日本でハリウッドVFXを制作! 「経産省アイディアボックス」 結果:  
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2010年3月1日月曜日

VES受賞作品の中にモデラー成田さんの参加作品があった!

(改訂:2010年3月1日、内容に成田さん自身が受賞したと誤解しやすい記述があったので変更しました。)

今日、行われたVES2010年の受賞式の結果が早速、VESのホームページに発表されていた。

個人的に親交がある、成田昌隆氏が関係している作品がノミネートされていたので、その成り行きがきになっていた。
46歳の新人モデラーとして、CGworldでも紹介された氏であるが、分野が違うとはいえ現在の職に就く前に数多く作られた、模型やCGの腕はすばらしい。
詳しく話を伺ったわけではないので、これは私の勝手な解釈だが、まさに趣味を通してえられた、厳しい目や姿勢で自らの将来を切り開いた見本ではないかと思っている。

田宮やバンダイの模型で育った自分としても趣味的な領域が一致するので、頼もしい限りだ。

彼のWebサイトをご紹介することの許可をいただいたので、ここにご紹介したい。
ここでは、今回のCMをはじめ、過去のCGや模型作品を見ることができる。
http://www.masacgi.com/



さて、CM部門では、このモデラーの成田さんがモデリング、ルックデベロップをメインでこなし、、そしていくつかのライティングなどにも参加したAudi  Intelligently Combinedが受賞した。
成田さんの、二つ目のCM参加作品とのことだが、彼自身が受賞したわけではない(理由は後述)が、そのクオリティーが多くの審査員の目を引きつけたことは確かだろうと思う。

VESサイトでは、残念ながら受賞者の中に彼の名前は、挙げられていなかった。
VESには人数の制限があり、作品のアイデアを出したり製作を導くといった根幹部分にかかわってきた、監督、スーパバイズした人達が優先される。それに彼らは長年このきびしい業界で、すごしてきた人達なので報われてしかるべきとも言える。


しかし、このCMはパーツが主役だし、その主役を作り出し、その重大な役割を、しっかりとこなした成田さんの貢献は、すばらしいと思う。
 今回は受賞メンバーには入れなかったが、彼の高い技術が、公に評価されるきっかけとなり、きっとこれからの活躍に結びつくことと思う。
この作品はDigitalDomain在籍時のものだが、現在はMethodに移籍されて、近々公開されるある有名なホラー映画に関わられている。
着々と、ステップアップされており、まさに日本人の底力を感じる。
是非、これからもがんばっていただきたいと思う。



さて今年のVESで、個人的に他にも注目していたのが学生部門だった。
実際にノミネートされていたものはこれが学生の作品か疑うほどのクオリティーをもったものがリストアップされていたので、どれが受賞してもおかしくはなかった。

ここでは、They Will Come To Townというこれまた学生の作品にはみえないほどすばらしい作品が受賞した。
このような作品が作られると、自分のような人間は居場所が無くなり困ってしまう。

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