日本でハリウッドVFXを制作! 「経産省アイディアボックス」 結果:  
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2010年3月28日日曜日

vfxmarketplace

以前、「インターネット勤務可能なハリウッド・ワーク」で、EngineRoomVisualArtsをご紹介しましたが、このVFX Marketplace.comも似たようなサービスです。

EngineRoomVisualArtsは、(おそらく)自社でうけた仕事をインターネットでアーティストに配分してやってもらうというやり方でしたが、VFX Marketplace.comはアウトソーシングの場所、すなわち仕事をアウトソースしたい会社と、アーティストを結びつける場所を提供しているという感じです。

また仕事自体も、1ショットから可能と言っていますので、時間がないアーティストや、短い期間だけの仕事でも、必要なときに必要なだけすると言うことも可能なようです。
ただ、現実問題、ショットをばらばらに依頼して最終的な見た目の整合性がとれるとは思いませんので、1ショットづつ分けても問題のない作業(ロトスコープやトラッキングなど)か、1ショットですべて終ってしまうような仕事しか依頼できないとは思います。
(実際にデモ映像内のショットの詳細をみると、ロトスコープなどのようです)
もしかすると、オプションとして依頼する会社側で、複数ショットをまとめてでないと受け付けないシステムなどがあるのかもしれません。

また、守秘義務を守りきれない面もあるので、大手の会社がこれを利用するとは思えません。
なので、おそらく小規模のプロダクションからの依頼がメインになると思います。
ということは、予算も少ない、テレビやCMもしくはインデペンデント系の映像が多いような感じがします。

くわしい説明を読んでいませんが、おそらく仕事を依頼したい会社は世界のどこにあっても依頼できると思いますし、アーティストも同じだと思われます。
なので、必然的にハリウッドの映像業界に関われるとは限らないことになります。

仕事にありつけない時間を、使ったり。
まだ経験がない学生さんには有効かも知れません。
また仕事を通して英語の環境になれるきっかけになるかも知れません。

ただ、サイトも出来たばっかりで、まだ仕事はなさそうです。
以前、登録したEngineRoomVisualArtsもすでに4ヶ月近くが立ちますが、音沙汰無しですので、このサービスもどこまで盛り上がるかは不明です。

もし、サービスが成功しても、この手のサービスはおそらく売り手市場だと思いますので、仕事が欲しいアーティスト側にとってはほとんど仕事が回ってこない可能性も否定できません。

こういうサービスがどんどん増えて実績をあげるようになれば、そのうちロトスコープやトラッキングなどの基本的な作業は、ほとんどがこのようなシステムになるかもしれませんね。

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