販売されているものもあり(しかもそれほど高くない)、今年前半には他からも発売予定となっています。
おそらく2010年中~2011年前半にはレンダリングに関しては、一通りの選択肢が出そろっていそうです。
2011年後半~2012年にはバグフィックスもすすみ、いよいよ本格的に採用しないところは取り残されるのではないかと懸念してしまいます。
Arion(Comming soon)
fryrenderをGPU+CPU+LAN(LAN上にある他のコンピュータのGPUとCPU)でアクセラレートするArion
fryrender v1.5マスターパッケージは795ユーロ(約$1142)(Arion別売)
(情報元:スギログ)
Octane render(2010年2月リリース予定、Win版Demoバージョン利用可能)
GPUベースレンダリング
CUDAサポートのビデオカードで動作(例:Geforce GTX 260 )
価格:先行販売価格99ユーロ(約142ドル)、販売価格199ユーロ(約285ドル)
V-ray RT(Siggraph2009)
OpenCL対応版でのリリース予定
pentaRay(In House)
WETA+Nvidia共同製作した演算処理エンジン
(情報元:succhin。)
Fully Ball (販売中)
Real Time GPU レンダリング
Dynamicヘアをサポート
デモの音楽が軽快でいいですね。
パス分けのレンダリングができるなら、TV程度であれば、これで行けそう。
最上位クラスのMasterで$2200、最下位クラスのLightは$490
Brazil v2 RT + Caustic(Siggraph2009)
リアルタイムレイトレースAPI「Caustic GL」を使用(?)
ただし、3dsMax用
BrazilはMaya用のベータは存在すると聞いたことがありますが、この調子だと正式版はでないかもしれませんね。
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高パフォーマンスのGPUカードをもったPCを新たに数台+GPUレンダリングソフトをそろえるのと、今までと同じレンダーファームのパワーアップを図るのとどちらがコストパフォーマンスが高いか?
実際に比較してみないとわからないですが、個人的な印象から考えると、HD-TV程度のクオリティーで、3~4人で制作する環境なら、やっぱりGPUリアルタイムのほうが良いような気がする。
単純にレンダーファームの時間というよりもやはり、トライ&エラーの時間を節約できるので、全体の製作スピードを上げることが出来るのではないかと思います。
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