ハリウッド映画業界での、VFXアーティストの悪待遇を巡り、フィルムメーカー、脚本、写真家であるLee Stranahan氏のブログや「The Huffington Post」へ掲載された、
「公開書簡 ジェームスキャメロンへ :ビジュアル・エフェクツ・アーティストへの公平さについて」
(翻訳:1、2)
これは現状のVFXアーティストが他の映画製作者に比較して公平な待遇を受けていなことを、ジェームスキャメロンの力を借りようと、書いた手紙でした。
日本でのVFXアーティストへの待遇はハリウッドよりも悪い面があるようですが、ハリウッドではVFX業界 対 他の映画業界(脚本業界、俳優業界、カメラマン業界)などとの待遇の差がありすぎて、それが不平不満と成っています。
今やVFXは映画産業になくてはならない要素であり、それを担うVFXアーティストの立場をより向上させて、もっと良い待遇にしてほしいというのが今回の運動の要素となっています。
さて、この手紙は、本人が思っていた以上の波紋を引き起こし、氏のブログの2月18日付エントリ「My Week in Review」によると以下のようなことがあったようです。
●業界最大手のバラエティー誌でも取り上げられた。
●デジタルドメインの創設者スコットロス氏との対談も行われたそうです。
●FX GuideのJeff氏によるインタビュー
●サイト:Motiongrapher
●サイト:cracked.com
Mar 29, 2010 夜7時から、「VFX Online Townhall:an open disccusion of a visual effects industry in transition」というオンライン・イベントが行われる予定です。
チケットは48時間で、1000のチケットすべてがSold Out。
オンライン・イベントなので、そのうちYoutubeなどでアップされる可能性もないとはいえません。
パネリストは、
ワーナーブラザーズの副社長「Chris deFaria」
VESチェアマン「Jefferey A. Okun」
デジタルドメインの創設者「Scott Ross」
という錚々たる顔ぶれです。
急激にとは行かないまでも、確実にその波紋は広がっているようです。
また、他にもじっとしていられない人がいたようで、これとは別に以下のようなブログも作られていました。
Visual FX Digital Artists Guild:: A Blog to Discuss the formation of a VFX Digital Artists Guild
0 件のコメント:
コメントを投稿