日本でハリウッドVFXを制作! 「経産省アイディアボックス」 結果:  
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2010年1月7日木曜日

インターネット勤務可能なハリウッド・ワーク

Vfxpro.comの掲示板におもしろい募集が出てました。

インターネットが使える環境であれば、世界中どこでも働くことができるというものです。
登録者は
●LAベースで現場へ行ってはたらく
●インターネットベースで、自宅から働く。
とうい選択肢から選べるようになっおり、世界中どこからでも働くことが出来ると言っています。

EngineRoomVisualArts」というグループと言っています。
「Engine Room」の名前は、もともとは「EngineRoom」というプロダクションから来ているようです。

おそらくEngineRoomがこのシステムの主運営者であり、あえて「グループ」と言っているのは、他のプロダクションにも条件付でこのシステムを利用できるように解放しているのかもしれません。

raDARというサイトでアーティストとして登録できます。
ホームページで個人情報と、使用できるソフトや自分のPC環境を登録します。
仕事に関してはなにもかかれておらず、あちらから声がかかるのを待つしかないらしいです。
まぁこっちの会社らしいです。
声がかかるのが、明日になるのか10年先になるかは、まったくわかりませんw

EngineRoomはTVのCMやタイトルを作っている会社で、Webサイトでみると、映画関係では、スカイキャプテンやダビンチコードのティーザーを手がけたようです。

スカイキャプテンというと、かなり昔ですが、グリーンスクリーンのコンプとプレビジュを主にやったようです。スカイキャプテンで働いた関係者がプロジェクト終了後に同志を集めて作った会社かもしれません。


個人的には、この締め切りにシビアな世界で、どこの馬の骨ともわからないアーティスト。しかも散在した地域から雇用するのは、プロダクション側にリスクがあると思います。
相手の進行状況が見えにくく、時差などのもあり、即座の反応が得られない可能性も高くなります。

低予算のプロジェクトでは背に腹はかえられない状況で利用することはあるかもしれません。
しかし、ある程度まとまった予算のある映画のプロジェクトでは、あまりメリットがないように思います。

会社の規模ややっている仕事から考えて、低予算の小規模のプロジェクトで、しかも軌道に乗るまでは、締め切りにシビアでないプロジェクトのみインターネットから仕事ができるのではないかと思います。

まぁ、要はすぐに「ハリウッド映画のショットを自宅で作れる」というような甘い物ではないでしょう。
ただプロジェクトに参加できれば足がかりにはなるようには思います。

一定の効果がでれば、あとは見た目の検討をVFXショットほどシビアに繰り返す必要がないアシスタント的な活用やロトスコープ、トラッキングなどには有効でしょう。
他には、デモリール見ただけで、この人に任せれば安心と思えるような、すばらしいアーティストなら話は違うかもしれません。

登録にはレンダーファームの項目もあるので小規模な自営業者の活用も考慮に入れているのでしょう。
もし、そういった人達が集まれば、仕事は全部ふっちゃって、プロデュース業だけで食べていけますしね。設備を抱え込むリスクも減ります。
プロダクション運営との方法としては、アイデアはおもしろいですね。
   

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