日本でハリウッドVFXを制作! 「経産省アイディアボックス」 結果:  
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2010年3月10日水曜日

面接

昨日話した面接へ行ってきました。

ここ6年ほど、いつも見ていたビルで、外観はさほどきれいでもないので、まさかそんな大監督のプロダクションとは思っていなかったのでビックリです。
実際、googleマップでもちゃんとプロダクション名が読めます。
メールの指示通り、入り口のインターフォンから話してゲートの鍵をあけてもらって敷地内にはいります。
中にはいると駐車場をはさんで両側にきれいな平屋建ての建物がふたつあります。
インターフォンで話したときに左にあるビルへ行くように言われていたのでそちらへ向かいました。
右にあるビルにはその監督のプロダクション名が書かれており、外からガラスの入り口を通して、
ちらっと見ても撮影で使われたと思われる黄色いロボットの 大きな頭部がロビーに鎮座しているのが見えてああその監督のプロダクションであることがわかります。

しかし、向かったビルの入り口にある名前は、自分が面接に行く会社とも異なる名前があり、入ってもアーティストが作業しているっぽかったので、聞き間違いかと思い、そこをでて、右にあるビルへ確認に行きました。
しかし、受付の金髪お姉さんに声をかけるが早く、一瞥されただけで「Left!(左!)」と軽くあしらわれてしまいました。
後はこっちの存在がないかのごとく手元のコンピュータ画面に向かってもくもくと何かしてます。


まぁ、あまりにも有名なので、チラ見でも良いからと冷やかしで入ってこようとする人間もいたりするのかもしれません。
入る人間の制限をきびしくするようにも言われている可能性もありますから仕方がないですね。(と自分に言い聞かせる。)


ちなみに自分が面接に行く会社は、プロジェクト毎にいろいろな会社を渡り歩いているようで、今回はたまたまこの大監督の映画なので、このプロダクション内の場所を借りているようです。
(人材派遣ではなくて会社の上司から部下まで会社自体が移動していくような形態です。)

さて、先ほどのビルに入って作業しているアーティストと思われる人には声をかけないで、奥へ入ろうとしたら後ろから名前を呼ばれました。
振り向くと先ほどアーティストと思われたのは、メールでコンタクトをとってくれたプロデューサでした。


面接自体は今までの面接で一番スムースに進みました。
二~三わかりにくかったのですが、いつも通り、わかったフリをしてなんとか切り抜けました。
(実際は相手がスルーしてくれただけで、こいつ大丈夫か?と思われていたかもしれませんが)
大体2~3人ではなしているとき、言葉が通じてないと分かると通訳が入ります。
本当の通訳ではなく、私の発音や言いたい意味をくみ取ってくれて、分からない他の人に説明してくれるという意味ですが。
これが入ると、ああ英語が通じてないなというのがわかります。
これがどれほど、影響するかはわかりませんが、こんなことはない方がよいに決まっています。
あいにく今回も通訳はいりました orz




今回はレート(時給額)さえ聞かれませんでした。

実際には、キャラクターアニメーションに強い人がほしかったみたいなので自分が合格したのかどうかもわからないままです。
よくよく考えたらこの段階でキャラクターアニメーションが必要となると言うことはかなり見せ場の部分かなとも思います。
たしか撮影が5月に始まるので、それにあわせての準備であり、ロケ地の関係からすでにクライマックスシーンの準備かもしれません。

ひとつ気になったのは、デモリールの中にある触手系のアニメーションに興味をしめしたこと。
どうやって動かしたのかを聞かれました。単なる個人的な興味からなのか?それとも次回作ではそのような動きが必要なキャラがでてくるのか?


仕事自体は今すぐあるわけではなく、監督とショットについて話し合い、ショットの分析をし、実際のショットにブレイクダウンして、からそれから必要であれば、雇ってくれるようです。
おそらく他にも色々とコンタクトしていると思われるので、可能性はいつもとかわらずまったく不明です。
とりあえずCG始めたときからやりたいと思っていたという気持ちは伝えておきました。
ショットが決まり、何人か面接した中で可能性がある人にコンタクトをとり、その中でレートが良い人を採用されるのだと思います。

もう一つ気になったのは、英語の聞き間違いでなければ各アーティストが使うマシンは各自のレンタルだということです。
なるほど、そうすれば機材の費用がかからないので、会社としては運営が楽です。
ちなみに面接をしてくれたスーパーバイザーのマシンが足下にあったのですが、見たこともないような巨大なマシンで、通常のデスクトップの4倍ぐらいの容積でした。

帰りに駐車場に止めてあるそのスーパーバイザーの名前が書かれた許可証がおかれた車は新型のBMWでした。ここまでの大作に関わっているスーパーバイザーだとたとえポスプロ段階だけでもかなり、収入があるんだなと思いました。

さて、予定される作品は監督のサイトにはすでにカウントダウンがあり、2011年7月の公開を目指すようです。
撮影がたしか5月に始まるとどこかで見たことがあるし。
ロケ地もシカゴ、モスクワと決まり、たしか昨年10月にILMと5時間におよぶミーティングをしたと伝えられています。
5月に撮影が始まるとしたら、撮影準備のためにも3月~4月始めにかけて仕事が入る可能性が大きいですね。

とりあえず、現状自分でできるとしたら、試しにいくつかシーンをつくり追加のデモとして送ってみるかなと言うところです。(時間があればですが)
採用されなかったとしてもやる気は買ってもらえると思うし、自分の勉強には成ります。
明日この監督のDVDを買いに行ってみようっと。


しかし、丁度日本への帰国とだぶる時期なのでどうなることか。

それにしても何のことを言っているのかわからない人には全然ちんぷんかんぷんですね。
すみません。

2 件のコメント:

  1. melonさん、はじめまして。
    私は業界人でこそ無いものの、CG業界への就職を目指しMaya(特にMEL)を勉強しているmarkと申します。
    いつも業界の動向に関する考察やMELのTipsなど大変興味深く拝見させて頂いてます。
    ぜひ、これからよろしくお願い致します。

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  2. markさんこんにちは、最近Melの話題が少なくて済みません、このようなブログでもお役に立てれば幸いです。

    私もCG業界へ入る前は、仕事が終った後に3DsMaxをいじってた(Mayaじゃないんかい!というツッコミは無しと言うことでw)のを思い出しました。

    頑張って下さい。

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